2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6月24日・金曜

東北北部は梅雨の末期のような大雨。一方関東各地は昨夜も熱帯夜。本日も南風が吹き荒れてさらに暑くなる。埼玉や群馬では39度にもなる。気温とともに電力使用率もぐんぐん上昇す。供給余力は僅か数パーセントとなる。 放射能対策などは自治体の方が素早く動…

6月23日・木曜

早朝に余震。マグニチュード6.7で盛岡震度5弱。都内は2程度。再び余震活動が活発してきたよう。昨夜はいきなりの熱帯夜だったが、団扇に扇風機で何とか持ちこたえる。 午前中は雨も降り幾分涼しかったが午後からかんかんに晴れ暑くなる。ただし東北全般は…

6月22日・水曜

一日晴れ。夏至。気温はぐんぐん上がりとうとう真夏日となる。足柄茶からセシウム検出。全量廃棄となる。また放射能は未検出とのことで第一原発から北側の水域での鰹漁解禁。東北も真夏日で、避難所の体育館には冷房も冷蔵庫もなく、簾に扇風機さらに蚊帳を…

6月21日・火曜

一日曇ったり晴れたりまた雨が降ったり不安定な天気。午後は一方的に晴れ昨日以上に蒸し暑くなる。東北も入梅。汚染水処理装置の故障はまだ直らず。各地でマグニチュード4から5前後の余震が数時間おきに起こり都内も微震多し。 皆が脱原発への知恵を色色と絞…

6月20日・月曜

第一原発はアメリカ直輸入で、非常用電源を地下に置いたのは、ハリケーン対策からだという。彼の地で想定される最悪の事態は、大風で木か何かがが飛んできて発電機を壊すことで、壊してはならないからわざわざ地下に置いたのである。これが今回津波で水没し…

6月19日・日曜

第一原発の汚染水処理装置はようやく本格稼働し始めたが、昨日わずか5時間稼働しただけで故障する。放射性物質が予想以上に吸着したことが原因とされるが、なにぶんにも急拵えの非常緊急特別施設なので早く直してうまく動くよう祈るのみである。 一日曇り。…

6月18日・土曜

その昔往来にひどく不便なところがあり、禅海という和尚がノミと槌だけで岩をくりぬき路を造った。これが所謂青の洞門で、開通後は通行人から通行料を取り立てたというから、日本最古の有料道路である。高速道路の土日1000円乗り放題と地方路線の無料化…

6月17日・金曜

JRの夏の節電ダイヤが発表される。来週から平日の昼は1−2割、支線区だと3割も減るところがある。通勤電車など5分も待ちたくないのが人情だから、まして暑い中待たされるとなると利用者は辛かろう。長い編成をぶった切って小編成でいいから、時間通りに…

6月16日・木曜

太陽光や風力で発電した電気を電力会社に全部買い取らせる、自然エネルギー全量買い取り制度というのがある。元々は温暖化対策で震災前から検討されていたものだが、野党の反発があって未だ成立をみない。此の期に及んで経済界や電力会社から反発があるとい…

6月15日・水曜

いよいよLED電球にしようかと思ったが、その長い寿命を聞いて恐怖した。凡そ4万時間。1日10時間使っても10年もつと言う。如何せん10年は長過ぎる。10年もたてば、家人のどちらかかあるいは両方ともこの世にいないだろう。猫もいないだろう。私…

6月14日・火曜

首相は脱原発をアピールしたいらしく、自然エネルギー懇談会を催す。しかし参加者は、音楽家やサッカー監督といった文化人が多く、経済人は一人のみ。脱原発はいかに経済界からの反発が大きいか、示唆に富んだ人選となる。ただ首相は本気で原発と戦うつもり…

6月13日・月曜

第一原発の汚染水浄化施設の試運転始まる。浄化といっても一種の濾過装置で、水に混ざった放射性物質を別の物質に吸着させ、放射能の非常に濃いものと薄いものに分離する装置のことである。放射能の濃いところは特製タンクに入れて何十年も保管することにな…

6月12日・日曜

早朝に浜通りで震度4。都内は微震程度。以後数度の余震あり。首相は被災地を訪問し健在ぶりとやる気をアピール。被災者から逆に励まされる結果となる。一方政治空白を招かないために、首相は早く退陣せよとの声が与党内の中間派あたりからもしきりに出てく…

6月11日・土曜

今日であの日から3カ月となる。昨日づけの死者は15405人、行方不明者は8095人。身元不明の遺体は2000にのぼるという。今も全国から警察官が入り捜索は続く。避難所では未だ9万人余が暮らす。復興庁の創設と復興債の発行が決まり、国会では被…

6月10日・金曜

新しい非常食セットが来たので、入れ替えに有効期限が切れたアルファ化米を昼食にした。これは古代からある糒の現代版で、乾パンに代わる非常食の本命とされているが、とても平時に食える代物ではなし。 第一原発避難地域や津波被災地では空き巣が多発してい…

6月9日・木曜

先月分の検針票が来る。前年同月比およそ15%の減で約5000円。初夏の頃は最も電化製品を使わないので、主な削減は電灯とテレビの節電によるものである。トイレに残った100ワット級白熱電球も球切れを待つことなく先月引退させた。電気が売れないのであれば…

6月8日・水曜

一転して午前中は雨。気温低め。安物のプラスティックバケツなどを外に放置しておくと1年たたずに、色褪せてボロボロになる。少し押しただけでバリバリと壊れてしまう。太陽光の分解力は相当なものだと思う。歴史ある建造物も何のメンテナンスをしなければ…

6月7日・火曜

仮設住宅ではなくいきなり復興住宅を建てる試みが被災地にあるという。入居期間が限定されている仮りの住まいよりも、少し待ってでも本居をつくるのである。なんでも仮設住宅の建設と撤去には500万はかかる。それに住宅再建支援金の300万を加えれば8…

6月6日・月曜

首相退陣後は大連立内閣にするという。復興関連の法案と予算をどんどん通すためだと言うが、どうも大政翼賛会的な発想は好ましくない。復興予算の付け方には大して異存はないが、予算の集め方は各政党によって大いに違いがあると思う。どこを削りどこから取…

6月5日・日曜

義援金の配分も遅れているようで方方から批判が出ているが、窓口となる役所も被災しており、配分のペースは中々上がらない。今までに2500億程度集まった義援金も一人当たりにすると数十万円の範囲というから当座の生活資金で消えてしまうだろう。奥尻の…

6月4日・土曜

しかしなぜそこまでして首相を退陣させねばならないのか、元代表の個人的な怨念だけで説明しようとするとやはり不自然なところがある。一説には政界に深い影響力がある電力業界とそれらに近い経済界などから首相降ろしの圧力があったと言われている。東電の…

6月3日・金曜

一夜明けてみると、首相はいつになったら辞めるのかが議論の的になる。首相は第一原発の冷温停止がその時期になると言うが、収束の目途すら立っていないから当分頑張るつもりなのだろう。土台無茶苦茶な退陣論であったから、意地でも退陣しなさそうである。…

6月2日・木曜

一日冷たい雨。不信任案採決直前に首相が退陣表明。身内の倒閣運動に折れた形となる。もっとも震災対応が一巡したのちの辞任だからいつになるかは明言されず。与党は割れずに残り、不信任案は大差で否決。思えば既視感のある政争であった。元は昨年秋の与党…

6月1日・水曜

原子力の平和的利用。数十年前はたいへん輝きを放つ言葉だったという。あの破壊をもたらした原子力が電気を作り日本を豊かにする。それは素晴らしいことではないかと。そうして日本の原子力発電が始まったらしい。今となっては信じ難い夢物語である。むろん…

5月31日・火曜

津波被災地で居酒屋が再開したとテレビのニュースが伝える。紙コップに紙皿での提供だが生ビールに焼き鳥もあった。こんな時期に再開してよいものかと店主はしきりに恐縮していたが酒場も重要な社会インフラである。私が店主だとしてもいち早く復旧させたに…

5月30日・月曜

原発賠償条約というものが存在していたが日本では原発事故は起こらないという前提だったので未加盟だったという。加盟していないと現地で裁判を起こされ多額の賠償を支払う恐れが出てくるそうで、政府はあわてて加盟を検討する。しかし事故を起こした後から…

5月29日・日曜

首相は首相の器にあらず…と政治評論家連は言う。なんでも少数政党の少数野党から出発してきた人物だから独断激高が目立ち、利害や意見の調整が苦手なのだと言う。なかなか言い得て妙だと思ったが、一方彼らは危機には強いリーダーシップが必要だとも異口同音…

5月28日・土曜

東電無配で都バスが赤字転落。なんでも市電時代の発電設備が戦後東電に統合された関係で、都は多くの東電株を保有しその配当をバス部門の収入に充てていたという。なるほど以前はバスカードで都電に乗れたが電車のカードでは乗れなかった。都電と都バスは同…

5月27日・金曜

今朝は余震も電話もなかったが、夢の中で大地震が発生し結局起こされる。関東直撃の大揺れで台所のてんぷら鍋がひっくり返った。てんぷらなど年に数度も揚げないから、夢の中でも誠に運のない話である。 原発周辺の一時帰宅進む。また被災地はひどい悪臭に悩…

5月26日・木曜

企業名というのも面白いもので世界のトヨタは元は豊田自動織機であり、もうなくなってしまったが化粧品のカネボウは鐘淵紡績、東レは東洋レーヨンであるがレーヨンとはスフつまり人造絹糸のことだと云っても最近は中年ですら縁遠いであろう。 ちなみに東京電…