過去しか映さないテレビ

 テレビはあんまり見ないのですが、ケーブルテレビ経由で昔の番組はよく見ています。「特捜最前線」とか「銀河鉄道999」とか。つまり、テレビの中は80年代でいっぱいというわけです。(またパソコンでは某有名動画投稿サイトで昔の音楽ばかり聴いてしまいます。)
このバブル経済直前の日本の空気感がいいですね。なんか、みんな真面目に生活していた感じがします。たとえば、夏は汗をかき、顔がみんな真黒です。街は、今より汚いけど、生活感があっていいですね。
そして飛躍を恐れずに言えば、輸出で日本経済は潤っていて、正規雇用中心で、給料も上がって、子どもは親や教師の言うことを聞いてくれて、人生の目標が立てやすかった時代…と、賞賛したくもなります。
しかし、当然それは、過去を美化しすぎているのでしょうね。むろんこの時代は、男女不平等・受験戦争やいじめ・政治家の腐敗などは、今よりずっとひどかったと思います。
テレビで過去ばかり見るのは、いい加減にやめにしようと、時に自らを戒める日々です。