「一時停止だろ!!」と突然怒鳴られた彼としては、なぜ自分が怒られるか理解できないようであった。そして獣じみたうなり声をあげて走り去るのが精いっぱいだったようである。彼のスポーツ車は無灯火でもないし、道のどちらかといえば左側を走っていた。そして、そもそも彼の道路にその「一時停止」の標識はなかったのだから…。
でもこういう運転が非常に危ないのです。一方通行路を自転車で逆走する際は、自分の道路が非優先であっても、交差点に一時停止の標識は付いていません。したがって、交差点進入時に自分の道路が優先であると勘違いしやすい。
クルマのルールに従って安全運転しているつもりでも、自転車運転にはこういう盲点がありますので、くれぐれもご注意ください。そして、このような交差点に自転車専用の一時停止の標識を作ってもらえないものでしょうか。同様の事故が多発しているようです。これは有意義な公共事業と言えるでしょう。