3月20日・日曜

 テレビは民間放送・公共放送ともに平常に戻りつつあると言ったところか。ただしスポンサーはつかないらしく毎回毎回同じ道徳CMが流れ視聴者を閉口させている。
昼はそばにした。よく行く立ちそば店は照明が半分以下で昼でも暗い。やはりスーパーの棚は三分の一近くがガラガラ。コメやパン・納豆・牛乳は多少回復したのに対して、今度はビール類が欠品し始めた。別にビールがなくても困らないがお酒全般がなくなってしまうと困る。
 カツオの刺身を買って、震災前に買っておいた山口の清酒「獺祭」を開ける。ただ震災の雰囲気では今一つうまくなかった。このお酒は先々週の四国旅行の帰りに広島の駅で購入したものだが、帰ってくるなり東北が被災した。あああの旅は楽しかったし、あの頃は良かったという思いを起こさせるものである。二週前とはまるで世の中が変わってしまった。
 相次いで電球型蛍光灯が切れる。本来そんなに消耗するものではないが、先週来の頻繁な点滅の動作に嫌気がさしたとみえる。これも震災の影響であろう。鉄道では支線区がようやく動くらしい。相模線など電気不足を理由にずっと休業で気の毒であった。全面運休と言うのはあまりに酷な話である。まるでこの路線は不採算なので非重要線なのですと言わんばかりの対応であった。
 この連休中の計画停電はないとのこと。埼玉県民の知人は停電に対して怨嗟の声をあげていたが、停電区域外で電灯が煌煌と灯っていればそれも無理もなかろう。この地域差はいったい何なのか…。午後に警察官巡回。振り込め詐欺に注意しろとのこと。世田谷警察は暇である。