4月17日・日曜

 朝起きるとのどを痛めたようで一日調子が悪い。日中は晴れるが風が寒い。方々で震度3程度の地震が起きているが大きなものはなかった。原子炉の安定までの工程表が東電から提示される。数カ月はかかるようだが、誰も信用したようには見えず。
近所の店にようやく電池が並び始める。購入してみると日本メーカーの海外仕様のもので緊急輸入されたものらしく、表記が全て英語であった。
 地方選が近いせいか与野党の対立は先鋭化し、震災復興ムードとは程遠い政争が続く。むろん与党内も。最近は首相の施策よりも人格そのものを疑う声も出ているあたり、ますます泥仕合の様相を深めている。この点ではまるで震災前に戻ってしまったかのようである。
 日本の高度経済成長を支えた要因はいろいろあるが、そのひとつに自然災害の少なさという点もあったと思う。伊勢湾台風あたりから数十年は安定期が続いたのは日本にとって幸運だったのかもしれない。95年の阪神の震災以来地震が数多く起き、そして多くの人が指摘するようにリスボンの大地震のごとく今回の地震が起きたのである。高齢化した日本に復興は厳しい…。