4月30日・土曜

内閣参与が抗議の辞任をしたそうである。なんでも現在の放射線に対しての基準は甘すぎて、子どもが集まる学校施設等はもっと厳重にすべきである指摘したが、意見が全く採用されなかったとのことである。この人は東大の教授で震災以後首相に特別に請われて参与になったが、政府寄りの安全委員会の意見が採用されたのであろう。涙ながらの辞任会見となったが、連休中とあってかメディアの取り上げ方が大きくないのが、かえって不気味である。そういえば、政府なり東電なりの責任ある立場の人の涙と言うものを初めて見たような気がする。むろん彼は一参与ではあるが。
一日風が強く、午後から再び余震が多くなる。国会も連休返上で法案を通してはいる。さすがにこんな時期に外遊する議員はいないようである。