5月28日・土曜

東電無配で都バスが赤字転落。なんでも市電時代の発電設備が戦後東電に統合された関係で、都は多くの東電株を保有しその配当をバス部門の収入に充てていたという。なるほど以前はバスカードで都電に乗れたが電車のカードでは乗れなかった。都電と都バスは同門で、同じ鉄道でも地下鉄とは別会計なのだろう。路線バスなど儲からないものの代名詞だからこれから大変である。そういえばあのはるかな尾瀬も東電の所有である。尾瀬は東電の前身会社の一つ関東水電がダムを建設しようとして取得した列記とした私有地である。現行の東電を解体するにしても、戦前からの連綿とした利害が絡み合って、なかなか大変そうな作業である。現在の政治は、それらの一つ一つを交通整理するだけの忍耐を持ち合わせているだろうか。首相は外遊中だが、こうしている間にも方方で鹿ケ谷の陰謀が続いているようでテレビの討論番組なども喧しい。
石勝線でディーゼル特急列車が火を噴く。停車した所がトンネルだったのであわや大惨事になるところであった。かの特急には何度か乗ったことあるが、乗るたびにいつも胸のすくような疾走感であるが、事故の脱出者は皆顔を真黒にしていたから、今回ばかりは胸の詰まるような窒息感を味わったようである。自慢の特急列車だけに道民はがっかりだろう。トンネルからライトに照らされた煙がごうごうと立ち上る映像は荘厳ですらあった。台風と梅雨前線の為一日を通して雨。気温低め。一日蟄居する。東北急行運転。先日買っておいた会津のお酒3合を飲んだ。ただし運賃不足のため翌日以降の運転は不確定。