6月4日・土曜

しかしなぜそこまでして首相を退陣させねばならないのか、元代表の個人的な怨念だけで説明しようとするとやはり不自然なところがある。一説には政界に深い影響力がある電力業界とそれらに近い経済界などから首相降ろしの圧力があったと言われている。東電の解体と浜岡原発停止への強い反発があるのだと言う。だとすれば首相は一種の政治的なテロに遭ったと言えるのかもしれない。
二本松や福島市といった中通りの汚染もかなりひどいらしく子どもを中心に大勢自主避難している。いわば縁故疎開であるから費用は全て自費である。長期にわたれば家計負担も相当なものになるだろう。また多くの放射性物質が降り注いだホットスポットも広範囲に点在していることも判明。セシウム半減期はあまりに長い。
一日晴れて暑くなる。昼は初冷やし中華。また昨日ようやく資金が供給されたので東北急行も運転再開となった。二本松の吟醸酒を購入。瓶の裏にもラベルが貼ってあり、蔵は被災したが貯蔵庫は無事だったので、いっそ倒れてこぼれてしまったものとして酒の売り上げは義援金に回す旨が書いてあった。