6月6日・月曜

首相退陣後は大連立内閣にするという。復興関連の法案と予算をどんどん通すためだと言うが、どうも大政翼賛会的な発想は好ましくない。復興予算の付け方には大して異存はないが、予算の集め方は各政党によって大いに違いがあると思う。どこを削りどこから取り立てるのか、これは全国民にかかってくる問題である。また大連立は期間限定でその後は総選挙をすると言うので、またぞろ政界再編ということになろう。
一日晴れて気温は30度近くなる。太陽光発電は調子がよさそうな日和となる。第一原発では2000人が働いている。防護服を着ての作業は水分補給もままならず、また中高年が多いから熱中症で倒れる人が続出している。当初作業員の日当は数十万との噂も流れたが、実際は数万円だという。その多くが下請けの作業員である。
中通りの学校では放射性物質対策で窓も開けられず、この時期に長袖にマスク掛けで登校している。運動会も水泳授業も全て中止とのことである。そう云えば都内中学校の移動教室も中止である。例年会津地方に行っていたはずである。会津会津だか、同じ福島県ということで敬遠されていて気の毒なことである。午後出社。立ち飲み屋に、たことんびの燻製があった。たことんびとはたこのくちばしの部分で非常に噛みごたえがある。何度も噛んでいる内に顎と頭がすっきりして来る。たまにはこういうものを食べなくてはならないと思った。