7月12日・火曜

昨夜政府の地震調査委員会から三浦半島の断層が動くとの警告あり。云わば地震注意報の発令だが、とは云うもののここ数十年単位の事で、急にどうこうと云う話ではなし。これは常常思う事だが、いざ地震へ備えよと云われても、先ずどうしたらいいのか見当がつかない。地震の後に来る津波やその後の大きな火災なら多少なりとて対策を立てる暇があるが、地震の揺れそのものの場合は対処の仕様がない。職場や学業を放棄して安全地帯に疎開する訳にもいかず、大枚を叩いて堅牢な家に建て替える訳にもいかず、非常食と防災用品を揃えるのが精精である。それでもいざ地震が来れば、警告通りああやっぱり来たかとなる訳で、揺れている間多少心持が太くなるのがせめてもの幸いであろう。恐らく地震とは、日常の感覚からするとあまりに出鱈目な頻度で起こるので、交通事故や失火の様に真面目に対策を施す程の脅威ではなく、またかと云って無視を決め込む程の過小な危険でもない。全くもって厄介な代物である。
一日暑く33℃に達する。火曜不出社。無為に過ごすのも何なので、都内の野球場で野球観戦。露天の球場は風が吹けば涼しく気持ちよかった。但し試合展開は思わしくなく、また昨夜飲み過ぎたのかお酒も飲む気になれず、わざわざ持ち込んだ甲類の焼酎も結局持ち帰る。試合後も真っ直ぐ帰宅する。