7月17日・日曜

夜の気温は20℃にも達しないので、久久に朝まで直通睡眠となる。午後から庭で火をおこし肉を焼いて食べる。夕方になると肌寒く、火を茫茫焚いて漸く丁度良い温度となる。この涼しい空気を暑い地域に何とか移送できぬものかと思案するも妙案は浮かばず、やはり人の方が動くべきとの結論に達する。その後深夜まで延延お酒を飲む。
尚信州は中部電力管内にて節電奨励も小規模で、万事ゆったりとした感じである。店も列車も電灯の間引きなどはせず、またテレビ等でかしましく節電奨励される事も無い。ただ県内の新聞などを読むと、牛肉の放射能汚染ばかりは大袈裟に扱われているようで、何だか牛も肉屋も料理屋も気の毒な程である。汚染牛などという言葉も多用されるが、それでは丸で牛が勝手に汚染したようである。大気汚染にしろ水質汚濁にしろ、汚い方を後置して修飾させる筈であるから、牛肉汚染または牛汚染と云うべきであろう。