7月21日・木曜

総額二兆円の第二次補正予算が成立。また一般的には今日から夏休みだが、福島では長期間地元を離れるサマーキャンプなどが人気で、子どもたちが続続脱出中だと云う。実質的な疎開である。皆何処かへ行ってしまっては、地元の学習塾などは大変であろう。入るはずの夏期講習代が消えてしまっても東電の補償の対象にはならないと思われる。
牛を汚染させた稲藁の問題も拡大中で、特に太平洋側で春先に乾燥させた春藁がセシウムを被っているという。春藁は人気商品で、相当遠くまで取引されていたとのことで、藁汚染は静岡辺りまで及んでいる。農林水産省は、藁は秋までに取り込んでいたとばかり思っていたそうで、流通の禁止はしなかったそうである。役所の現場感覚のなさが、今回の被害の拡大を招いている。藁の汚染は必然的に牛の汚染を招き、当初10頭前後から始まった牛の汚染は、汚染疑いを含めるとあっという間に1000頭を越えてしまった。
午前中は小雨が残り、午後は多少晴れたが気温は異様に低く25℃に達せず。まるで避暑地に居るような感じである。今日は土用なので鰻屋はがっかりだろう。只ここまで涼しいと色色と用を云い付けられて結構忙しい。まずは新造された高枝切り鋏で枯れ枝を切り、方方の片付けと掃除をした。
午後出社。社用で近所の郵便局に行ったが、中に入るとむかむかするほどに暑い。窓を開けると強盗入口になるから閉め切っているのか、単に職場に閉じこもる余り外の気温を知らないのか、恐らく後者であると思うが、外が涼しいのに我慢大会の様に締め切る様は滑稽ですらあった。