7月22日・金曜

経済団体などは現政権への恨み節を滔滔と述べているようだが、それらの不満の根源の多くは電力不足にあると見える。電力が足りないのなら、海外に工場を移転させるなどと逆に政府を脅す始末ですらある。そもそも電力供給に不安があるのは、夏場の二箇月、つまり一年に12個ある月のうちのたった二つ(しかも恐らく今年限りの話し)であるが、その二箇月間でさえ我慢できないと云うのであるというから堪え性がない。これでは政府からの電気の配給を、口をあけて待っている幼鳥そのものである。企業人としての創意工夫もあったものではない。
経営者たるもの軽井沢か何処かで文句を垂れるより、この際社長業を休業し、海の家か山の家をおったて、汗だくになってでもアイスクリームや麦酒を売って社員の給料を捻出するぐらいの気概を持たなくてはならない。なお昨日、二次補正予算は首相への献金問題が紛糾し、成立しなかったとのこと。こちらも何の気概も無い事に代わりはなし。
午後出社。7月の検針票が来る。昨年同月比35%減。蛍光灯4割減と冷房設定27度でこれだけ減らせるのである。今日も異様に涼しく、ひょっとすると今年は冷夏になるかもしれないと思った。