7月24日・日曜

福島から大量に転校生が流入する見込みの山形の学校では、二学期以降教室や机が足りなく恐れが出てきたと伝えられる。どうにか一学期は耐えてきたが、夏を境に本格的に移住することにした家族も多いのだろう。避難するのしないので家庭内不和も多発とのことで、被害の拡散は続いている。
また北からの冷気を引き込んできた台風6号は本州東岸から離れ、次第に夏の空気が戻りつつあるが、例年よりまだまだ涼しく日中は30℃に達せず。電気も大して売れないから助かる。
講習の為日曜も出社。今夏から入って来た生徒もいるので、最初が肝心と授業にも熱が入る。二次方程式の解の公式の導き方や解との関係について熱弁を振るうも、前前からいる口の悪い生徒連には、まるで人が変わったようだと指摘される。いやいや世の中、玄関と勝手口、よそゆきと普段着、表通りと裏通りが一致してしまえば社会と云うものは何の面白みもなくなるのだよと反駁す。それに普段着であっても、そんなにみすぼらしいものは着せていないはずだと怒鳴り散らしてみる。退社後、日曜の立ち飲み屋に顔を出す。曜日が違えばお客も違い、普段とは亦違った感じだったが、特に得るものはなし。