8月25日・木曜

昨夜から雨が続く。節電夏の陣はほぼ終了とのことで、早くも冬の陣が始まったようである。何でも昔ながらの石油ストーブがフル生産だと言う。となると今年は灯油売りが目立つかもしれない。灯油売りの車は大抵「月の沙漠」か「たきび」のメロディーオルゴールを掛けて来るから情緒があっていい。私なぞあのメロディーを聴くと冬の短い陽の光と相まって、何もしていないのに胸を締め付けられるぐらいである。それに引き替えエアコンの温風は乾きすぎていて心も体がチクチクする。何もかも昔に戻せと云う訳ではないが、技術の革新が常によいものを生みだすとは限らない。なお福島産を含めて肉牛の出荷は再開される。また多くの被災地では二学期の開始となった。ただ線量計をぶら下げての登校姿はなんとも痛々しい。
 昼過ぎには多少晴れる。気温は30度に届かず。午後出社。退社後昨夜に続き立ち飲み屋を連戦して帰る。ようやく蟋蟀が目立ってきた。夜は涼しい。