現与党の代表選挙が始まったようだが、どの候補も首相の器には足らず仕舞いで、団栗の背比べなどと揶揄されているようである。だがそもそも、今日ほど複雑化した社会で立派な宰相などが出て来る筈もない。だから皆で協力して政権を運営する集団指導体制が必要になってくる訳だが、与党内は常に啀み合うばかりで其れもできそうにない。現首相もその点で器が小さすぎたと云うべきであろう。となると、自らの器の小ささを認めつつ、非主流派でも反対派でも上手く使いこなせるだけの度量が次の首相には欲しい所である。だがそれだけ矛盾した能力が個人に備わることもやはり稀で、もしそのような人物が首相になるなら、それは新たな形の宰相の誕生と云う事になるだろう。
公債特例法と再生エネルギー特別措置法が参議院を通過し首相は退陣の会見をした。また関東は午後から激しい雷雨となる。大雨と雷が降り注ぐ直前、自転車を特別快速運転して辛うじて出社。また昨夜飲み過ぎたせいか何度も上厠す。退社後は雨雲の行方を見守りつつ、一杯の麦酒をぼうふらが湧くほど時間をかけていつもの店で飲む。今日はそれで御仕舞とした。