11月24日・木曜

未明に浜通りで震度4。都内もずるずると長く揺れ早起きさせられる。此の処亦地震が多くなってきた感じがする。一日晴れ。昼は暖かいが夜はそれなりに寒くなる。午後出社。行き掛けに碑文谷署の巡査に追い駆けられる。往路の自転車急行は何も疚しい事は無い。追っ駆けて来ているのは気配で分かるが、こういう場合決して振り向かない。結局数百メートル先の信号停車の際に追いつかれた。例によって自転車の防犯登録の確認だが、態態追い駆けて来る程の事でもなし。
退社後は前前夜の記憶を辿っての外套捜索となる。然し何処も馴染みの店だけに、忘れ物ありますかに、ありませんの遣り取りであっさり立ち去る訳にもいかず、各店で一献ずつ傾ける。本来そんなに飲む気がしない晩だったが、一昨日の事故処理と云った所で此れも止むを得ない出費である。何はともあれ無事外套も見つけられたし大酒も飲まずに済んだのは良かった。
福井にある新型の原子炉はずっと故障続きで、今更ながら国会で存廃が議論の的となる。配管に穴の開いた切りの原子炉に1兆円も注ぎ込んだそうである。その原子炉には菩薩の名前が充てられており、御坊さん方方も怪しからん物に、大事な菩薩の名前を付けたと御立腹しているという。而も其の菩薩は、智慧を司るのが仕事だと云うから何だか益益皮肉な感じである。確か同名の特急列車もあった筈だが、最新の時刻表には見当たらない。この件に関しては先見の明は鉄道会社にあると云える。