暮れも押し迫り、会う人会う人に良いお年をとの挨拶をするようになる。例年同じことを云っている筈だが、願いも空しく今年は少なくとも戦後最悪の年になって仕舞った。今年など振り返りたくもないと思う人も多いだろう。併し実を云うと、来年も最悪の年である。閏年なので一日多く働かなくてはならない上に、月曜日に移動できなかった祝祭日の多くが土曜日になって仕舞い、カレンダーの青い文字を無駄に赤くしている。尤も暦のお蔭で予め分かっているので、覚悟を決めて取り掛かることが出来るから助かる。
又与党内での抵抗は大きく、結局お目こぼし程度に半年ほど先伸ばしし、14年の春から消費税を8%にするとのことで大方の決着が着いた。どちらにしても来るべきものが来た感じだが、所得税の最高税率を元に戻す事や相続税の控除の縮小など、やるべきことはまたまだある。確か所得税など高額所得者は相当得をしている筈である。減税されたのは、お金持ちにお金を回せば、あっちの店にもこっちの店にも気前よくお金をばら撒いてくれて、何れ景気が回復する筈だと云う出鱈目な施策のせいだが、一刻も早く元に戻すべきである。其れではお金持ちが海外に逃げ出すとの見方もあるそうだが、ならば無税天国の様な所を国際法規で取り締まれば良いだけのことである。
お午過ぎに出社し3時間ほど補習と職場の片づけを行う。その後都心へ回航し鳳生大学の芥田先生ゼミナールの面面を集めての忘年会となった。芥田先生には一年に一回しか会わないから不肖の弟子の類に入るだろうが、お元気そうで良かった。月波君から日野百草丸4000錠貰う。最終電車にて帰宅。就寝前早速30錠を飲む。またこの会をもって年内の行事は全て終了す。