一日晴れ。大きな外出は無し。震災関連の失業は12万人に達していると昨夜の公共放送が伝えていた。地場の水産業の復興はまだまだだし、東北に進出していた全国規模の製造業などは被災した工場の再建を端から諦め撤退を企図しているらしい。失業給付も間もなく切れるから、被災地からは若者を中心に何万人も仕事を求めて脱出したという。
そんな中でも仙台の歓楽街は復興特需に沸いているらしい。建設業の社長方方のお財布は相当膨らんでいるのだろう。救世軍の真面目な将兵たちは眉を顰めるかもしれないが、どんな形であれお金が回るのは必要なことである。
今年初めて首相が福島に入る。放射性物質の中間貯蔵施設の建設をお願いして回った。除染に伴い引っ剥がされた土砂は膨大な量に及ぶが、それらを置いておく所がない。結局は第一原発周辺の何処かに造るよりは仕方がないのが現状である。中間と云っても保管期限は30年に及ぶという。