1月9日・月曜

鷺乃間君と月波君に誘われて山梨方面に出掛けた。早起きして8時過ぎには車上の人となる。中央線は山が近いからいい。クロスシートに陣取り冬枯れの景色を肴にして朝から麦酒を飲む。更に甲府の駅前蕎麦屋で鶏のもつ炒めをあてに日本酒を飲む。
朝酒若しくは昼酒が何故効くかと云う事については幾度か考えたことがあるが、まず空腹であるからアルコホルの吸収が速い事が考えられる。次に早い時間だと一見素面の様であっても、実は内臓系統は前夜のお酒を処理し切れていない事が挙げられる。其れに飲んだ後も彼方此方動き廻るから体が疲れてしまうと云う事も考えられる。以上全ての要因が重なり、お午過ぎには稼働不能となる。
這う這うの体で善光寺をお参りするも、遂に体が動かなくなり、タクシーを呼び付けて近くの温泉旅館まで運んでもらった。千円支払って入浴し一息ついて、帰宅の途に就いたが、帰りの電車では滔滔飲む気が起らなかった。又本日は鷺乃間君の都合で早目のお開きとなる。漸く夕方になって少し物足りなく思ったので、私と月波君は品川に回航して結局飲み直しした。やはりお酒は夜に飲む方がいいと思った。