2019年4月

4/30・火

 元元黒かったが、改元行事に伴い、国民の休日になった日。昨夜遅くからずっと雨。珍しい朝風呂の後は昨日の三冊をパラパラと。小止みになったので、昼はチェーン店のうどん。食べて帰ると丁度「やすらぎの刻〜道」。老人ホームとは一旦離れて、とある一家の物語に話は飛ぶ。小作=貧農⇒満蒙開拓=日中戦争、昭和の前半、詰まり戦前の日本の醜さがストレートに描かれているなぁ。午後は草取りと買い物。夕方から皇室行事のラジオ中継。

 まあ平成は丁度三十年。個人としても社会としても振り返り易い単位であることは間違いない。だからさようなら平成はあるとしても、幾らなんでもありがとう○○はないよな。日本人も何れまた集団発狂しかねないと思った。頭が可笑しくなりたくない人は、「終焉」のP214を読むべきである。十時就寝。

 

4/29・月

 昭和の日。天気は下り坂で明日明後日は大雨だという。改元前後の下らないことから何処かに避難する積りだったが無理そうである。残念だ。テレビもネットも遮断してみるか・・・。

 朝の内から渋谷に徒歩連絡。「博多天神」で早昼、まだ豚骨出汁が十分ではなく味が薄い。よって替え玉は無し。さてさて高架下の本屋で『平成の終焉』『平成経済衰退の本質』、序でに『感染症の世界史』。のれん街で晩の中華惣菜と御菓子を購入。丁度船橋屋のくず餅を売っていた(酒に合うんだよね)。渋谷は相変わらず人が多い。人が集まる所は危ないな。今のところ此の国がテロ攻撃に遭う可能性は高くないが、何しろ標的は日本人とは限らないからね。32系統で早目に退散。スーパーの金目鯛の刺身と合わせて五時過ぎから飲んで御仕舞。

 

4/28・日

 さてさて今日から本当にカレンダーが赤くなっているから正確には九連休だな。割と冬型の晴れ。バスに乗って適当散歩。等々力の「やぶ森」という蕎麦屋で麦酒休憩。九十年は続く老舗らしい。つまみ類も多く、なかなか繁盛している。蕎麦屋はこうでなくてはね。盛り蕎麦を小口で啜り、再びバスで戻る。午後は草取り。途中映画「パシフィック・ウォー(原題は勇気の男たち)」を見ようとしたが敢え無く挫折。人死にが多い作品はよう見られない。何かの花粉に当たり鼻水止まらず。晩は残り物。陽が落ちると結構寒い。夜は新作のアニメ「ガンダムオリジン」。何処まで放映するのかは知らないが、それにしても総人口の半分がお亡くなりになるような物語を公共放送の地上波がやっていいのかね。第一、民業圧迫である。NHKから民放を守る会も必要だな。

北の若大将はロシアを訪問。成果があるのかないのかは分からないが、まあ外交が続いている限りに於いてはミサイルとかは撃って来ないだろう。上越新幹線が止まり、185系が臨時で走ったという。正に新幹線リレー号。

 

4/27・土

 朝方はコンビニのおにぎり。家のレンジで少し温めると少し旨くなる。さてさて本日から史上最長の十連休だそうだが大して有り難みは無し。何しろ吾人は普段から五連休だからね。

 曇り時時小雨。断続的に草取り。岩波新書が見たくなり大橋のまあまあ大きい本屋に行くも、岩波自体が置いておらず。可笑しいな、前はあったような気がするけど。閉店が近いのかな(岩波は返本が出来ない)。近くの立ち蕎麦屋で食べて戻った(470円)。午後も草取り。ああ山羊か羊が欲しい。ぼんやりしていると税務署から大きい封筒が届く。ドキドキして開けると、其れはお悔やみの言葉から始まっていた。要は「相続税の準備は進んでいますか?」的な内容。国も年寄りが死ぬのを(首を長くして)待っていたな。続いて近所のスーパーに行くと、「明日があるさ」が流れていた。平成のヒットソング特集ということらしい。此の「新しい上司はフランス人」って、あの人のことだよね。全てが皮肉に聞こえるな。無闇矢鱈に明るい内容も。あれから二十年。ずっと停滞していますよ。吾人も此の国も。

重労働したので晩は其のスーパーの牛の肉を焼いて食べた。何だか食べ足りないので御供えのマドレーヌをかじったら下のアルミカップが唇に刺さり大怪我す。カップが厚すぎる。(恐らく)大手の店なら使わないような素材だな(製造は地方の御菓子屋)。場所柄何度も再出血す。例によって碌なことがない一日。

 

4/26・金

 元会長は再び保釈。今度はスーツ姿で出て行った。スリランカのテロ実行犯は大半が富裕層だったと言う。インテリは足元を掬われやすい。まず全てを疑って掛からねばならない。其れが知性と言うものである。なおセイコーマートの二十四時間営業店は全体の二割だそうである。

 寒気が入り小雨模様。解体に関しては矢張り裁判所に連絡が必要とのこと。何かあったら困るので住宅メーカーとしては怖くて手が出せないらしい。再び優子さんに連絡を取る。併し明日から十連休。解体は遅れるな。午後出社。金二万円受け取る。退社後は営業がてら近所のラーメン屋さんに。ラーメン600円の懐かしい味の店。子どもの親と言うものは意外な所にいるものだと思った。無責任社長と別れた後は、鶴木さんらを捜索。此方は390円のチェーン店にいた。最後にIで二杯だけ。夜も寒い。頭も目も冴えるから事故も減るだろう。

 

4/25・木

 未明には上がる。以後曇り。暖かいというより蒸し暑い。午前中に税理士から電話。第三の人とも何とか纏まるとのこと(まあまあの金額で)。なお相続税の他には、不動産取得税(は掛からないんだっけ?)、登録免許税と税理士報酬、信託銀行手数料、結局幾ら残るのかは今一つ分からず。それにしても前回の相続から間もないから勉強する暇がなかった。午後出社。既に世の中は連休前モードと言ったところ。ぼんやりしながら数学を教え、Bと中華に軽く寄って御仕舞(凡そ二千円)。

帰宅後もずっと相続税の計算。漸く分かったぞ(メールに添付されたA4一枚の解析に一日掛かった)。諸諸の控除をし尽くした課税遺産総額を一旦法定相続人で強制的に分ける。其れを元に各各の相続税を算出す。其の各各を再び合算した相続税総額を実際に引き継いだ財産に応じて再配分するのね。合点承知の助。でも折角分かったところで、此の知識、余り使いようがないな。相続税とは一生に何度も払わない税金である(家人の時は非課税になる見込み)。

 

4/24・水

 朝から曇り。時時雨。時時買い物。三日連続の草取り。ハコベの絨毯は通り越し、ハコベの洪水に草取り鍬を入れる。取り敢えず引っこ抜いて其のまま寝かす。目に見える成果が上がると士気も上昇す。ところで最近のシロは何遍も上がって来て、撫ぜてくれと強請る。まあ確かに野生に近い生態の猫が人の愛撫を受けるとなると、其れはもう異次元の気持ち良さなのだろう。一方の人間様は抜け毛にやられてくしゃみ止まらず。夜は家人の明太パスタ。大鍋で麺を茹で、中華鍋で絡めるとなると大仕事である。此の料理も廃番決定だな。

中部地方の豚コレラも収束できないのに、御隣りの国では更に強力なアフリカ豚コレラが蔓延中。何とか防いで貰わないと。失敗すればとんかつも家系ラーメンも食べられなくなる。また豪雨で壊れた日田彦山線南部は復旧困難とのこと。此のままバス転換だそう。残念だけどね。せめてBRTにして鉄道施設を再利用して欲しい。コンビニ問題はとうとう公正取引委員会が出ることに。優越的地位の濫用だそうである。何処かの勇気あるオーナーが声を上げたことによる今回の問題の沸騰。本社と株主以外は殆ど儲からないシステムを早く直すべきである。

 

4/23・火

 終日晴れ。昼は外に出た。下りの電車に乗り、溝の口へ。適当な市バスに乗り、適当な停留所で降りる。お目当ては「うまいラーメンショップ川崎水沢店」。此の系列は家系ラーメンの元になったと言われているが、生憎何処も駅前にはないんだよね。と言う訳で電車とバスを乗り継いで来たのである。働くおじさんたちと共に「ネギラーメン中」(800円)。昭和のこってり系といったところ。今となっては大人しい味。成程なるほど、此の麺を太くして、豚骨と醤油と油を濃くし、チャーシューを厚くして、ほうれん草を入れれば吉村家になるのだね。家系は平成になると全国区になる味である。但し明らかに脂質と塩分が増大している。健康面を考えると危険な傾向だな。さてさて食べたからには歩かなくてはならない。尻手黒川道路を只管南下。宮前平駅前のホームセンターで物干しと防草シートのピンを購入。其のまま電車で帰った。

夕方草取り。残り物と缶詰の晩酌の後ぼんやりとテレビを見ていると「サラメシ」(公共放送)。アメリカ大使館特集。まさか来月の訪日に合わせた企画ではないと思いたいな。ただ出演者の多彩な経歴には感心す。語学の先生が巡り巡って大使館勤務とか、此の国では少少あり得ないね。作業後は鼻水止まらず。また何度も上厠す。山形では離陸中の旅客機が芝生に乗り上げる。矢張り此の時期は危ないぞ。一回寒気が入って、みんなの頭をピリッとさせるといいのだが。

 

4/22・月

 どのエコノミストに聞いても日本の景気が拡大傾向にあったことは確かなことらしい。尤も其れは世界経済が元元回復基調だったこと、中でも中国の旺盛な内需と設備投資が輸出を押し上げていたことに因るとのこと。詰まりAの功績ではないな。其れらが収束に向かうと愈愈危ない。中国がくしゃみをすると・・・。一方大寺院の再建には莫大な寄付金があっという間に集まる。そう言うことではないんだよね。神様が怒って、もう一度発火するかもしれないな。

 須見伯母が来るというので昼の弁当を買いに出る。出た序でに若林の「八蔵」で付け麵(700円)。醤油仕立てのあっさり味。環七沿いの巨大ディスカウント店はもう閉じていた(一年と少し)。あの変形地に変形した建物では高齢者に受け入れられなかったな。吾人ですら迷ったもの。一方斜向かいのピーコックはすっかりイオン化されて品揃えは丸で凡庸に。碌なものを売っていない。以前は多少は高級感があった筈なのだけど。安い物ばかり売っていては経済成長できないぞ。結局国道の向こうの「福のから」という店で折詰めを買って帰った。

何だか異様に暑い一日。連休も近いし大半の人は眠たくなる。ぼんやりしていると、須見伯母は拙宅その他の雑草の多さに苦言を呈して帰って行った。無理だよなぁ。今年は三月から暖かいから取り分け酷い。既に戦意喪失。そもそも日本の国土の主役は草なのであって、稲作も畑作も家作も草との闘いである。可笑しいな、もっと草食動物に食べさせようという発想があっても佳い筈なのだが、牧畜の導入は近代以降。何処かでミスリードしたと思う次第である。其れでも軍手と刃物で少少立ち向かう。猫車一杯ぐらいは取った筈だが、大して変わったようには見えず。其の後はスーパーの鯛の刺身と惣菜。105号の人は在室を確認。一体何処で何をしていたのだろう。留守電に入れた途端に帰ってくることなど、何かおかしいな。

愈愈衆参同日選挙みたいだな。テーマは増税の可否。そりゃあ増税はするよりしない方がいいに決まっているけど、そういう訳にも行かないから取り敢えず10まで上げる決定をしたのだけどなぁ。明らかに解散権の濫用。そういう理屈が通らなくなって久しい。そもそも与野党ともに増税反対ならば争点にならないだろうに。

 

4/21・日

 宿酔は無し。矢張り御酒がいいからね。早速千円札の点呼を。13枚あった筈が残り三枚。詰まり一万円使った。春の蕩尽だね。続いて区長及び区議会議員選挙に。例によって地元の中学校に行くのだが、例によって悪い思い出が蘇る(吾人の人生の最悪の期間が此の中学校での三年間であった)。早く建て替えてくれないかな(是非とも陳情したい)。今後は期日前投票にしようと思った。続いて牛丼Yへ。久久である。ただYの牛丼は味が薄めだから頭が足りなくなる。濃い目のSの方がバランスよく食べられるな。

 隣家の片付けもほぼ終了。午後不動産屋のS君が来たので暫し立ち歩く。どんどんと不動産屋が立っても一向になくならないのは、賃貸仲介より売買が活発だからだそうで、どんどんマンションが建つので、中古の市場も活況を呈しているとのこと。五年落ちでも購入時より高く売れるらしい。自宅に住んで御金が増える。そんな馬鹿な。愈愈、アレの崩壊は近いな。また103号室は漸く引っ越してきた。長期不在と見られる105号室の人には念のため電話を入れる。

 夕方散歩をしていると若い母親が自転車の指導中。ハンドルの切り方が悪いと小さな息子さんに激昂していた(最近では教育虐待と言うらしい)。まだ未就学児だろう。態態自転車など乗せない方がいいと思うのだが(そもそも危ない)。ひょっとして、もう○○が出来るようになったのよ式の開発競争があるのかもしれない(実に下らない)。吾人が自転車に乗ったのなど確か小学四年か五年の頃だよね。来る時が来れば自然と乗れるようになるものである(そして死の寸前まで乗る所存である)。夜になり、昨日持ち帰ったぐい呑みを検証す。上まで入れると確かに一合入るが、昨日は精精六勺程度。錐体を逆さにしたような物は相当上まで入れないと容積は伸びない。どおりで酔わない訳である。八杯飲んでも五合程度。復興支援とは言えもう少しサービスして欲しかったな。出来ればぶっ倒れるくらい(冗談です)。スリランカでは爆弾テロ。神戸では市バスが歩行者を轢く。

 

4/20・土

 余りツイッターは見ないのだが、月曜のラジオに出ているコラムニストさんは入院中にもかかわらず、ネトウヨ連中と舌戦を繰り広げている。血圧とか大丈夫かね。私には出来ないな。御苦労な事である。いい先生に成れると思う。

 終日晴れて気持ちがいい。環七まで徒歩連絡してバスに乗る。田岡さんに誘われた飲み歩きのイベントがある。「大森弾丸ツアー」という。福島の復興支援とのこと。参加者は結局月波君。500円で専用ぐい呑みを購入しいざスタート。つまみも御酒も500円均一。酒は福島の日本酒のみ。相当な人が参加している。何処の店も座席を撤去しているが何処の店も満員電車のような大混雑。まあ一種のお祭りだからね。馬刺しと創作料理の店を二つ回って、「富士川」で瓶ビール休憩。大森は巨大飲み屋街なので、休憩場所にも事欠かない。田岡さんも合流し更に三店。最後に「山小屋」のビールと酎ハイとラーメンで締めた。最終バスに乗り帰宅は十時頃。いやしかし、結構飲んだね。

 

4/19・金

 生きていれば実父94歳の誕生日。当然鯛や赤飯などは無し。あったところで死人に口無しである。夕張の炭鉱で火災。といっても博物館の坑道が燃えたよう。併し石炭から石油へは国策として進められたの対し、原子力及び化石燃料から自然エネルギーへの転換はなかなか進まず。おかしいな、日本銀行券を刷り過ぎているのだから将来は超円安になる可能性がある。其の時電気ぐらい自分たちで賄えなければ大変なことになるぞ。

 池袋で酷い暴走事故。高齢者でなくとも此の時期はぼんやりして事故が多い(と確信している)。厳重に警戒しながら午後出社。今季は久久に小学生を担当す。矢鱈五月蝿いので授業後半は学習用クロスワードパズルをやらせて凌いだ(激昂予防の為)。退社後は中華とBを覗いたのみ。割と早目の帰宅。「タモリ倶楽部」では青海と青梅を間違えた人を特集していた。こういう人は地図はおろか路線図すら見ないのだろう。検索ソフトの御蔭で変な乗り換えをしている人をしばしば見かける。此方も取り上げて欲しいと思った(新潟から郡山に行くのに米坂線プラス山形新幹線を使っている人と向かい合わせたことがある)。

 

4/18・木

 家人また風邪を引く。鼻と微熱。シルバーカー押し押し耳鼻科に行ったところ何故か休診中。ネットで調べると院長が何度も代わって秋に休業して春に再開したらしい(但し夜だけ)。個人のクリニックではなかったのだね。どういうところが経営しているのだろう。あれだけ大勢患者が居たのに迷惑な話しである。但し行って帰ってきたら少しは元気になったよう。矢張り動くことが大切である。

午後出社。最近指数が見にくくなったことに気が付く。「字が小さすぎて・・・」。ひょっとしてひょっとしたらあれが始まったのかもしれない。退社後はBで二杯だけ。ほぼ休肝

 

4/17・水

 ММTというとまた何処かの新型交通システムかと思ったが、現代金融理論と言うらしい。アメリカ生まれで、インフレを起こさない限り自国の通貨をどんどん発行しても構わないと言う新しい考え方である。御手本は何と日本だという。日本を見てみろ、あんなに借金があってもダイジョーブだぁという式である。まあ確かに数百兆円の政府債務は、日銀が刷って配って使って仕舞いましたと考えるしかないな(とてもじゃないが返せない)。国民の為に使った国民政府の借金を国民の為に帳消しにしたのだから正しく徳政令である(平成の)。でも永続的には無理だよなあ。まだ大丈夫。何時まで大丈夫かは分かりません。ところでММTは大規模な財政出動を求めるリベラル派に受けの良い理論らしい。日本だとあべこべ左派が財政再建を主張しているから捻じれている。まあ財政が破綻すれば一番困るのは下下の人だからね。早目早目に何とかしようと言う気も分からないことも無い(Nという人が全てをなげうって決めた増税なのだから)。

 それにしてもみんな御金を使わない。ちなみに亡父の医療と介護費は四か月で約300万円(半分以上は社会保険の適用外)、葬儀と御布施と納骨等等で凡そ350万円、相続税と税理士報酬等等で多分数百万円。お亡くなりになる人が増えれば有効需要も納税額も増える筈なのだけど。どちらにしても年寄りが貯め込んだ御金頼みである。

 まあまあ曇り。月波君が御酒を飲みたいというので地元の店で出迎える。更に映像を御見せしたいというので自宅に招く。持参したのは「オレンジのその情熱と」という鳳生大学の広報映画。1980年製作。シラケ世代の学生たちが大学の歴史について学ぶというもの。宗左近氏が脚本をつくったらしいが、テーマが拡散し過ぎてよく分からず。もう一軒寄って解散した。

                                                   

4/16・火

 修繕中のパリの大寺院が焼失。失火ではないな。目の前に広がる光景があまりに酷くて自ら燃えて仕舞ったのだと思う。

須見伯母が来る。桃の剪定をしつつ、助けられる限りは助けたいということで植物の移植も開始。と言っても八つ手と千両を一つずつ移して終了。そんな深く掘れないし、第一に移す場所がない。家人らにはてんやの天丼。吾人は一丁目のインドカレーに初入店。北インドのとろみのある味らしいが何しろ食べたことがないので旨いかそうでないのかよく分からず。ついつい瓶麦酒にタンドリーチキンを付けたから一人昼餐会であった(2000円)。夜は残り物。昨日今日とくしゃみ止まらず。花粉がまだ飛んでいる。

 

4/15・月

 朝には晴れる。早速ガス工事代金を支払いに行く(16800円)。送られてきた振込用紙は郵便局以外の全ての金融機関で使えるが有人窓口専用とのこと。こんな用紙があるのだね。結局面倒臭い。引き続き隣家の片づけ。愈愈最終章。仏壇の奥から小包が。すわ聖徳太子かと思ったが、大昔の手紙の束。一応保存しておく。大事な物だろうしね。

昼は「やすらぎの郷」の続編の「やすらぎの刻」。原作者は企画を没にされかけた「湾岸テレビ」にまだ怒っている模様。御老体を怒らせると恐ろしいね。一方昨日は歩き過ぎたと言って家人は終日在宅。ひょっとしてひょっとしたら、亡父より老化のスピードは速いかもしれない。さてさて月曜だが出社の予定も無し。少し暇すぎる。今年度を考える必要があるな。よって三日連続で晩食を買いに行く。結局スーパーの弁当。

夜のニュースを見ていたら何処かの小学校でタブレット型教科書を使った授業が開始されたとのこと。新時代の幕開け?まさかね。教室はまるで昔のままで児童は三十人以上はいたかなぁ。ああいう所を早く直すべきである。御金がないから無理かぁ。先生をもう一人雇うと軽く一千万は掛かるからね。

 

4/14・日

 朝は晴れたが大体曇り。風邪が治った家人はシルバーカーを押して御買い物。吾人は片づけ少少、草刈り少少。今年はハコベが凄まじい。此れは取らずに放っておく。其のまま枯れると、次の草が生えにくくなるから丁度いい。朝は冷凍うどん、昼はインスタント麺、夜は環七の刺身と冷凍餃子。熊本地震から三年。あの年は伯母が亡くなった年でもある。夜半から雨。御隣の奥さんはまた猫を飼い始めたそう。而も十歳くらいの保護猫だという。十歳からのスタートではお別れも・・・。つくづく篤志家だね。

 

4/13・土

 今朝の新聞では一番嫌いな経済学者(兼元政治家兼政商)が長編インタビューを受けていた。経済の方向性について此の人とは全く考えが合わないし、実に腹立たしい。もしも目の前に居たら最低二時間は説教する。あんたの可笑しな理屈のせいで給料がだだ下がり、内需がぐっと萎んだのだと。ただ日本経済の長期停滞(零落)を心配しているという点では吾人とて同じである。と言う訳で、大正時代の家を壊して太陽光パネル付きの賃貸物件を建てることにした。古い物は作り替えなくてはならない。こういう更新投資さえあればもっと経済は回る筈である。しかも正常にね。

 穏やかに晴れた。昼は誠屋でラーメン。数年に渡り貯め続けたポイントでTシャツが貰えるとのこと。愈愈此の日が来た。実に45杯は食べたことになる。受け取りは来月。なお家人は小風邪。従って昼夜となくスーパーの惣菜類。

 

4/12・金

 朝から曇る。ところで、「スタンバイ」の後は日によって異なる。出演者によって、時時文化放送、時時ニッポン放送。金曜日は断然NHKだな。作家で明学の先生がいい感じで怒っている。最近の午後は文化放送が多いが、「デイキャッチ」の後釜は見つからず。

 午後出社。此の時期はぶかぶかの制服を着た少年少女と擦れ違う。新中学生だな。いや併し、日本の学校には六三三四他と色色あるが、就中取り分け本当に駄目なのは此の中学校だろう。度を越えた密度で人間を詰め込み、圧倒的長時間に渡り拘束している。謂わば子ども収容所である。結局体が丈夫で心が鈍感な子が生き残るようになっている(其れは日本企業そのものかもしれない)。どうぞ御無事でお戻り下さいと見送った。此れは我が子を戦地に送り出した親の心境だな(当学院でお待ちしております)。

退社後は中華とBとIへ。一時前頃ふらふらで帰宅。直ぐにカップヌードル(醤油味)。すると丁度「ボロ宿紀行」の最終回。と言ってもまだまだ旅は続く模様。シーズン2を期待。何しろ関東信越と伊豆しか行っていないからね。是非全国行脚して地域興しして欲しい。吾人も泊まりに行くぞ。冬場は首巻して。

 

4/11・木

 朝から晴れたが北風強し。人身事故と強風で今朝の通勤はグダグダだったという。ただでさえ不慣れな乗客が多い時期だからね。以後燦燦と太陽が。庭の木木も続続芽吹いている。其の何割かはあと僅かの時間なのだけど・・・。

午後出社。金参万円受け取る。少し歩いた。また続続と学習塾が出来ている。高層マンションの完成を当て込んでいるのだろうがつくづく芸がないな。過剰出店のコンビニと同じである。何か他にニュービジネスはないのかね。退社後はBと立ち中華。すると不審尋問に遭う。車体番号まで調べて行ったが当然該当車は無し。何しろ防犯登録も期限が切れている(ナンバーを再利用されていると少し怖い)。此の自転車も愈愈三十云歳。其れでも代えられないな。「亡父(おやじ)の形見だから」などと若い地域課員に説明した。いや併し、久久に授業を担当すれば、公式は間違えるは、生徒の名前は忘れるは、白チャリにまで追い掛けられた。散散な一日であった。入浴して直ぐに寝た。

 

4/10・水

 未明から冷たい雨。こうなると何もする気が起きない。でも何だか落ち着かない。4月10日という日付が引っかかる。そうか今日は春の青春18きっぷの最終日である。今季は購入しなかったが、大抵の春は使い切れなくて困ることになっている。そういう習慣が染みついた。買い物の序でに『きょうの健康』(NHK)の腰痛特集を購入。更に序でに『五・一五事件』(ちくま文庫版)。

午後は映画「メッセージ」。異星人との必死の遣り取りの結果わかったことと言えば、あんまり先のことを心配しても仕様がないということ。○○脅威論と言うものは其の最たるものだろうな。「ばかうけ」しない地味な映画であった。晩食は連子鯛の塩焼きに鋤焼き(但し簡易版・・・肉が安い)。余りに寒くてカセットコンロを登場させる。超新型戦闘機は行方不明。暴言大臣は漸く辞任。

 

4/9・火

 数年後に新札を作るそう。新円切り替えで旧札は使用停止になるか(箪笥預金を吐き出させる為)。まさかね。でも一定期間を過ぎれば一枚百円くらいの手数料を取っても良い。事実上のマイナス金利、若しくは箪笥税と言うことにして。そもそもATМの改修費だって今の銀行業界には厳しいだろう。

終日冬型の晴れ。断続的に隣家及び拙宅の片づけ。拙宅にも大量の不用品が堆積している。昼は冷凍中華丼。夜は家人の回鍋肉。少し節約せねばならない。但し腰の悪い家人に中華鍋は厳しいよう。数か月経っても一向に改善しない。腰痛は近代医学では治らないものの代名詞である。誰か治して貰えないかな(此の際は霊能者でもいい)。旧105号室の人は滞納分を完済。故郷で再起してくれるといいが。

 

4/8・月

 午前中は雨模様。御昼過ぎに出社。授業はないが、テキスト類の配布と新出席簿の作成。今日から新ダイヤである。ちなみに日給制の先生に目いっぱい授業をやって貰うと、吾人などには回ってこない。千寿校も休校状態なので、吾人の授業担当は木曜と金曜に限られる見込み。楽なのはいいんだけどね・・・。

問題がもう一つ。十連休への対応である。当学院の授業料の引き落としは毎月27日なのだが、延延と延期されて何と翌月の七日になって仕舞う。今月だけ26日にしたら怒られるかな。と言う訳で改元の影響は色色な所に出ているのである。本来は四月一日だったのだけどねぇ。最初に報道したA新聞への当てつけでこうなって仕舞ったと推測している。基本的にカレンダーが赤くなることはいいことなのだけど。

七時前退社。元生徒がアルバイトしているという居酒屋に向かう。酒四杯につまみ類で3900円。そう言えば此の子も二十八。まさかね・・・。更に碑文谷の青葉でラーメン(730円)。夜も小雨。

 北海道の知事には夕張支線を廃止させた市長が当選。こういう人物だとJRには辛く当たりそう。道路を造る一方、廃線が加速するな。いや併し、都市部にしろ過疎地域にしろ、日本の政治はどうしてこんなに在来線に冷たいのだろう(涙が出るの)。未だに開かずの踏切とか沢山ある。詰まり明治大正の線路を使い続けている。

 

4/7・日

 先週は寒の戻りがあってまだまだ桜が咲いている。と言う訳で花見を行うこととなった。金曜会では久久である。吾人が場所取りに参る。始発のバスに乗り、多摩川台公園へ。現場到着は二隊目(但し一隊目は無人)。以後ブルーシートを広げ、横になって延延と待つ。まあこうやって大地に寝転んで一人桜を見るというのも滅多にないことである。場所取り係りの特権だな。青空とパラパラと散り行く桜。時時野鳥。周りの歓声も丁度いい感じ。

花見会は十一時過ぎに開始。参加者は、須々木さん、田岡さん、鰻犬先生、月波君、久久に仲田大将。やや緊急的に開催されたので参加率は低め。ところで最近の大将は外回りで出合った二十八歳の令嬢に恋をしていると言う。送ったラインがなかなか既読にならないと悩んでいる。つくづく盛んな人である。以後五時近くまで続いた。其の後目黒のカラオケ店に移動。切ない恋歌を歌いたいという大将に対して、吾人は別れ歌で対抗す。「喝采」(但し死別)、「なごり寿司」(但し勘違い)、「天城越え」(危なく殺人未遂)、「М」(下手したらストーカー)、「翼の折れたエンジェル」(後先考えない幼い恋)。なんともな、「恋はいつでも初舞台」である。小うどんを食べて帰宅。十時就寝。途中寝ていたから宿酔も無し。まあ今回は吾人が幹事長だから潰れる訳には行かないという責任感もあった。

 

4/6・土

 風も無く、更に穏やかな一日。コンビニ最大手の社長が交代。当然である。ああいう頑なな態度はビジネスを滅ぼす。半分くらいの店舗は当初からのセブンイレブンで十分だな。かくいう吾人はコンビニは非常手段と心得ている。成るべく使わないと言うことを前提に生活を立てている。従って、朝は牛丼S、昼はスーパーのミニ天丼。夜は後者の肉を焼いて食べた。

 考えてみれば、平成は1989年に始まり、2019年に終わる。平成とは、経済は絶頂から転がり始め、社会は分裂し、酷い事件と災害ばかりが起こったと言うようにざっくり捉えられることになるだろう。一方、中の日付は、1995年、2001年、2011年と言った感じでみな西暦で覚えている。不思議な年間である。

 

4/5・金

 終日晴れ。但し風強し。今日明日は本務校も休講日。桜も満開だから生徒たちも休ませなくてはならない。愈愈春だと家でぼんやりしていると、漏電遮断器を交換させて下さいと作業員がやって来る。確かに201号室の外には古い装置がある。火災報知機用の回路のものらしい。以前から気になることは気になっていた。費用を聞けば、19万だという。おかしい、おかしい。幾らなんでも高すぎるぞ。既に作業に執り掛かっていたところを慌てて止めさせた。田川洋介似のソフトそうなおじさんは、一応名刺は置いて行った。いや併し、油断も隙も無いな。ぼんやりとしていてはいけないな。吾人は日日是、振り込め詐欺及び点検商法の防衛最前線勤務なのである。

 そんなこんなで昼のレトルトカレーを食べ終わると、続いてガスの点検。此方は当初から予定されていた正規品である。すると共用部でガス漏れの疑いがあると言う。確かに時時臭っていた。てっきり下水の臭いと思っていたが、まさかガスとはねぇ(鼻の良い吾人としては迂闊であった)。直ちに処置を依頼す。数十分後に緊急修理班が来る(但しパトライトは作動せず)。管を立ち上げた根元の部分が腐食している模様。雨ざらしのところだからなぁ。

ちなみに緊急班の班長は吾人より年下の、振り込め詐欺班の中リーダーのような感じ(出合ったことはないですが)。凄い迫力で以て、何しろ古い建物なのであちこち破れている可能性がありますと畳みかけて来る。此のまま大営業する積りなのだろう。一方、最初に発見したおじさんは、修繕なぞは直ぐに終わりますよと小声で教えてくれた。工事屋さんもセカンドオピニオンを聞かなくてはならないな。また老配管を全部やり直すには、外付けの方法もあると解説された(掘って作り替えるより格安とのこと)。

以後関連会社の人が三人で来て、狭い範囲で掘り返す。ガスを止め、配管を叩き切り、新しいものを貼り付ける。取り換え部分は数十センチ程度。また残りの古い部分にも腐食防止テープを巻き付けて埋め戻した。実に六時過ぎまで掛かった。其れでも請求金額は二万円を超えない見込み。ガスというものは公共サービスの一部だから三割程度の負担なのだろう。有り難いと言えば有り難い。何はともあれ、此方は修繕の最前線である。いやはや、御苦労様でした。缶コービーを四本持たせて見送った。何の予定も無い筈だったが、午前は電気(但し詐欺)、午後はガス(此方は本物)と、とんだ一日になったよ。こういう日もあるのだね。

 

4/4・木

 元会長は再逮捕。再び小菅へ入る。会見を行う間もなかった。何だか憐れである。午後出社。本日で春の講習は終了。通常授業の時間割を手配する。退社後はBで二千円弱。続いて新しく出来た碑文谷の富士そばに入る。見ると、練った蕎麦粉をにょろっと打ち出して直ぐに茹でるという最新型の機械が導入されている。原理的には、打ち立てで茹で立てなのだろうが、やや幅広の麺には何の風味も無い。何かが違う。こういうものを求めているのではないよなぁ。

 

4/3・水 

 相続財産の目録が出来上がりましたと言うので、家人と渋谷の信託銀行へ参る。税理士さん二人を交え、報告を受ける。以後遺産分割協議に移ることとなるが、例によって遺言書に書いてあった内容では遺留分には達しない。また遺留分にも色色あって、此れが最大限に上振れした場合、亡父の現金はほぼほぼなくなる可能性があることを指摘される。まあ諸費用を支払っても持ち出しがない分、吉とすべきかな。

なお二次相続を考えた場合、家人に余り財産を引き継がさない方が佳いとの提案も受けた。配偶者控除は莫大だが、其処に甘んじると、次の相続税が増大すると。そりゃまあ、そりゃそうだ。と言う訳で当初の遺言の内容は全面的に変更されることになる。可笑しいな。2010年に何十万円か掛けて作ったのだけど。将来は未定、未定は未来、結局は出たとこ勝負である。のれん街で中華弁当を買い、再びバスで戻る。帰宅は正午過ぎ。正味一時間半の報告会であったが、何だか草臥れた。

午睡ののち出勤。退社後はBで二杯だけ。帰宅後、目録を元に何遍も電卓を叩くも、相続税の試算は出来ず。確定申告とは難易度が違うな。低アルコールと計算の御蔭で寝つきも悪く、碌な夢を見なかった。

 

4/2・火

 引き続き隣家の片づけ。本の選別もほぼ終了。他に細細としたものを袋に詰めて回る。ぼんやりしていると件のはぐれこげ茶猫が餌を啄んでいる。飢えているな。少し食べさせてから追い払った。昼は環七の向こうの街中華。町中の一軒屋といったところ。大して客も居らず。よくこういうところで商売ができると思う。ラーメン炒飯で850円。少し高い。午後はミケの予防注射(6480円)。更にぼんやりしていたグレも連れて行く(同)。此れで三匹終了。

 一夜明け、元号制定の過程も徐徐に明らかとなる。考案者や没案も次次と特定される。昭和と平成の違いだね。即ち情報化社会ということになる。Aの無茶ぶりが明らかになるといいが。色色と盛り上がっているようだが、まあ誰が何と言おうと、元号とかは使わないし、そもそも使えない。

 

4/1・月

 新しい元号が発表になるとかで朝から大騒ぎ。ワイドショーに中国古典の先生も多数登場す。併しこういう時だけだろうな、漢文の先生がテレビに呼ばれるのも。十一時半に官房長官が出て来て、発表す。まさかラ行とはね。Aのゴリ押しで出典は万葉集だそう(と言っても漢文の部分)。改元の政治的利用だな。慌てて国文学者を呼び立てることになる。こういうところで脱中国化を図っても仕様がない。それにしても、此れからの数十年も碌なことがないだろう。零落ニッポンである。

 どの局のどの番組も、素晴らしい素晴らしいのオンパレード。少しは批判的な言説を聞きたいが、「デイキッチ」はやってないし・・・。寒気が入り午後は一雨。こう言うことで浮かれていると風邪を引くぞ。朝はコンビニのおにぎり、昼はスーパーの弁当。夜は残り物。