2019年6月

6/30・日

 Aがお気に入りの何とか興業には数千人のタレントさんがいるのだという。そりゃあまあ下下は食べられないよな。其の上、ギャランティーも同業他社に比べて低いのだという。あれだけ(上位の)皆さんが稼いだお金は何処に行っているのだろう。まさか政界資金?

 時時小雨。まあまあ涼しい部類。昼は表に出た。地元の駅には二台目のエレベーターが付いていた。拙宅側なので家人にとっては有り難い。国道に穴を開けてまで作ったから、三億円も掛かったと何かの広報紙で読んだ気がする。当初はがらんとしていた此の地下駅も今ではすっかり手狭な感じ。ホームも改札も常時混雑している。鉄道会社としてはまさかこんなに乗って来るとは思いもよらなかったのだろう。まさかこんなに年寄りが増えるとも。

さてさて目当てのセルフうどん店は閉店していた。結構繁盛していたのにね。こうして飲食店ばかりが増減す。結局「せい家」の付け麵(540円)。以後草取り。草も靴もビシャビシャで捗らず。開けてみたところ排水管も調子が悪い。直したてなのにね。再び水を運ぶ。また溢れるかもしれない。例によって排水ノイローゼである。

昨日注文した本が午後には届いた。『明治生まれの日本語』『増補版普通の人びと』の二冊。本当に本屋だけは綺麗さっぱり無くなって困っている。但し後者は梅雨時に読むような本じゃないな(では何時読めばいい?)。T氏は大阪の次は板門店へ。北の委員長とも会う。つくづく役者だね。まあね、あのネオコン強硬派のアホ補佐官を干した上で、現実的な妥協点を見い出して欲しいとつくづく願いますよ。本当に何度も言います、よっ大統領、頼みます。

 

6/29・土

 時時冷たい霧雨。居ながらにして霧降高原に来た感じ。大阪か何処かの国際会議については、一言も言及するまいと随分前から決めていた。あっ、うっかり書いちゃった。

草取りの後、角部屋の退去立ち合い。大きなベッドや掃除機等が遺棄される。まあ此れらはサービス品ね。いや併し、在室中に風呂釜とトイレとエアコンは直してあるが、部屋全般は劣化が著しい。また大工事だな。さてさて笑顔で御見送りした後は、何だか気分が優れず。成程、此れは一種の失恋の感覚であると思った。どうぞお幸せに。上越線は土砂に乗り上げ運休。中央西線は夜間作業で火事を出してやっぱり運休。夜は「信濃屋」の金目鯛刺し他。まあまあ旨い。

夜は公共放送の「東京ミラクル・巨大鉄道網秒刻みの闘い」と言う番組。毎朝毎朝矢鱈と押し寄せる乗客相手に、東日本は頑張っていますという内容。まあね、人身事故と強風でグダグダだった四月十一日の輸送指令室の模様は見応えがあった。御苦労様です。でもね、あんたのところの車両や設備の故障も結構多いと思うのだけどね。

 

6/28・金

 異様に蒸し暑い日。流石に冷房も使う。午後出社。一番煩い小六の男の子が転出。父親の看病の為、引っ越すのだという。大変なんだな。退社後は立ち中華の後に穂高屋と中華重ね。夜には風向きが変わり結構涼しくなる。さてさて帰宅すると何処も締め切ってあって拙宅内だけ異様な暑さが継続中。扇風機二台、換気扇、窓数か所で緊急一斉換気。婆さん一人では、満足な留守番も出来ないと感じた夜であった。

 

6/27・木

 まあまあ晴れる。角のお部屋からは大量の画用紙が出ている。此の人は撮影関係の仕事をしているから、カンペに使う予定だったのだろう。勿体ないので近所の保育所に持って行く。ゴミを教材に変えたぞ。毎日分別毎日廃棄、時時再利用。

 さてさて御昼になり、何度目かの新宿訪問。今日も打ち合わせである。内装その他を最終確認す。結局柵は付けなかった。住宅メーカーのオプションにはなく、外部発注部材になるとのことだから、需要と言うかそもそも其の必要がないのだろう。後は外装の検討だが、宅配ボックスが案外高くて吃驚す。なお外構屋さんが忙しすぎて設計も見積もりも間に合わなかったとのこと。更に解体屋さんも都合が付かず、着工は一週程度延期となる。みんな立て込んでいるのだね。本日は二時間ほどで終了す。取り敢えず「永坂更科」の立席店で「肉天そば」(800円)。蕎麦は今一つ茹で損なった感じだったが、流石に汁は旨い。ついうっかり飲み干した。

其のまま本務校に回航。ところで職場の冷蔵庫には何かしらが入っている。中学生の女の子が水が飲みたいというので、出してやった。どうやら薬を飲むらしい。あの痛みが酷いのだと。スイマセン、男なので一切分かりませんと慰める。女に生まれて損をしたと宣うので、平均寿命の話をした。「(大抵若干年上で我儘である場合が多い連れ合いの)じいさんに死なれた後、少なくとも数年は元気に遊べるよ」と。そんな先のことは分からないかな。でも此れは大きなメリットである。退社後はBで軽く。久久に11系統に乗って帰った。午後は南風が吹き付け時時雨。異様に蒸した。

 

6/26・水

 まあまあ蒸してそこそこ暑い。午前午後と漫然とす。時時『資本主義と民主主義の終焉』と二階の角の部屋の引っ越しゴミの再分別。針金ハンガーや突っ張り棒は不燃ゴミなんだよね。布団は粗大ゴミで有料別回収。まあ、此の人は十二年もいらっしゃったから、サービスしないといけないな。何しろ、12×12×七ぐらいだから・・・。大変な買い物である。幸い粗大ゴミの類は来週の解体屋さんに引き継げる。夜は保存食。

 国会は閉会し、参議院選挙は予定通り。衆議院の解散とか増税の延期はなくなった模様。併し増税は何れ不可避ではあるが、二度も無暗に延期した結果、タイミングとしてはかなり悪い時期に行うこととなる。まあ自業自得だな。資料によると、相続税を支払った被相続人の割合は7-8%で、納税額の平均は1800万円だという。随分高いな。何十億も払う相続があるからね。中央値は幾らなんだろう。

年金(保険料)など払いたくないという若い人に対しては、税金は払わなくていいから、年金は払いなさいと言うことにしている。税金はF35とかで消えちゃうけど、君が保険料を支払ったという記録は消えないし、実際誰かの役に立っているし、君も何時かは助けられるのですと、割と真面目な顔をして説得を試みることにしている。

 

6/25・火

 終日晴れ。さてさて御昼前に海老名に向けて出発する。母屋の解体を秋子叔母さんに報告する為である。まず世田谷線豪徳寺。荷物が大きいので混んだ急行は避け、延延と各駅停車に揺られる。丁度一時間。駅で従妹の優子さんと待ち合わせ。優子さんの運転で介護施設に参る。実に二年半ぶりに会う叔母はまあまあ元気そう。昭和四年生まれだというから今年で九十だね。取り壊しについては言ったけど、実兄の死は言わなかった。実父は来たいのはやまやまだけど調子が悪くて来られないと説明す。嘘ではないな。わざわざ認知症の人を悲しませるようなことをしてはいけない。幸い症状はまあまあ小康状態の模様。

また母屋から出て来たものも手渡す。代用教員をしていた叔母の任命書だとか、公職追放には当たらないとか言う判定書だとか。亡父の水彩画も飾ってみた。少し昔話をして退散す。其のまま和食ファミレスに入る。遅い昼餐。本来なら御寺に寄って清二さんに会うのだが、アルコール中毒気味なので面会謝絶とのこと。人と会うと大量に飲んで仕舞うからね。吾人は一献傾け、色色と歓談して駅に戻る。帰りは中央林間経由の急行運転。やっぱり速い。それにしても今度は秋子叔母さんの相続だな。何時になることか、此れは神のみぞ知ることである。帰宅後、土地の持ち分割合から推定される課税額を試算してみた。吾人も相続のプロになって来た。

 

6/24・月

 昨夜から大雨。涼しいのは有り難い。OECDか何かの報告によると、日本の中学校の先生はどの国の先生よりも長く働いているが、どの国よりも授業の質が高くないと。此れは生徒にとっても同じことだな。此の国の中学生はどの国の中学生よりも長く学校に居るが、学校生活はどの国よりも楽しくないと言うことになる。本当に此の国の中学校は一旦解体した方がいい。ぼんやりしていると下からズドンと中地震。震度四程度。兎に角、あと一週間、大地震は来ないで下さい。もうすぐ解体しますので。

 午前午後と漫然とす。三時頃には止んだ。少し遠目の「マルエツ」に行く。併し肉も魚も惣菜も碌なものが売っていない。リニューアルして益益店内加工をしなくなった模様。巨大なコンビニのような店を最早スーパーと呼ぶべきではないな。文句ばかり言いながら暗くなる前に一仕事。隣地から引き剥がした防草シートを家作の前庭に張り直す。昼は半田素麺、夜は家人のゴーヤチャンプルー。後者は豆腐がぐずぐずで及第せず。夜半にかけて何度も上厠す。昼の麺類を食べ過ぎた。

 

6/23・日

 早朝から富士そばで煮干しラーメン(450円)。嫌なことはまず腹を満たして忘れることとする。次は頭を満たして記憶も上書きしようと思ったのだが、読みたい新書は三軒廻っても売っておらず。結局ネットで注文することに。身の回りにちゃんとした本屋がなくなったから、みんな益益馬鹿になるのだと思った。家人は新しく出来た整形外科の内覧会に。リハビリ科が併設と言うから、色色とやってくれるかもしれない。

 夕前に草刈りをしていると道に迷ったと言う御婆さんから声を掛けられる。110番しようかと思ったが、住所と名前は分かるようなので送り届けることにした。スマホ片手に数百メートルほど歩き、古屋に辿り着く。此処で一人で暮らしているらしい。割と立派な家だが、草木はぼうぼう。息子さんと娘さんはいるらしいが、早晩立ち行かなくなるな。まあまあ此れで四年前の亡父の借りは返せた。いいことをした晩は御酒が旨い。スーパーの牛肉を当てに井筒ワインをスッキリ飲み干す。

 

6/22・土

 学校に行くと却って馬鹿になり、病院に行くと益益病気になり、老人施設に入ると更に老化が進むのは何故だろう。もっと日常を鍛えねばならないと、ふと考えた。日中降ったり止んだり。其れでもまあまあ涼しい方。朝は牛丼S。午後臨時出社。事務作業をしつつ、試験勉強に伴う諸諸の質問に答える。九時前には退社。Bと中華に寄る。おじさんたちは週休二日なので行き合えず。久久に若い人なんかと飲んだけど、やっぱりハートブレイク。Iに行って仕上げの大量飲酒。久久の土曜出勤も碌なことがない。

 

6/21・金

 まあまあの蒸し暑さ。朝から新宿に参り、再びの打ち合わせ。今回はエクステリアを中心に詰める。駐車場と駐輪場のデザインを決め、立水栓の位置を定める。リビングのエアコンはやや高級なものにした。頭の片隅にあったものが、どんどん具現化されて行く。家作りは楽しいね。ところで今回はファミリー向けの建物である。子どもが落ちたら大変なので、二階の窓には柵が必要だと思った。サンプルを見てみると最近の物件は壁が厚く、早早には身を乗り出すことが出来ないような造りになっている。成程ね、だから断熱能力が違うのね。現住の三十七年前のぺラぺラの建物とは此処が違うのだと思った。結論は次週に持ち越しとなる。また地鎮祭もやることにした。何事も形式が大事である。それにしても、六月と言うのはどんどん進むね。休みもないから仕事が捗る。過労死も多いらしい。

本日は御昼には無事終了す。「肉の万世」で排骨麺(850円)を食べて、一旦帰宅。午睡の後、夕方前に出社。退社後は中華とBへ。

 

6/20・木

 まあまあ曇る。段段と蒸し暑い。午後出社。金伍万円受け取る。延延と事務作業+通常授業。退社後はBと中華へ。大体二千円。

 

6/19・水

昨夜遅く新潟と山形の境辺りで震度六強。羽越線は大丈夫か。年金に関して一言。現役世代並みの収入がある年金受給者の基礎年金の国庫支出分を、低年金の人に付け替えるという話はどうなったんだっけ? 世代間ではなく世代内での助け合いもするべきである。

 まあまあ晴れたり曇ったり。家人は鎌倉へ。どんどん外出させないとね。此れもトレーニングである。段段暑い。取り立てて無為。午前午後と際限無くだらけた感じとなる。先日の拳銃強奪事件は、どうにも拳銃を奪うことが目的ではなかったらしい。同級生を語って虚偽の通報をして警察官をおびき出したのだが、被疑者は何かしらの恨みを此の同級生に抱いていた。其処で大きな事件を起こして濡れ衣を着せる算段であった模様。傍から見れば実に目的と手段が倒錯しているのだが、本人にとっては此れは此れで辻褄が合っているのであろう。いや併し、滅茶苦茶なことを考えるな。襲われた巡査は未だに重体だという。

党首討論内容薄し。もう少し時間を長くしないとね。予算委員会が長く閉店中と言うのがそもそも可笑しい。立ち往生した車に小田急線が突っ込み、本厚木から先が大変なことに・・・。あの辺も早く高架化した方がいいよな。脆弱鉄道強靭化。もっと予算を付けないと。山陰新幹線より、リニア新新幹線より、先ずは小田急の一級幹線化である。京都の先生に頼んだら良いと思った。

 

6/18・火

 香港の人も中国の干渉に怒っている。所謂チャイナリスクだな。高まる一方である。まあまあ晴れる。大阪の地震から丁度一年。詰まり亡父の入院から丁度一年。隣家の片付けは最終章最終節。無料ガレージセールでも売れ残ったちゃぶ台は拙宅で残すことに。一方拙宅の半壊れのアイワのコンポ二台は廃棄することにした。あべこべに隣家に搬入する。一つは25年物、もう一つは15年物、どちらもCDは再生出来ず、ラジオのみの使用となっていた。ちなみに後者にはMDが付いている。今はみんなパソコンがやって仕舞うんだよね。それにしてもMDか・・・、何もかもみな懐かしい。

家人は渋谷で会食。吾人は家で冷凍饂飩。一日遅れてBS特集「北朝鮮への“帰国事業” 知られざる外交戦・60年後の告白」。取り立てて新情報はないが暗澹たる内容であることに変わりはなし。今は送金も出来ないんだよね。状況はますます悪化している。ところで数年来吾人の踵がガサガサに。幾ら削っても毟っても効果がない。かゆみはないが、踵何某かもしれない。市販薬を買って来る。税込みで1600円。自ら治験者になるべく、右の踵だけに塗ってみた。夜は冷凍餃子。

 

6/17・月

 大阪の交番を襲い拳銃を奪った男が捕まる。最近此の種の事件が多い印象を受ける。持っているから狙われる。イギリス警察は常時携行はしていないのだと言う。それにしても、ヤクザ屋さんの其れは暴力、警察官の其れは権力などと政治学のイロハでは講義されるから、拳銃は公権力の象徴のような所がある。なかなか手放せないのだろうな。

 引き続き快晴。数キロ先の家電量販店に行き、宛先ラベル作成ソフトを購入。職場のパソコンには此れが入っていないから難渋していた。ダウンロードも出来るのだろうけど、職場でクレカ情報を曝したくないよね。往復数十分。丁度いい運動。午後は漫然とす。昼は「ほっともっと」。夜はスーパーのいさき刺し。絶賛の使い捨てプラスチック生活である。夕方草取り。

 

6/16・日

 朝から快晴。風強し。御昼前に住宅会社の人が来て、「解体のお知らせ」看板の設置。愈愈だな。気持ちよい風が吹く夕方につくづく古屋を見上げた。大正14年建築。あと僅かで御仕舞となる。

 

6/15・土

 朝から大雨。国土何とか化を提唱している京都の先生は、山陰新幹線が出来れば、三兆円も経済効果があるとか述べていた。暑さのせいかな、とうとう気が触れて仕舞ったよう。こういう人は北海道に行って、少し頭を冷やした方がいい。其処で鉄道の手当ての方法を考えて欲しい。元元は優秀な人なのだろうから。北の鉄路がどんどんなくなる。此のままでは国土脆弱化である。

 夕方月波君が来る。先週の反省会。「とり石」を覗くも満席の模様。其れではと、「味とめ」に参る。先先月かな、此方は立て替わった。奥の座敷に案内される。御隣りでは老教授を囲んでの親睦会。何処何処で飲んで帰れなくなった云云、何某君は大学に残ったけどあちらこちらで苦労しているかんぬん。芥田先生と大体同じような会話をしているね。続いて「ほていや」へ。割と早目の御開きとなった。夜半にもう一雨。

 

6/14・金

 高齢者用の自動車免許を新設するような動きがあるようだけど、どうにもな。年寄りの生態を理解していないような気がする。老いは忍び寄るものだけど、あるところから急激に進む。昨日まで出来たことが急に出来なくなる。そういう特異点のようなものがある(と思う)。注意深い人はそういうことが分かっていて事前に運転を止めるのだろうが、駄目な人は漫然と運転し続けて大きな事故に至る。何処かの総理大臣の言い草ではないが、自分を客観的に見ることはつくづく難しい。成長にも個人差があるように、老いにも極めて個人差がある。だから何歳になったから一律禁止と言うことにするのも少し可哀想な気がする。そうなると更新期限をもっと密にするしかないだろうけど(多分一年ごとくらい)、なかなか現実的ではないな。

 まあまあのお天気。午前中は設計図とメジャーを手にエクステリアの検証。駐車場と駐輪場の位置を確認するも何せ素人なものでよく分からず。専門家に質問するにしても多少は調べておかないとね。信託銀行から電話があり、移転登記も完了したとのこと。午後出社。退社後は中華へ。鶴木さんらと話しが盛り上がり穂高屋にも寄って帰った。三日連続で仕事すると結構草臥れた。Aはテヘランから帰国。訪問中早速タンカーが攻撃される。訪問したこと以外に大した意味はなし。

 

6/13・木

 まあまあの快晴。朝から銀行に行き、諸税の振り込み。昨年よりかなり少なくなった。続いて税理士法人から書類の束が届く。今月の三日に相続税は無事納付したとのこと。早速控えを遺影に供えた。大体此れで御仕舞である。いやしかし、とうとう異母姉の方と会うことはなかった。少し残念な気もする。税理士殿にはお礼のメールも出した。午後出社。退社後はBで一杯だけ。帰宅後、安白ワインを一本空けた。

 

6/12・水

 まあまあ曇る。午前中は亡父の絵の整理。何枚か優子さんのところに持って行こうと思う。落ち梅で最後の梅仕事をしようと思ったら、何処のスーパーも瓶は売り切れ。

固定資産税に一週遅れて、住民税の納付書が来る。何故か吾人の分だけ。可笑しいな、死んだ人は支払う必要がないのかな。調べてみると、其の年の元日に住んでいる人が払うのが住民税なのだと。従って昨年の物故者には課税されない。成程なるほど、所得税とは微妙に違うのね。何か得したような気がするけど、此れは勘違いだな。

 午後臨時出社。授業はないが溜まった事務仕事を集中的に片付ける。漢字検定の申し込み、消耗品の確認、ネーム入り封筒の発注、夏の予定の検討、名簿の整理、消費税率引き上げに伴う授業料改訂のお知らせ等等。仕事と言うものは無限に存在す。早目の退社後はBに寄って帰る。

 

6/11・火

 証券会社のパンフレットのような金融庁の報告書も問題だが、防衛省の資料が出鱈目であった方がより深刻だろう。此れは何とかアショアを巡るもので、レーダー波が当たるとされる山の高さが誤っていた。内容はネットの地図を丸写し。其の縮尺の違いに気づいていなかった上に、そもそもサインコサインタンジェントが分かっていなかったよう。

 朝からまあまあのお天気。再び自転車屋へ。今度は前輪ブレーキレバーが破損した。修理代2500円。信託銀行から書類が来て、精算内訳が判明す。亡父の現金は残ったと言えば残ったし、此れだけかと言えば此れだけかと言う金額。率にして三割に届かず。信託銀行の取り分が高い。併しね、過去の(相続に関しての)無策を振り返っても仕様がない。土地があればまた稼ぐことができる。新たな家作づくりに専念したい。何しろ一年早く出来れば一年分の日銭が上がる。半年なら半年分。其れを願って実父も早目に逝去したのだと思うことにしている。

家人は大腸の検査で小杉の大病院へ。吾人は遅れて参る。途中「丸仙」のあっさりラーメンで遅目のブレークファースト。続いて二階の内視鏡センターへ。例によってふらふらの家人を受け取る。取り立てて問題はない模様。会計は1700円余り(一割負担)。つくづく日本の健康保険制度は優秀だと思う瞬間である。何か食べたいと言うので隣のヨーカドーへ。行き成りステーキと言う訳には行かないから、二階の「サイゼリア」で甘い物から口に入れた。其のまま電車とバスで帰宅。四時過ぎ。此れで病院巡りも一段落(にして欲しい)。夕方須見伯母が来る。家人共共飲食は控え目にした。準休肝日。

 

6/10・月

 昨夜から大体雨。但し梅雨寒なので屋内に居る分にはまあまあ快適。ヒューマンエラーで止まっていた市営地下鉄が数日ぶりに復旧。優子さんから連絡があり、家庭裁判所の許可も出たとのこと。愈愈今月中には解体だな。午後は本降りとなる。相続関連の電話を二三本受けまた掛けた以外は、取り立てて無為。ちなみに信託銀行の人はもう異動だそう。大銀行もやっていることは滅茶苦茶だね。夕方久久の湯船入浴。此のぐらいの雨量だと、排水は目黒川経由東京湾直行かな。石鹸類の使用は控え目にした。瀬戸内海辺りは綺麗になり過ぎて魚の餌が少なくなったと言うが、そんなことがあるのだろうか。解散権濫用風は止んだよう。

夫婦揃って九十五まで生きると預貯金が二千万必要だという。大丈夫、そんなに長生きしないから。それにしてもいい加減な政府の報告書だな。金融庁の審議会の制作とのこと。老後には沢山御金が必要だから成るべく投資で増やして下さいという算段らしい。増やせと言っても大体投資先がないだろう。言われるままに危ない債券を買わされて、また何とかショックが起きて空手形になったらどうする積りか。まあね、預貯金がまあまあある人はまあまあ使ってまあまあの介護施設に入り、まあまあ余ったお金でまあまあの相続税を払って、身軽な形であちら側へ往ければいい。御金の循環である。無い人は・・・。ずっと大雨。外猫も退屈そう。箱に入ったまあまあ高い餌を食べさせる。人間の方はと言うと、昼は干し饂飩、夜は冷凍食品他。一歩も出ないから一円も使わず。夜は胃痛。胡瓜と秋刀魚の缶詰と冷たい麦酒の組み合わせが悪かった。結局夜半に強制排出。

 

6/9・日

 朝方は小雨。家人は鎌倉へ。ぼんやりしていると見たことがない生き物が猫餌を啄んでいる。狸かハクビシンか。而も毛は抜け落ち、後ろ足も動かない感じ。可哀想だけど追い払うより処置は無し。図鑑によると狸だな(中尾種だった)。草木が生えているから野良狸もやって来る。少し切り揃えた。昼は「とらや」でとんかつ定食、コロッケ増し(980円)。午後も警戒警固がてら低木刈り。夕方家人帰宅。シルバーカーにも慣れたよう。また鎌倉の伯母さんの首下がり症も多少は改善したとのこと。

 夜は「地球ドラマチック」(教育テレビ)。惑星探査機ボイジャー一号と二号の物語。今も何処か飛んでんだっけ。いやしかし、四十年も前のアメリカには予算が沢山あったね。法人税所得税? ガーファは税金払わないからな。そもそもみんな内向きだし。最近の楽しみと言えば一円でも安い物をクリックするか、他人を罵倒することくらい。

 

6/8・土

 朝から富士そば。宿酔を何とか収め、午後千葉方面へ参る。芥田先生の書斎で勉強会。参加者は月波君、客乃間、藤松君。そして若手研究者の木俣氏。鳳生大学でも教えているらしい。芥田先生の門下にこんな優秀な人が居たとは知らなかった。安心して未来を託せるね。近況報告の後、先日の「オレンジとその情熱と」の上映から。何度見ても、何人で見ても、やはり意味不明な個所が沢山あるという結論に至る。以後歴代総長のマル秘エピソードから、ウイリアムモリスまで、古今東西の知識人をネタに大量飲酒。どういう訳だがくしゃみが止まらなくなった吾人は早目(といっても十時半)に退席。以後一人で帰る。帰りは錦糸町経由。其れでも少し遠かったな。帰宅後直ちに抗ヒスタミンと胃薬。夜は結構涼しい。此の二日は流石に草臥れた。

 

6/7・金

 昨日家人が会った知人さんは、元元夫婦仲が良く、何処に行くにも夫さんの自家用車に乗って行くのだという。だから住まわれている隣の区からこっちの区に来るバス路線も分からないらしい。可笑しいな。31系統や09系統が、目の前を轟轟と走っている筈なのだけど。おひとりで出掛けたことがないのかな。自動車大国のアメリカなどでは、公共交通機関というものは、ひとを纏めて大箱に入れて運ぶから、個人の自由を阻害するという見方もあるそうだが、そもそも車社会で自由に移動ができるのは、車を自由に動かせる人だけである。大人でも子どもでも年寄りでも、まあまあの運賃を支払えば、まあまあ遠くに、まあまあ好きな時間に出掛けることが出来るという社会の方が自由であると思うけどね。線路よ、バスよ、何処までも何時までも続いて欲しい。

 関東も入梅。雨模様の中、朝から新宿に行き、物件の打ち合わせ。今度は三十六階のショールームに参る。キッチンだの便器だのと色色と参考になるものが並んでいる。早速見て回ったが、案外風呂が小さかったな。1612サイズ。以後内装を中心に決めて行く。建具のデザインから巾木の色まで。それぞれ数種類から十数種類。色合い等を考えると数百通り以上にもなるだろう。延延と提案と決定は続く。途中休憩を挟む。併し土地勘のないオフィス街に行き成り放り出されてもねぇ。何処の食堂も超が付くほど混んでいる。而も傘がないので何処にも出られない。辛うじてうどん屋に入り込んだが、都心で働くのも楽じゃないね。大体ライン労働ではないのだから一斉に休む必要はないだろうに。

最後の最後で駐輪場の位置で悩む。雨曝しでは可哀想。どうにか楓の下に作ることにした。諸諸と決めていたら何と四時過ぎまで掛かった。次回は二週間後。今度は弁当持参だね。一旦帰宅して休憩する積りだったが、其のまま職場に回航。件の中学生を教える頃には意識が朦朧とする。いやしかし疲れたね。中華、Bの後、Iを覗くと久久に大将とX女史が。二杯ほど御相伴に預かってタクシーで帰宅。1770円。此の領収書は堂堂と使えるだろう。

 

6/6・木

 朝から異様な暑さ。家人は知人と近所のイタリアン。吾人は絶賛冷凍食品中。午後出社。元生徒の松本君が訪ねて来る。確か此の子も中学時代は不登校で散散だった筈である。高校大学と進む内に元気になり、今年の四月から営業員として働いている。大丈夫、ひとは皆、成長する力を秘めているのです。問題は其のきっかけを適切な時期に適切な規模で提供できるかと言うことに掛かっている。此れが実に難しい。夜も暑い。こうなると途端に麦酒が旨い。仕事終わりの彼と無責任社長とで少し飲んで帰った。

 夜のニュースのキャスターが、五から六へ動いたとかで話題になっている。でも仕事柄あんまり見られないんだよね。平日の夜は久米さんと小宮さんと筑紫さんの時代で停止している。其れでも十時なれば、何とかステーションにチャンネルを合わせるし、十一時になれば何とかツースリーに移動する。一も四も増して八などは考えたこともないね。テレビもラジオと同じで習慣の世界になっている。そもそもテレビを見ているのは、中、高年・・・。吾人も其の仲間入り・・・、なんです。概ね日本全国そんな感じだよ。視聴率の大規模移動とかは余程画期的な組み換えをしない限り起こらないよね。ところで午後のラジオはどうなっているのだろう。

 

6/5・水

 朝から曇天。ぼんやりしていると固定資産税と都市計画税の納付通知書が送られてくる。実に六月だねぇ。総額188万円。また少し上がっている。迷惑な話しである。直ちに解析に取り掛かる。自家使用しているところもあるので全てを経費(租税公課)には計上出来ない。ちなみに通知書は全部で四通。土地の割り方は七つ。其の中の持ち分割合もそれぞれに異なる。エクセルと電卓とメモ用紙を動員し三時間掛けて計算した。やっぱり三年前専門家に頼んだのと大体同じ金額になるなぇ。何はともあれ、漸く納得出来たよ(今までは適当に上書きしていただけ)。此れで来年の確定申告はバッチリだ(今年も結構間違えていた)。早く来い来い2020年の二月某日。

午後は晴れて結構暑い。本日はこうした内勤のみ。それにしても、亡父の父=忠太郎爺さんが大正末期に土地を買い、家作を建て、それなりに苦労して守って来た土地である。漸く吾人も其の全容を把握出来た。少し遅かったな。何というか、吾人としては、先祖伝来の土地と建物に伸し掛かって生活するということに少少気後れしていたようなところもある。男子たるもの、自ら事業を立ち上げ、世に貢献したいものだしね。併し誠に残念ながら、吾人の給与収入は僅か数十万(自家用地の固定資産税と同程度)。結果として「家業」への比重が(極めて)高まりつつある。こうなれば一層草を刈り、自ら金槌を振るってあちこち修繕し、鋸で木を伐り出し丸太を組むところから新たな価値を創造したい。

 

6/4・火

 北の指導部は早速批判声明。例によって北朝鮮文学で以てAを徹底攻撃す。熊の足の裏の皮ほどに厚顔無恥であると。中中言い得て妙。何だか小気味よいほどであるなぁ。だから古米でも古自転車でも廃家電でも幾らか送って仕舞えばいい。まさかミサイルでお返しと言うことにはならないだろう。向こうは物がなくて困っているのである。何なら拙宅も色色と寄付してもいい。まずは人民の生活である。

 朝方に見回ると、路上に巨大なお好み焼きを発見。酔っ払いが派手にやらかしたな。早速バケツで流す。でも油分が残っていて痕がくっきりと。もっと端に寄せてしろと言いたいね。吾人なら最低限のマナーとして植え込みにするぞ。午前中は日誌の整理。昼は駒沢のラーメン新店へ。「おか本」という。家系ラーメンだったところが撤退して、再び家系になった。以前はセンターのスープを溶かして売るだけだったが、今度の店は赤いカウンターにねじり鉢巻き、大きな寸胴から平ざるで麺上げしている。やはり本格派の方が旨いね。而も御飯無料、御代わり無限。おなかいっぱい食べて行ってくださいと言う心意気もいい。折角なので半分だけ頂戴した。家系も淘汰の時代に入ったね。

午後は漫然とす。夜はスーパーの鯵の塩焼き(200円)。最近焼き魚が旨いと思える年齢になって来た。横浜の無人電車は有人にして運転再開。最初からこうしていればいいのです。人の力を信じなさい。まあね、機械以下の仕事しかしない人も多いけどな。そういう人には機械の補助を付けてあげてください。「ぽっぽや」の頃とは列車の本数が違うからね。

 

6/3・月

 愈愈あの事件から明日で三十年。それにしても不思議だな。ああいう体制でもあれだけ経済成長できるのだから。ところで米国から槍玉に挙げられている華為という会社は、我が社は純民間企業であると抗弁している。政府の策謀とは無関係であると。ならば本社ごと日本に引っ越して来れば面白いと思った。グローバル企業ならば何処へでも出て行ける筈。

引き篭もりの当人も親も高齢化していると何処かの役所が心配していた。いや、此れは寧ろ好機かもしれない。親が倒れて仕舞えば、子は否応なしに医療や介護に直面す。いやでも119番に電話をして、救急車に乗り込み、入院手続きをせねばならぬ。医師の説明に続き、山ほど同意書を書く。保証人欄に署名もす。続いてリネン類の申し込み・・・、以後延延。其処に社会との接点が再び生まれる。引き篭もりで悩んでいる親御さんにアドバイスしたい。まずあなたが倒れて仕舞えばいいのです。お子さんはきっと立ち上がってくれますよ。諸諸の手続きは看護師さんや病院職員の方方が優しく教えてくれるから心配無用。案ずるより倒れるが易し。初めの一歩ならぬ、あなたの一倒でみんなの人生は変わる。

 結構晴れると結構暑い。川崎の叔父さんが来たので昼は近所の和食屋に。此処は元元鰻屋だったが、最近は蕎麦からとんかつまでなんでもある。所謂ファミレス化。何でも出してやるという意気込みがあるね。ただ流石に鮨はない。それにもう少し安いといい(とんかつ定食が1300円)。叔父さんには昨年の梅酒を持って帰らせた。実は拙宅では梅酒を殆ど飲まない。

引き続き梅取りと草取り。六時半過ぎに結構遠目のスーパーへ。金目鯛の刺身もミニお好み焼きも冷やし中華も鶏のささ身揚げも既に全品二割引き。こうしてスーパーが日日やっていることがどうしてコンビニでは出来ないのだろう。不思議で仕様がない。つくづくシステムが可笑しいのだと思う。

 

6/2・日

朝から様様な書類に署名捺印。平日に届くようにレターパックを二つ出した後は、外に出た。246を只管下り、「とむちゃんラーメン」を目指すも生憎の不定休日。其れではと、長駆して晴雷亭を目指す。呑川沿いに進み、東工大付近を左折。幸い須須木さんが居た。以後どんどんと中高年男性が飲みに来る。みんな行くところがないんだね。結構昼酒して帰った。以後大量午睡。夜はノンアルコール。

逆走電車の製造元は何処なんだっけ。大阪のニュートラムも事故を起こしたし、愛知のピーチライナーは廃止、当該のシーサイドラインも累積債務に苦しむ。中量輸送システムは何処もぱっとしないな。例によって全国植樹祭。さてさて改元からひと月。大方の予想に反して新皇后は元気そう。トップになると打って変わって張り切るタイプかもしれない。

 

6/1・土

 再び梅仕事。どんどん叩き落とす。収穫は楽しいね(元元何もしていないけど)。瓶を買い足しに行ったら、今度は焼酎が足らなくなり、焼酎を入れたら次は氷砂糖が足りなくなる。以後スーパーを行ったり来たり。今年は空前の豊作で、焼酎は七升分+梅ジュース一瓶。十キロ近くは取れた筈。此れは植木屋さんの成果だな。

薄曇りで湿度も低い。こういう気候が続けばいいなぁ。さてさて六月である。万代伯母が脳梗塞を起こしたのも六月、亡父が起き上がれなくなったのも六月。厳重警戒の月でもある。朝は富士そば、昼はオリジン弁当、夜はスーパーの鮎の塩焼き。絶賛買い食い生活。鮎の頭はミケが完食。矢張り和猫だね。併しこういう雑種猫の遺伝子を調べてみたらなかなか面白いと思う。グレなんぞは、何処かの王国猫の末裔のような感じがする。食べ方が上品だもの。

横浜の無人電車が衝突事故。出発しようとしたら逆走して車止めに突っ込んだ。ノンヒューマンノンエラーとはならないんだね。そもそも人間を悪者扱いしてはいけないのだと思った。