2019年7月

7/31・水

 引き続き三十五度程度。朝方に飯をたこうと思ったら炊飯器が動かなくなる。可笑しいな。結構高かったのに。コントロールする基盤が壊れた模様。頭がやられては最早再生不能である。ガス炊きに緊急変更となる。勤続数年目、週休五日程度だったのに。暇疲れして壊れたな。

 御昼に出社。本日は八時間授業。余りに暑いので、東電のホームページを覗く。電気には余裕があるよう。また太陽光発電量もグラフ化されていた。ピーク時で1000万キロワット弱。此れって自家使用した分は抜いてあるのだろう。どちらにしてもまだまだ足りない。最低あと三倍は付けられるぞ。昼はノー火力。勿論ノー原発

退社後はBで数杯。珍しく田岡さんがいたので閉店近くまで。続いて碑文谷の新ラーメン店に。あっさり鳥蕎麦750円。内容的には可もなく不可もなく。但し店内は異様に暑い。検分してみると室外機を妙な木枠で囲っている。美装した積りなのだろうがあれでは排熱出来ない。基本的な事が分かっていない店である。立ち飲みBの後に出来た店であるが、こんなことでは持たないな。帰宅後は肌の修繕。汗疹だか紫外線にやられてあちこち痒い。ステロイド剤をピンポイントで塗り込む。でもやっぱり内から冷やすのが一番効くね。こうして七月も終了す。そう言えば今月は電車にもバスにも一度も乗らなかった。

 

7/30・火

 埼玉のある公立中学校では僅か数年の間に、二件の自殺と一件の殺人事件が起きたという。どうなっているのだろう。もう解体した方がいい。またN局党は早速磁力を発揮してゴミみたいな議員を集めている。其のまま消滅してくれれば、政界の大掃除になるのにね。一方日韓関係は徐徐にアンコントローラブルな状況に。此れだからナショナリズムに火を点けては往けないのです。下手したら焼き討ち事件まで発展する。そろそろかの国による仲裁策に期待するしかないか。あの親分に。ああ情けなや。

 続いて足場屋さんが来て、柵と仮設トイレを設置。二時間ほどで終了。どんどん進んでいくね。家人がリハビリ体操に使いたいというので、ヨガ用マットを検索す。素材×厚さ×重さで千差万別。数千種類も出て来る。適当に平均値を割り出して、適当な物を注文す。併しリハビリも効果が上がっていない模様。もう駄目だな。

 引き続き異様に暑い。昼はレトルトカレー。夜は三丁目の肉屋の豚肉で冷しゃぶ、激安八百屋の夏野菜を添えて。但し家人は肉を茹でるのも這う這うの体である。早晩、拙宅から調理と言う行為が消滅するだろう。

 

7/29・月

 朝からかんかん照り。と言うことで関東も梅雨明け。更地には早速人影が。仮説の電柱を立てている。工事用の電源だね。続いて基礎工事の準備。昼前には終了す。来年の今頃は物件の屋根がどんどん発電している筈である。

 午後出社。夕方富士そば休憩。退社後はBで少しだけ。帰宅後コンビニのこってりラーメン。夜も猛暑。拙室も初冷房す。芥田先生が救急搬送されたという緊急情報が入る。月波君に確かめて貰ったところ、駅で酔って転んだみたい。幸い軽症とのことだが、御大、本当に頼みますよ。

 

7/28・日

 未明は大雨と地震地震は二発来たね。と云っても空き家もないからもう安心である。朝は乾麺で盛り蕎麦。以後晴れて相当蒸し暑い。家人は鎌倉へ。となると昼はオリジン弁当。また此処数日の買い物が滞った結果、冷蔵庫も食料庫もからっぽである。増便して対応す。

 選挙から一週間。何とか新選組の件はまあまあ良かったとは思うが、もう一方のN局から守る党の件は宜しくないな。色色と調べてみると、此の党(と呼べるか疑問だが)はとんでもない人の集まりみたい。世の中に於いて、冗談半分や面白半分と言うのは重要な要素であるとは思うが、投票はもう少し真面目にした方がいいと思う。

 さてさて久久の休日である。録ってあった映画「万引き家族」。生きることとは食べること。登場人物たちは実に旨そうに物を食べている(しかもかなり粗末な物を)。まあね、カップ麺にコロッケを浸しながら笑って食べられれば、其れはもう立派な家族ですよ。夜は家人が買って来たスーパーの惣菜。例によって「買い食い家族」である。但し登場人物は二人だけ。

 

7/27・土

 朝から暑い。御昼に出社。中三社会。五月蝿い男子連中は高校野球を見に行った関係で全員欠席。素晴らしい。天祐である。続いて中三数学。教える側を含めて途中で燃料切れとなる。こういう時はクッキーを買って来て、みんなで摘まみながら関数の問題を解いた。ちなみに先月ぐらいから女の子が続続と入ってきたが、幸い直ぐに打ち解けている。今風に言えばコミュニケーション力があるのだな。こういう子の将来は明るいね。講習も半分が終了。退社後はBとIで二杯ずつ。中日は八連勝の後、八連敗。そんな馬鹿な。

 

7/26・金

 朝から完璧な夏空。猛烈な日差しとなる。通常ならば此処で梅雨明け宣言なのだろうが、マイクロ台風が接近中とのこと。解体も愈愈最終日。挨拶に行くと、おじさんたちは早速耐暑スーツを着用していた。此れは作業着に小型の扇風機が付いたもの。アイデアは随分と昔からあったが、電源の小型化に成功した関係で最近普及しつつある。イノベーションだね。多少は涼しいのかな。昼前に冷えたスポーツ飲料と常温の缶ビールを差し入れした。色色と御苦労様でした。

 御昼に出社。中三社会の後は、小学生の宿題の面倒を見る。明らかに学習障害の子なので全く進まない。トモエ学園なら兎も角、こういう子が普通の公立小学校に通って普通の宿題を出されても、まあ無理だよな。訳の分からない紙の束が押し寄せて来て、目が回るほど酷い目に遭ったという被害妄想しか残らないであろう。ただでさえ気の毒な学校生活である。夏休みまで宿題が出ては益益気の毒だと思った。此れ以上気の毒を増やしても仕様がないので、吾人の丸写しとなる。

其の後は高三女子の志望書作り。何とか整復師の学校に入りたいのだと。既にAO入試が始まっている。志望書の代書に当たり、まずは本人に色色とインタビューするのだが、聞いてみたところで志望の理由も動機もあったものではない。お嬢さん、一体何しに大学に行くのかね。結局何か身に付くものをということで、何とか士や、かんとか師を親や高校の先生に勧められているのだろう。いやしかし、こういう低志望な学生を幾らか集めたところで、教える大学の先生も気の毒だね。小学校から大学まで全部が気の毒。気の毒学校社会である(学習塾もね)。七時前に退社。晴雷亭で麦酒二本。吾人の気の毒だけは取り敢えず解消させる。帰って見ると重機も皆還っていた。がらんとした空間が広がる。来月の地鎮祭まで大きな予定はなし。以後断続的に雨。例によって二階の拙室は炎暑状態。階段を一段上がるごとに体感温度は上昇す。そもそも二階はどうしてこんなに暑いのだろう。新物件は本当に涼しいのかね。

 

7/25・木

 主計士官が巨大戦艦の見積り書の不正を見抜くという映画が公開されるらしいが、其の調子でリニア新新幹線の出鱈目ぶりも検証して欲しいと思った。此方は列記としたノンフィクションである。而も現在進行形。

 さてさて此方も数度目かの打ち合わせである。今回は地元の不動産屋さんにて。内装の変更契約である。材質の変更、デザインの見直し等等で百円単位で高くなったり安くなったりを繰り返す。太陽光パネルは0.3キロワット分増設でマイナス七万、外部建具工事はプラス十二万七千四百円みたいな感じ。コンセントの一つひとつまで単価が変わる。トータルすると結局プラス二十四万円一千三百四十円。なんだあ、案外安いねと驚くことなかれ。問題は金額ではない。此の精緻を極めた契約書の数字の数数である。大体一時間で終了す。まあまあ晴れて異様に蒸し暑い。またしょぼい台風が来るのだという。解体作業に引き続き、整地作業。足場も外れる。あと一日。

 昼は三丁目のとんかつ弁当(770円)。また夕方自家注射した家人は結局やっぱり案の定引っ繰り返っている。いい加減、此れで懲りただろう。大体腰痛で通った医者に、何で骨粗鬆症の治療をされているのだろう。根本的なことを考える必要がある。

 

7/24・水

 朝からヘリが異様に五月蝿い。また何かの火事かテロかと思った。すると五輪に備えた交通実験だという。大挙して上馬の交差点を撮っていたらしい。都心への流入を絞った結果、周辺道路は大渋滞。こういうことを態態平日にやるかね。家から一歩も出ない吾人ですら非常に迷惑した。本当にふざけている。本当に今からでも返上して欲しい。

 御昼に出社。以後八時半までずっと授業。講習期間に二度だけある八両編成の長時間勤務である。中三社会、中三英語、中二数学の順。興味がないらしく地理授業の反応甚だ悪し。何かいい教材はないかな。「日本沈没」でも見せるか。退社後は立ちのみBで少しだけ。其のままげんなりと帰宅す。まあまあ暑いが解体作業も継続中。廃材と残渣の処理にあと二日掛かるとのこと。朝は大渋滞に巻き込まれて大変だったと思う。

 

7/23・火

 昨日の興業会社社長の会見は五時間も続いたのだという。そんな馬鹿な。朝方は霧雨。最後の梅雨空の日(との予報)。それにしても昨日は疲れた。一日勤めたら一日休まなくてはならない。となると週休三日半と言うのが適正であるな。昼は激安スーパーの三百円弁当。大して旨くない。午後はまあまあ晴れた。解体作業は最終段階。ユニットバスも微塵となり、愈愈立っているものは何も無くなる。夜は信濃屋の自家製鰹のたたき他。ちなみに通信障害によりクレカ等は使用不可とのこと。矢張り頼れるものは現ナマである。

 京都の事件では身元確認が難航。一方重体の容疑者は数日前から犯行機会を伺っていたのだという。何処かで何かが少しでもずれていればね。其れにまさかあんなに燃えるとは当の犯人も想定外だったのだろう。本当に何処かで誰かが少しでも何かをしていたら・・・。勿論不審尋問をして事前に検挙するということもあるだろうが、ちょっとした経緯で激昂して人を刺して仕舞ったという事例がある一方、何気ない声掛けでテロを思い留まったというケースもきっとある筈である。

 

7/22・月

 今日明日まで再びの梅雨寒む。さてさて解体も三週目に突入。残すは台所周辺のみとなる。午後出社。本日から夏の講習である。愈愈新型車両が品川快速線にデビューする。速い早い。少し持て余すな。何時ものように漕ぎ出すと道路状況の方が追いつかない。さてさて五時間ほど授業する。いや疲れたね。Bに寄って帰る。帰りも快速運転。一方お肉屋さんに続いて此方の商店街の八百屋さんも閉店。十五の頃から六十年働いて来たという。御苦労様でした。

 家人は再び整形外科に行く。すると週に一回の注射では濃いようだから、毎日打つように処方されたという。そんな馬鹿な。大体八十過ぎの婆さんに今更骨を強化する必要が何処にあるのだろう。とんでもない儲け主義の医者であると思った(新築のビルに行き成り入居するだけの事ある)。費用は一割負担で数千円。と言うことは・・・。家人は安い安いと喜んでいるようだが、そもそも其の原資は税金と下の世代からの保険料である。例によって、こういうことを何遍説明しても家人には分からない。そもそも年相応と言うことが分かっていない。アンチ・アンチエイジングと言うものが分かっていない。何度も激昂し閉口す。

 

7/21・日

 さてさて異様に盛り上がりを欠いた参議院選挙である。思わず危険ではなく棄権な誘惑に駆られる。危ない、危ない。早起きした足で投票所に。以後自転車の完熟運転。昼は家人が買って来たアスターの弁当。八百円。やっぱり旨い。ところで拙宅の近所に激安青果屋がオープンした。行って見ると、冷蔵設備無し、訳あり品を中心に当日売り切る方針のよう。枝豆百円、小松菜二束百円。此れでいいんだよね。但し長雨で商品は少なめ。

結果としては五割を割るという低投票率になる。余り開票速報は見なかったが、与党は議席を減らし、社民党は一議席を確保(幸い吾人に死票は無かった)。国会は多少バランスが回復す。併し例によって投票が終わった後になって、ああでもないこうでもないと報道をしてもねえ。何時からこんな放送方針になったのだろう。闇営業問題で事務所を解雇された芸人さんらが会見し、古巣の実態を暴露。今や政府広報の片棒を担いでいる大会社であるが、実態は非常に古い体質の会社であると思った。此の会社も大きくなり過ぎたんだな。何事にも限度がある。そもそも此の数日、どちらかと言えば後者の話題の方が多い。そんな馬鹿な。

 

7/20・土

 外務大臣は韓国の大使を呼び出して、記者の前で公然と罵倒していた。前から思っていたけど、此の大臣、頭が相当可笑しいよう。そういう争い事を収めるのが、そもそもあんたの仕事だろう。職業教育と言うものを受けていないのだな。何か言って目立ちたいとでも思っているのならば、所謂右翼中二病である。

 朝から富士そば。続いて新車の受領。早速試運転。流石に静かだね。後ろのブレーキもABSみたいになっていてロックしにくい構造。鍵も本格的。安心して使えるな。更に習熟運転がてらに遠くの「京樽」へ。矢張り新車は速い。口径が一インチアップし座面も高くなったからかな。但し止まると暑い。どうにも非冷房車である。ちなみに自転車の正式商品名は「ロングティーン」。成程、吾人の精神年齢もずっと十九歳程度である。

引き続き解体作業。ところで此の家の解体を一番残念に思っているのは、戦争で死んだ義雄伯父さんだと思う。一番帰りたかった場所だろうし。伯父さんどうもすいません。松の木と慶応で学んだ頃の本類は残してあります。本日は分別と運び出し作業のみ。昼過ぎには終了。余りに蒸し暑いので少しエアコンを点けた。

 ホルムズ海峡周辺は極めて厳しい状況に。何かの偶発事態で戦闘状態に陥る危険すらある模様。ああ早く化石燃料に頼らない暮らしがしたいな。第一に、安全である。夜も試運転。矢張りライトの光跡が少し高い。ドライバーで調整す。

 

7/19・金

 変電所が焼損し京王線は長時間運休。最近京王が駄目だな。朝は小雨程度。以後曇る。引き続き平屋部分の解体。外壁もなくなり、次第に御隣りとの境界面が露わとなる。初めて見る景色である。実は母屋は厠や物置きを増築していて、隣地に密着していた。新物件は二メートル近くは離すから風通しも良くなる見込み。

さてさて残りは居間の半分と台所とユニットバス。古い風呂では危なかろうと、納戸を改造して十数年前に入れたのだが、以後伯母は急速に衰え、幾らも使わない内に施設に入ることとなる。勿体ないな。一回当たりの入浴料は特殊浴場並みになるかもしれない。それにしても、つくづく人の寿命とか運命とかは分からないもの。人生設計とかキャリアデザインとか、そもそも無理だよな。

 午前中は吾人の生命保険の更新契約。女の外交員が参る。健康診断結果の添付が必要なよう。他にも電子ペンでいろいろ書かされた(勤務先や年収も)。此の件は全て家人に任せてあるが、それにしても民間保険ね。漸く社会保険の方は少し分かって来たけど、全く分からない分野である・・・。ちなみに掛け金は月一万数千円。実は相当損をしているような気がするよ。午後出社。授業は適当にして講習準備を進める。退社後はBへ。皆さん疲れているようなのでコンビニの御菓子を差し入れた。Iでもう一杯。すると井満さんが居て、何故か一人で寿司を食べている。普通、少しは振る舞うだろう。食い物の恨みは怖ろしいぞ。其のまま帰宅。ガソリンを規制しなくてはならないな。ガソリン車がなくなるまであと何十年かは掛かるだろうし。

 

7/18・木

 各種健康保険料の納付通知書が出揃う。後期高齢者の家人は年額四万三千円(均等割り分のみ)で、国保の吾人が約二十万円。家人は納めた保険料や医療費の十倍から十五倍は使っているな。吾人の分を全部回しても大赤字である。高齢者医療費の半分は税金だそう。なお幸いにして介護保険はまだ使っていない。此方は七万三千円。

 さてさて二階部分は消滅し、続いて平屋部分の解体に移る。結局後輪も修理に出した。新車発注中と言うこともあり、修理代はサービスしてくれた。まあまあ曇ってまあまあ暑い。梅雨明けは接近中の台風次第とのこと。昼前に京都のアニメーション制作会社が炎上。どうもテロ事件の模様。爆弾がなくとも銃がなくともガソリンさえあればテロは実行出来る。

午後出社。夕方以降異様に蒸し暑い。スマホを見ると巨大な雨雲が近づいて来ている。最終授業は三分ほど早く終了し、子どもたちは早目に帰した。何事も臨機応変に安全第一である。大人の方はと言うと、Bでもたもたしている内にたっぷり降られて帰る。昼の放火事件は死者多数。特定企業を狙った事件としては、「狼」をも凌ぐ戦後最悪クラスとなる。而も動機は極めて個人的な事情の模様。

 

7/17・水

参議院選挙まであと数日。世間一般の関心薄し。吾人が超大物フィクサーならば、箱根の別宅にマスコミ各社の要人を呼び立て、Aさんにはそろそろ辞めて貰いましょうかなどと呟くのだけどね。磁器か何かを愛でながら独白のようにして。色色頑張ってくれましたが、少し長くやり過ぎましたなと言うな。まあ大手マスコミの影響力も高が知れている時代だけどなぁ。スイマセン、「日本沈没」の見過ぎです。

 まあまあ曇る。朝の八時にディーゼル音と振動で起きる。同時に電気の取り外しも。本日は三人体制。また今朝は土も掻き出している。壁に大量に使われていたからね。土が断熱材の時代があったのである。以後水を掛けながら二階の屋根まで壊す。見ていると、重機で適当な柱を掴み、其の柱で届かない所を壊して行く。機械を使った職人技だね。一方家人は依然として臥せっている。ちなみに昨日の注射は一本千円だと。詰まり元値は一万円。大枚使って却って病気になってどうするの。全く不要な治療である。医師の言うことを鵜呑みにしてはつくづくいけない。インフォームド・ディスコンセントが大事である。午後は久久に晴れた。二階は壁の一部を残して無くなる。大量の布団と畳も運び出す。夕方には家人も回復す。

 

7/16・火

 未明は結構降った。以後降ったり止んだり。愈愈重機壊しが本格化。周辺にはディーゼル燃料の燃えた臭いと母屋の古い材木の臭いが立ち込める。見ていると桐の箪笥も一捻り。壊すと分別、分別したら壊すの繰り返しなのだが、丁度霧雨が降り続き、水掛け作業が不要となる。天祐だね。流石にどんどん進む。出て来た廃材はトラックに積み込み。これらは銭湯に行くのかな。こうして組み立ててあったものが解体され、熱と煙になって分子か原子に戻って行くのである。兎に角、次の大地震の前に壊せた良かった。何しろ此れ以上古い建物って、町内には皆無であるからね。

 午後臨時出社しようと思ったら、家人が不定愁訴。どうも午前中に整形外科で変な注射を打ったらしい。骨中カルシウム増量用とのことだが、言わんこっちゃない。例によって病院が病人を作り出すのである。安静にしているように指示して出発す。退社後はBに寄るも、再びの降雨。何とか止み間を狙って帰る。後輪がぷかぷかの自転車で。愈愈だな。

其処で鉄道会社風に言うと「長年に渡り、世田谷循環線・世田谷中央線・品川快速線等で活躍を続けてきた8700型自転車ですが、登場から既に三十年以上が経過し、安定的な輸送サービスを提供することが困難となってきています。つきましては、以下の要領で新型車両を導入いたします。形式19000型自転車。非電動式。三段変速。導入コンセプトは伝統から未来へ。車体カラーは従来の8700型を踏襲しつつも、夜を駆け抜けるにふさわしいクリスタルブラックを。パンクしにくいロングレッドタイヤ、あらゆる荷重に耐えるタフフレームと大型バスケットを採用し、ラージな需要にお応えいたします。」てな感じだね。以上大人の電車ごっこ

帰宅後映画「トータル・リコール」のリメイク版。地球の反対側まで通勤した先でやっているのは物凄い単純作業と言うのも悪夢だが、わたしはあなたであなたはわたし、此処は何処、わたしは誰的な展開は、酔った頭では何が何だか分からなくなる。此の作品は精神疾患の疑似体験にはいいのかもしれないな。眠くて眠くて途中で挫折。

 

7/15・月

 海の日だけど雨の日。梅雨明けはまだまだのよう。そもそも今年は第三月曜日が早いのね。まず遠目の激安スーパーに一便。段段と止んできたので、駐車場の端に防草シートを張る。併し砕石が邪魔して中中ピンが入らない。結局適当な植木鉢や石を載せて行く。続いて昨日の店で自転車を注文。四万円余。大型発注だね。実に三十二年振りの新型車両の導入である。国鉄並みの間隔だと思った。就航は数日後。其の際はテープカットしないといけないな。

昼に月波君が来たので、解体途中の古屋を見せる。折角なので二階まで上がったけど、何処もぐちゃぐちゃの滅茶苦茶。いや併しね、半壊れの家など見たところで仕様がないと思った(決して楽しい物ではない)。其の後は駅前の中華屋で軽い昼餐。此の店に入るのは半年ぶり。まあまあ御客が入っている。此の建物は実は魔の地で、「はなまるうどん」「大戸屋」他死屍累累なので心配していた。車で来たのと言うので件のちゃぶ台を持たせて帰った。廃品回収させられて彼は迷惑かな。午後は須見伯母と庭木の剪定。あっという間に七十リットルが二袋。須見伯母は元気だね。家人より年上なのに。肉体と言うより精神、詰まり性格の問題だな。家人なぞは何に付けても文句しか言わないから、長生きしても楽しくないだろう。第一に周りが迷惑である。夜も涼しいというか寒いくらい。適当な残り物で晩酌す。

 

7/14・日

 未明は大雨。以後ずっと霧雨。再び寒い。昼は信濃屋の油淋鶏弁当。一食抜いたら食欲全開に戻った。午後は止んでくる。ところで亡父が買ってくれた自転車も全体が崩壊してきた模様。出ようと思ったら再びの空気漏れ。愈愈限界かな。何しろ三十二年も乗っている。地球を一周半から二周はしている計算である。そろそろ空中分解とか重大事故が起こるな。

と言う訳で近くの自転車店に参る。若い店長が色色と教えてくれた。カタログも貰う。ただ此の店が取り立てて安いという訳ではなさそう。となると何時もの古い自転車屋で買うかな。迷うね。トライスターにするか、DC10にするか。天の声が欲しいところ。まあどちらにしても買うのはブリヂストンだけど。今日明日の作業は無し。猫も大体ぐっすり寝ている。

 

7/13・土

 天候は徐徐に良くなる。さて五日目。引き続き屋根部分の解体。葺き板の取り外しと二階の造作の撤去など。例によって手壊しなのでなかなか進まず。多少薄日が差して昼はまあまあ暑い。本日は冷たいお茶と水羊羹を提供した。

午後からまた小雨。さてさて解体屋さんが帰ろうとしたところ、トラックが動かなくなる。部品が破損して燃料が漏れるという重大故障に。古屋の呪いか?(少し酒が安かったから)まさかね。むしろ移動中に壊れなくてよかった。何しろ人も車も古いからねぇ。結局レッカー車を呼ぶこととなる。八時前に漸く引かれて帰って行った。

また甲子園のオールスターゲームは大雨。伊勢神宮の花火大会も雨。「あずさ」も「しなの」も踏切事故でグダグタ。厄日だね。まあね天気の件は仕様がないが、後者はたった一人の不注意で数万人の三連休が滅茶苦茶に。迷惑な話しである。晩から何だかカラ咳。残り物の小量飲酒に留め、暖かくして早く寝た。

日韓は半導体の素材輸出を巡って泥仕合に。韓国の場合、より民主的な政権ほど国民世論を広く刺激して日本により強く出て来るという逆説がある。そしてとうとうA周辺が怒り始めて今回の輸出制限処置に至ったのだと思う。謂わば左対右の対決だな。左には左をぶつけたいところだけどね。なお無産政党の人から花を貰う。亡父の新盆見舞いということなのだろうけど、例によって拙宅では何もせず。

 

7/12・金

 昨夜から雨模様。霧雨の中、四日目に突入。少し重機も稼働する。同じく昭和の修繕で張り付けたトタンを剥がすと土壁が露出。其の度に水を掛けるから、大して進まず。日中も二十度程度。梅雨寒むである。昼は半田の素麺で煮麺。作業班には熱いお茶を出した。午後は止んで来たけど、割と早目に終了。さてさて定時自転車出社。金伍万円受け取る。漢字検定等があり、それなりに忙しい。退社後はBとおじさんたちとついつい「日高屋」へ。大したラーメンは出て来ないが、アルコールが安いから結構入って仕舞う。座って飲んで食べても立ち飲み価格だからね(今月から穂高屋改め実名表記とす)。

 選挙が近づくたびに、シルバー民主主義と言う用語が聞こえて来る。社会保障が高年齢層に偏っており、また投票率は高齢者ほど高い傾向にあるので、やっかみ半分にこういう言葉が生まれて来たらしい。でもね、そもそも医療にしろ介護にしろ、加齢とともに御世話になる仕組みである。取り立てて理不尽なところはない。若い内はバリバリと仕事してまた消費して、政治とか老後とか年金とか社会保障制度の事など考えたことも無いというのが、今までの日本社会であった(比較的正しい政治的無関心)。ところが急に若い世代が稼げなくなって来て、急に上の世代が目障りに感じるようになって来たのだろう。でもね、御年寄りはみんなの親御さんや祖父母さんですよ。もう少し優しくならないといけない。また年配の人には、地位と収入に固執することなく、若い人にもっと仕事と権限を委譲して欲しい。早や隠居(と言っても六十五くらい)して年金生活。其の原資は若い人が払ってくれますよ。此れで世代間格差も解消する。

 

7/11・木

 テレビは何となく直ったので元に戻した。何だか涼しいというより寒い感じ。冷夏だね。昨年は猛暑だったというが、あんまり記憶がないな。例によって医療と介護生活だったから。

さてさて三日目。本日も二人勤務。幕を張り、屋根の一部を剥がす。此れは昭和後期の修繕でプラスチックっぽい瓦に変更されている。分別回収なのだね。楓も引き抜かれた。併し工事と言うのは落ち着かない。こんな感じが年末まで続くのである。流石に猫も不安そう。午後出社。BとIで中量飲酒。帰宅後湯船入浴。

 

7/10・水

 ハンセン氏病家族訴訟に関して政府は控訴を断念。Aの政治判断だそう。選挙期間中と言うことも加え、直前にA新聞が逆の事を書いたらからかな。

 さてさて二日目。天気も依然涼しく作業向け。もう一人のベテランさんが加わり、金網フェンスを切り倒し、足場を組む。重機搬入口も作る模様。何となく静かだったが、御昼前に愈愈重機が降臨。真打ち登場である。早速檜と門柱をぐわっと一太刀。圧倒的な破壊力だね。今まで色色と見て来た光景だが、慣れ親しんだ、増して自らの所有物が壊されるとなると迫力が違う。以後は案外大人しく、作業スペースの整地確保が中心。敷石などの無機物と木の根などの有機物を分けていた。

 それにしても此の家を建てたのは大正末期。大体人力だろう。与作が斧で木を切って、筏を組んで川を下る。湊か里に出たら、機帆船か汽車ぐらいは使ったかな。そして木場まで持って来る。大鋸で切り出して漸く材木に。赤銅色に日焼けした男たちが目に浮かびそう。少しは貨物自動車に載せたかもしれないが、概ね馬に引かせたか大八車か何かだな。現場では更に鉋で削ったことだろう。今は何でも機械、機械である。午後一瞬だけ出社。面談等の為。急いで戻ったが、幸い本屋は手つかずであった。明日は足場の幕張りからだな。本日は重機操縦者を含めて三人。でも解体屋さん、若い人は一人も見ないけど大丈夫なのかね。

 

7/9・火

 まあまあ曇り。結構涼しい。仕事日和である。さてさて八時前に日焼けしたおじさんが参る。愈愈作業開始。其れに合わせ御酒を撒く。檜と楓に一たらし、母屋と庭にも。こういう場合は矢張り日本酒だな。新潟の「朝日山」を用意した(但し百寿)。まずは造作物と植栽の撤去から。こうして九十五年の歴史に幕が下り始めた。ついに、いや漸く此処まで来たよ。

と言うことを最も報告したいのは亡父であるが、生家をあっという間に壊されて激昂するかもしれない。そもそも空き家をどうするのかについて、父と何か話し合ったという記憶がない。大体無責任だよな。何も決めないで彼方に行くとは。此れがもしも平屋ならば、所謂古民家活用法を考えたのだが、二階建ては難しいよ。上階の重みで全体が傾いでいたからね。ということで吾人が数年前から何となく描いていたビジョンを急遽現実化することになったのである。

 一方発注主は大してすることも無し。結局草取りしたり西洋朝顔を引っ剥がしたり序でに散髪したり。三時前には作業終了となる。途中ガスを切りに別業者が来たが、本日の勤務は此のおじさん一人だけ。よって大して進まず。小木と物置きと二階の窓サッシ類の撤去程度。最後に猫の侵入経路を塞ぐ。もう上がって行っては駄目だぞ。危ないからね。夕寝の後、保存食品で軽い晩酌。幸い猫はケロンとしている。

 

7/8・月

 漸く止んで以後曇る。さてさて解体であるが、朝から管理者がひとり来ただけ。前の現場が遅れて着工は明日となったとのこと。看板等を設置して直ぐに帰って行った。吾人史上最大の作戦の開始は更に一日延期となる。何だか手持ち無沙汰なので結局草取りなど。午後は少し晴れた。家人軽く発熱。夜も惣菜類。また角部屋は元栓不調で止水できず。交換が必要とのこと。

つい夜更かしして「マイマイ新子と千年の魔法」。昭和三十年の防府市が舞台の物語。相変わらずディテールが細かいね。ガス冷蔵庫とか初めて見たよ。防府には国府があったので千二百年分以上の物語があると言うことになるが、関東地方に住んでいると律令時代って意識しないな。精精頼朝からである。

 

7/7・日

からしっかり冷たい雨。今年の梅雨は本格的である。家人のテレビが映らないという。調べてみると確かにリモコンが受信できなくなっている。本体側が悪い。受信部を小突いても効果なし。可笑しいな。拙宅で一番新しい機種なのに。取り敢えず吾人のものと交換す。此れで一段とテレビは見なくなりそう。

午後もしっかり降った。空き家は最終チェック。愈愈解体前夜である。但し家人の関心は薄い。嫁に来た立場だからね。思い入れも少ないのだろう。ひょっとしたら悪い思い出の方が多いのかもしれない。ウタ婆さんも強烈だったから。雨中駅の向こうの電鉄系スーパーに参る。矢張り色色と美味そうな刺身が並んでいる(近海天然物)。近所のスーパーはどうしてこういう風にならないのだろう。何時も同じ解凍物と養殖物ばかり。やる気がないんだな。

 

7/6・土

朝には止んだ。曇って涼しい。何時もの電気屋さんが来ていたので、先日の遮断器について相談す。大した機械ではないので更新の必要はないとのこと。成程、なるほど。昼は中華食堂。七号室は住人が交代す。再び引っ越しゴミの再分別(瓶も缶も滅茶苦茶だった)。此方は先輩が後輩に部屋を禅譲したらしい。空き部屋時間はゼロなので有り難い。

午後も涼しい。草取りした以外は取り立てて無為。大阪の古墳が世界遺産に登録されたとのこと。ならばきちんとした学術調査を受けるべきである。不都合な真実が出るかもしれないけどね。所謂北方騎馬民族征服説である。

 

7/5・金

 曇って涼しい。家人は件のリハビリ整形外科へ。治るといいけどね。ちなみにベッドは外猫用のデッキとして再活用することにした。結構いい木を使っているから長持ちするだろう。午後出社。小学生に、「男は黙ってサッポロビール」、(此れだけだとポリティカルコレクトに抵触するので)「女も黙ってアサヒビール」「子どもも黙ってキリンレモン」と言ったら、結構受けていた。ではサントリーはどうなる? 大したことをしていないのに異様に疲れる一日。何でだろうと思い返したら、朝の内にホロコーストに関する本を色色と読んだからだと思った。退社後は立ち飲みBで二杯だけ。夜から大雨。太腿を濡らしながら急いで帰る。

割と早く帰り着いたので適当なニュース番組を見ていた。今度東京湾無人島に無人機で飲み物等を配達するサービスが始まるそうである。お試し期間なので利用料は一回500円だそう。破格だね。ドローンと言うものはIT産業から出て来たと記憶している。でも此れを物流に使うというのは少少無理がある。そもそも物は情報ほどには簡単に動かせないし、増して重力に逆らって空を飛んで行くなど相当無理な話しである。

 

7/4・木

 強力化した梅雨前線が近づき、午前中は大荒れ。御昼前には落ち着く。来客来電、工事なし。午後まで漫然とす。夕方前出社。此の時期は高校の定期試験対策もする。春秋時代とか司馬遷とか黄巾の乱とか、みんな大好きな時代の筈だけど、吾人の頭にはさっぱり残っておらず。可笑しいな、そもそも入って無かったのかもしれない。私大文系入試の哀しさだな(日本史のみの選択でした)。矢張り、幅広い教養を身に付けていなくてはね。ところで新皇帝の座を伺う現国家主席にはこういう権力の興亡がびっしりインプットされているに違いない。(私大文系推薦入試の)Aの頭では対抗できる筈も無いな(自戒を込めて)。

 退社後はBに行くも誰にも行き合えず。碑文谷のココ一番に寄り、二辛のフライドチキンカレーで頭を温める。帰宅後、世界史の教科書を少し見直しした。あっという間に飽きて仕舞い、白猫を抱き寄せる。やはり老子荘子がいいなぁ。無為徒食、小国過眠(寡民と打とうとしたらこう出た)、夏炉冬扇、粗製乱造。吾人の好きな四文字熟語である。そもそも英雄豪傑史観は宜しくない。

 

7/3・水

 まあまあ晴れて暑くなる。何時もの大工さんが来て、角部屋の造作撤去から。畳と合わせて、廃材の類は母屋に運び込む。また玄関の木戸を取り外す。此れは裏口で使う予定。木戸がなくなった玄関を角部屋のベッドで塞ぐ。何でも再利用しなくてはね。午後臨時出社。本日はS山先生の代講。退社後は立ち飲みBでひと休み。1580円。排水は元に戻った。

 

7/2・火

 ずっと梅雨空。朝方は防草シートの張り直し。空き家の物を引っ剥がして再利用す。水道屋さんが一瞬来て、水道の栓を立ち上げる。解体には水が必要だからね。昼は駒沢の「おか本」のラーメン。二度目だがやっぱり旨い。其の後深沢の西友に回航。此処は日用品オンリーの店舗。防草シートのピンと室内用物干しを購入。再び三十分掛けて自転車で戻る。こういうホームセンターが近くになくてほとほと困っている。

 午後はまあまあ晴れた。草取りしながら敷地内に散在している何だか分からない物を収集する。何だか分からない物とは、昔の物干し竿であったり、棚の残骸であったり、壊れたカーテンレールなどであるが、此れらは何が何だか比較的分かる方である。本命は塩ビ管や鉄管や足場の部品や縦樋などなど。何でこんな物が続続と出て来るのだろう。大昔の修繕工事の端材か何かかな。みんな持って行って貰おう。結局汗びっしょり。晩は結構涼しい。買い物には行かずに冷凍食品を並べた。生協宅配のハンバーグと鰹刺し。優子さんから送って貰った秋刀魚の干物。下手なスーパーよりよっぽど旨い。中日の応援歌から、「お前」が削除の方向。子どもの教育に宜しくないと。吾人も通常生活では「お前」とは一切言わないけど、球場では言うよな。そんなことを言っているから勝てないんだよ。「あなたが打たなきゃ誰が打つ」。そんな馬鹿な。

 

7/1・月

 小雨が降ったり止んだり。再び久久の朝のお勤め。入梅の遅かった西日本は行き成り末期の大雨。午前中は内装屋さんの若頭が来て、角部屋の見積もりを取る。午後は信託銀行の人が来る。相続手続きは全て終わっている。今回来たのは金融営業部隊である。ベテラン女性職員が担当課長と二人で現れる。手ごわいぞ此れは。何しろ遺産整理が終わったことを知っているからね。金利がゼロになって仕舞ったから、そもそも資本主義はそろそろ御仕舞なのではないですかなどと言ったが、愈愈ゼロの時代だからこそ益益の投資信託を勧められる。断るに断れず。低リスクの商品だが、運用実績に関わらず投資顧問料などと言うものも引かれるから、下振れリスクもあるらしい。どうしたものか。すると此の間に解体屋さんと新任の現場監督と何時もの営業担当者が来て、実地検証及び近所への挨拶回り。月初めはつくづく忙しい。出たり入ったりしている内に、ついうっかり契約の運びとなる。最低ランクでも富士そば凡そ一万杯分から。そもそもこんな訳の分からない物(金融工学?)に投資するより、空いた部屋を早く直して、いい人に一か月でも長く借りて貰う方がよっぽど佳いのである。

 ほとほと草臥れたので晩食は全て近所のスーパーへ。例によって何時も同じ物しか置いていない。今まで手に取ったことのない物を選んだが、たこ焼きも焼き鳥もししゃも焼きも全て及第せず。鶏肉はぱさぱさ、魚も全焼死しているし、蛸など小指の爪ほども入っていない。一応店内調理している筈なのだけどね。作って何時間も経っているのだろう。あれでは全てコンビニに劣る。一度文句を言ってやりたいと思う。それにしても腰の状態が悪化している家人の調理能力の低下に伴い、乾麺やパスタなど大鍋を用いる麺類は廃番、回鍋肉や麻婆豆腐といった中華鍋を使うのも廃番、揚げ物はとっくに廃番。出来るものはフライパンで焼くことぐらい。外食中食が頼りである。