2020年・2月

2/29・土

 再び朝から団地に出動。電気ガス水道の解約に際し、どういう訳だかガスだけ立ち合いが必要とのこと。併し結局作業班は現れず。忙し過ぎるので後で締めておきますと電話がある。あらま。結局またまた片づけ。収穫は押入れから古い通帳と印鑑が出て来たくらい。あとはやっぱり只管廃棄。またまた十数袋。階上の女性と会ったので未使用のシーツやタオルの類をごっそり差し上げた。そろそろ本当に此れで御仕舞にしたい。ちなみにどのドラッグストアーも開店の一時間も前から行列中。まるでソ連末期だね。道知事は緊急事態宣言。暫らくは外出するなと。法的拘束力はないんだけれどね。ちょっとオーバーかな。道からの非情のお願いくらいにすべきであろう。返礼品の缶コーヒーを飲みながら市バスに乗る。吾人も窓を少し開けた。門戸開放、一億総換気宣(扇)言の方が効果的だと思う。

シロが目を怪我したらしいので急いで帰宅。例によって見つからず。すると御向かいの庭に居た。双眼鏡で覗くもよく分からず。暫らくして帰って来る。よくよく見るとパッチリ開いている。家人の勘違いのよう。万事騒ぎ過ぎである。テレビを点けると、誰もいない球場でオープン戦。抽選で千人くらいは入れてもいいよな。嘗ての川崎球場くらい。

遅い昼に冷凍パスタ。夜は冷凍鰻。丁度晩酌時にAが出て来て、国民の協力が大切だと訴える。国家総力戦のようだと思ったけど、国民には竹槍はおろか、マスクすら無いんだもんな。其れに今回の休校宣言はAの思い付きのよう。精精春休み前倒しのお願いくらいにすべきであった。如何せん、唐突過ぎる。支持率低下で国のトップがパニックになった模様。大体元元の公衆衛生のレベルが違うから、かの国より燃え広がらないという楽観を敢えてしたい。投資信託は再びマイナス。凡そ2.5マン。

 

2/28・金

 世界の各地で日本人が入国拒否に。まあねそんなことをしても無駄です。もうパンデミックだから。仮に北半球で収まっても南半球が燃え盛るだろうし、西と東は同じく流行る。終息には一年掛かるな。となると五輪も延期かもしれない。それにしても内需に深刻な影響が出ている。観光業は勿論、給食食材の納入業者まで。まるでコロナ不況である。

 終日晴れ。昼飯を買いに近所のスーパーへ。するとトイレ紙やティッシュ紙が売り切れている。そんな馬鹿な。どうにも何かあると紙が欲しくなるのは日本人の困ったDNAだと思った。困ったときの紙頼み、いや紙隠し。午後出社。大荷物の小中学生と擦れ違う。いや併しね、春休みが突如として夏休み並みに拡大されたとしても、部活動は停止だし、テーマパークや博物館は軒並み休業。急な帰省や家族旅行も難しい。学校から解放されたとしても行くところがないね。受け持ちの中学生には、精精散歩に出るように指導す。自宅学習の後に、割と遠くの神社か仏閣、大公園を徒歩で目指せと。散歩というものは何も年寄りの専売特許ではない。体を動かしつつ理性と感性を豊かにすれば、此れは一流のスポーツ及び精神の研鑽である。金参万円受け取る。

退社後は新店に参る。金曜だけに割と混んでいる。久久に会う鶴木さんは鼻風邪明けの模様。鼻の下が爛れている。マスクもしないでヘラヘラ笑っている。何だか気味が悪いので直ぐに本店に避難。目当ての女店員も居たので、千円ほどのコンビニ菓子を差し入れす。全部で3500円。兎に角、内需を維持しなくてはならない。例によって帰宅後は家人の検疫を受ける。吾人の手洗いを眼光鋭く監視していた。幾ら何でもみんな頭が可笑しいと思った。

 

2/27・木

 冬型の晴れ。国民には一片のマスクも無く、また希望したウイルス検査も満足に受けられず。一方のAは毎晩会食三昧。支持率が落ちるな。午後出社。すると夕方Aは突如として来月は全ての学校を休みにすると宣言す。生徒たちは喜び過ぎて以後授業にならず。学校閉鎖令=児童生徒解放令だね。後手後手の印象を一気に覆す積りなのであろう。まあね、三月と言うのは、高校は大体休みだし、小中学校も大した授業はしていない。式典などぶっつけ本番で十分(卒業式や運動会の練習ほど世の中に下らないものは無し)。問題は素直に四月に再開出来るかだな。ちなみに学習塾は隠れ教会のように営業いたします。元元夜の稼業ですから。

退社後は新店に。ほぼ誰もいない。コロナに打ち勝て、コロナビールウオッカ割り(通称コロナ杯)を出すように提案す。何しろ(体の)中から消毒とは酒飲みが大好きな概念である。売り上げも悪かろうと従業員二人に一杯ずつ飲んで帰るようした。全部で2500円掛かった。

 

2/26・水

 Jリーグも中止、プロ野球もオープン戦は無観客試合に。北海道は全面休校。午後になり漸く政府は全面的な自粛要請をする。忽ち幾つかのコンサートが中止となる。大損害だろうな。

 寒が戻る。御昼まで小雨。以後曇り。家人は新しい歯科医へ参る。スーパーは怖いけど歯医者は平気らしい。つくづく可笑しな基準である。午後出社。本日は中三の最終授業。三月の楽しい学校行事は軒並み中止だと。可哀想なのでコンビニの御菓子で持て成しした。退社後はBへ。閑散としている。刺身も悪い。売れていないのだな。当分来られなくなるかもしれないと言って退出した(1210円)。何しろ新型肺炎である。呼吸が困難になるというのは本当に恐ろしい。陸で溺死するかと思ったほど。つい九月に体験済みである。帰宅後残薬を棚卸す。タミフル数錠、カボシステインカロナールとモンテルカストが二三日分。古い抗生剤もあった。いや併しこんな薬剤で新型コロナに勝てるかね。

 

2/25・火

 海外では韓国とイタリアとイランが酷いよう。何とか一路でアフリカも相当やられている筈だが、幸い被害は聞こえてこない。熱い所は大丈夫なのかな。ならば早く夏になって貰いたい。続いて世界同時株安。コロナ恐慌? 家人など既にノイローゼである。一方武漢以外の各都市での感染は抑え込みつつあるという。俄かには信じがたいが、本当だとすれば、恐らく気温が上昇して来た為であろう。ならば光明はある。春よ来い、出来れば快速特急のスピードで。

満員電車回避のため、多くの大企業ではテレワーク=在宅勤務が推奨される。併し此のテレ何とかと言う言葉は少少古めかしい。テレビジョン、テレホン、テレックス、テレポート・・・。態態全員で集まって何かをすると言う働き方に何十年も固執し過ぎていたから、各自が裁量で離れて働くと言う本来は新しい筈の言葉も既に古臭い。其れだけ普段の働き方が古すぎると言うことなのだろう。所謂周回遅れである。テレワーク=1970年代の造語だとネットの百科事典にはあった。重く曇る。結構寒い。終日在宅。昼は残り物。スーパーは危ないとかで夜はコンビニ弁当。そんな馬鹿な。

 

2/24・月

 振り替え休日。晴れ。一般的には三連休で吾人も何処かに出掛けたかった。何しろ家に居ても、コロナコロナコロナ、家人など家に居ても高性能マスクを着け、日に何度も検温している。どうしても少し出ようと思った。東横線まで徒歩連絡。よく空いた各駅停車で横浜。八割の乗客がマスク掛け。続いて快速特急津久井浜。例によって何時もの回転寿司である。昼時とあって家族連れで結構満席。みんなそんなに出歩いて大丈夫かい。大して旨くもない寿司を摘まんで三合ほど飲んだ。さてさて一駅分歩いて戻ろうと思った。海沿いの国道は上りも下りも大渋滞。みんなクルマで移動しているのね。長沢という駅から再び快特。結構混む。電車も窓を開けっぱなしで走らせるべきであろう。横浜西口を少しぶらつく。人通りはだいぶ少ない感じ。大勝軒で再度糖質補充。崎陽軒の弁当を買って帰った。此れで不要不急の外出は当分自粛する積り。

 本日も何人も感染者が出る。重症者も多数いるよう。検査体制の整備が遅れているから実際は遥かに多い筈。薬がない分、2009年の新型インフルエンザより手強い感じ。日本国政府はイベント等の自粛要請をしたいようだが、判断は主催者に任せるという曖昧な裁定。GDPが一層下がることを恐れているのだが、国民の大多数が病気になればもっと下がる。大体何をしたいのか分からないような決断は、最悪の決断である。

夜になり専門家会議が会見。拡大か収束か、此の一二週間がヤマ場であると。拡大かより拡大かの間違いであろう。其れに二週間で済む訳がないな。どちらにしても愈愈来たな。幸い学習塾は閑散期だが、退社後はBにも行けなくなる。マスクにストローで麦酒を飲むかな。食べ過ぎたのか夜半にかけて何度も上厠。

 

2/23・日

 下船者からも陽性者が出る。予想通りの展開。船内隔離は凡そ無意味だったことが証明された訳だが、市井感染が広がりつつある現状では、最早些細な失敗の一つに数えられるであろう。またマスクは依然足りない模様。昨日も店の前に行列が出来ていた。中国からの輸入が途絶えたことが大きい。ガースーは一週間に一億枚供給すると言っていたが、必要な量は一人一日一枚で七億枚である。弟さんの病院から電話が来て、施設自体を閉鎖するので面会謝絶になったそう。此れが所謂閉鎖病棟だね。午前午後と漫然とす。昼はオリジン弁当。夜はスーパーの鰆を家人に焼かせた。

 轍田さんから長長としたメールが来る。子どもを一流校に入れるのにはどうしたらいいかと。塾代が高すぎるとも。そもそも学校の授業が良く分からない子を進学塾に通わせてはいけないし、そういう子が将来一流の学校を出て専門職とか管理者に就ける見通しというものは立たないものである。こういうことを幾ら説明しても分からない。親の方がまず塾に通って其の悪い頭を叩き直した方がいいと思った。

 

2/22・土

 さてさて再び片づけに出動す。今回は川崎の叔父さんと叔母さんも帯同。久久の三個師団体制である。特に順子叔母さんは片付けの達人らしく、容赦なく物凄い勢いで捨て始める。途中介護ベッドの回収。レンタル品をうっかり捨てなくてよかった。十一時から激闘すること三時間弱、集積所の限界まで、普通ゴミを数十袋積み上げた。此れは一種のスポーツだね。チームプレーも大事。ちなみに弟さんはまあまあ退院の目途も立ちつつあるが、肝心の四国に受け入れ先があるかどうか。増して昨今のコロナウイルスの影響で転院出来るか微妙な情勢である。

 若干の引き上げ品を持ってバスで溝の口に出る。「路じ」という高級うどん店で遅い昼餐会。正しくお疲れ様である。肴も沢山あるので中量飲酒。考えて見ればこうして親戚同士で共同作業に当たるというのも余りない経験であった。帰宅は五時前。直ちに入浴。夕寝。

 

2/21・金

 朝一番で漸くグレを獣医に搬送。矢張り化膿仕掛っているとのこと。患部の毛を取り消毒する。続いて抗生剤を一本。4400円。やれやれである。但し休診明けは大混雑で行って帰ったら何と一時間半。大動物病院である。雑損控除したいね。隣りのドングリの木も切り倒し。潰れた保育所は撤収作業。

午後出社。何だか草臥れて漫然とす。退社後は漫然と新店に行くと、彩さんはいるは、元生徒のKさんは来るわで、結構賑やかだった。本店に一人で寄って少し落ち着けてから帰る。3500円。新型コロナは徐徐に浸透する。人の集まる行事は軒並み自粛と中止。

 

2/20・木

 まあまあ晴れる。建物の登記が終わったとかで書類が送られてくる。此の登記簿みたいな書面、何処に置いておけばいいのだっけ。滅失と表題登記その他で21万余り(印紙代は五万円程度)。結構掛かったな。学生時代にもっと民法をやっておけば自分でも出来た筈。凡そ実学とは無縁の学生生活であった。さてさてやっぱり(地面師が)心配なので直ちに貸金庫に搬送。此処に来たのは三年ぶり。入り方も忘れたよ。亡父の移転登記の物と一緒に奉納す。此れで万事終了かな。午後出社。Bの新店で1500円。

 クルーズ船からはとうとうお亡くなりになる人も。八十代の方など発熱後一週間も船内にほったらかしだったという。酷い話しである。併し船旅ブームも御仕舞だね。ちなみに此の何とかプリンセス号は長崎で建造中に火事を起こして、一番艦と二番艦が入れ替わっているらしい。何となく・・・。

 

2/19・水

 朝から直ちにグレの捜索。例によって幾ら探しても叫んでも見つからず。物憂いまま出社。家人に問い合わせると、丁度四時に戻って来たとのこと。小屋にいたグレを連れ出そうとして脱兎の如く逃げて行ったのが昨日の午後五時。大体二十三時間ぶりの帰還である。猫の居るしあわせ、居なくなるふしあわせ、帰って来たしあわせ。出来れば後ろ二つは味わいたくない。ほっとしたのか何だかぼんやり勤務する。中三の受験指導も本日限り。清清したところで新店で2070円。ガツガツ食べてゴクゴク飲んで漸く寝たというので静かに帰宅。クルーズ船からは漸く本格下船。凡そ500人。軟禁生活、御苦労様でした。其のまま公共交通機関で御自宅へ。でもやっぱり・・・。船内、感染・・・。

 

2/18・火

 少し冬型に戻る。グレを獣医に連れて行きたいが例によって掴まらず。昼は「かしわや」の立ち食いコロッケカレー(540円)。結局晩になっても捕縛出来ず。まあ逃げ回れるくらい元気ならばね。夜は豚のしゃぶしゃぶ。結局グレは戻らず。

 何とか新選組は次の衆議院選で大量擁立を狙っているという。いわんこっちゃない。此れだから素人に政治をやらせてはいけない。小選挙区制で幾ら出しても全く以て百害あって一人も通らない。こういう基本的なことが分からないんだもの。旗印は消費税半額だって。財務官僚の肩を持つ訳ではないけど、そもそもあり得ない話しだし、仮に半分にしたところで消費が盛り上がるという類の問題ではない。知らない間に取られる間接税ってそもそもそういうものでしょう(酒税や煙草税を見てみなさい)。其れならば低所得の方方にひとり十万円ずつ配る方がよっぽどいい。

 

2/17・月

 結局クルーズ船の米国人は米国政府が引き取って行った。彼らは彼らで新たに二週間隔離されるそう。大変だね。無駄だと思うけど。来週の一般参賀も中止、来月の東京マラソンも一般参加はキャンセル。入学試験はもうじき大体終わるから辛うじてセーフかな。こうなると三月の行事が打撃を受けるな。謝恩会とか。送別会とか。ひと込みに出ないで下さいという政府広報が今日から流れ始める。都市生活の否定だと思った。其の内、山村工作を呼び掛けるな。

辛うじて宿酔は無し。朝は曇る。さてさて家人が立て替えることになった従妹の弟さんの入院費等を振り込む。三か所に全部で三万五千円。障碍者手帳があるらしく、例によって医療費はゼロ割負担だが、おむつ代は結構掛かる。振り込み手数料も660円。続いて税務署に参る。例によって確定申告である。予想に反してガラガラ。待ち時間は全く無し。もう少し混んでいた方が良かった。何だか拍子抜けしたまま提出す。ひょっとしたら所得税を払う人が少なくなったのかもしれない。ちなみに此の確定申告と言う制度は戦後アメリカから来たもので、自分の所得を自分で申告して自分から支払うから民主主義の根幹をなす制度であると聞いたことがある。投票と同じく、面倒臭いなどと言っては罰が当たるな。一方同じ所得税でも源泉徴収ナチスドイツが考えたとのこと。成程なるほど。

昼は立ち売り弁当。夜は冷凍餃子と乾麺の盛り蕎麦。他猫を追い払ったグレは足に怪我。爪を引っ掛けたみたい。直ちに抗生剤を塗り込む。何度も外に出たらくしゃみ止まらず。

 

2/16・日

 Uターン禁止令、会合禁止令、会食禁止令を出していた北京幕府だが、延長していた春節休暇もいい加減に終わり、人とモノを動かす時期に至る。一方日本政府にはそもそもそういう権限がない。さてどちらが市井感染が広がるか。世界が見ている。まあねどちらにしても大半の人にとっては単なる風邪ですから、あんまり慌てて病院に押しかけない方がいい。第一、行ったところで治療薬がある訳ではない。其れに治せないからといって、治らない訳ではない。(妖精かどうか)知りたがらない。治したがらない。

 午前中は小雨。家に居ても仕様がないので、御昼は晴雷亭。以後本店、新店、本店とマラソン飲酒。行く先先でいろんな人と合えて面白かった。久久の七時間越え。本店従業員への差し入れ代を含めて五千円ちょっと。安い娯楽である。

 

2/15・土

 曇ってはいるが春のようなお天気。今週の片づけは無し。昼は鳥栖中央軒のかしわめし。近所のスーパーで売っていた。三月には何処か遠くに出掛けたい。須見伯母が来たのでパスタで持て成そうと思ったが肝心のパスタがなかった。寝る前にちょっと出たら(歯磨きしながら周囲の点検を行うのが吾人の習慣)、花粉の直撃を受ける。今季初の抗ヒスタミン

 銀英伝の新作はEテレでもやるらしい。公共放送の使命としてネトウヨ世代を再教育する積りのよう。是非前後に政治学者や評論家による解説を付けて欲しい。ソフトバンクグループは訳の分からないような投資案件に片っ端から出資して大赤字に至る。シェアーオフィス事業は兎も角、犬の散歩代行業とか、無理だよね。一方の楽天は携帯電話に参入するらしい。寡占の三社に闘いを挑むというのは有り難いが、日本全国津津浦浦に莫大な数のアンテナが必要。大体通信とか交通とかは巨大な装置産業だよ。仮想商店街とは訳と桁が違う。大丈夫なのかね。どちらの会社も成長神話に憑りつかれているよう。

 

2/14・金

 朝寝、朝風呂、朝粥。取り立てて具合が悪いところはないが、何だかすっきりしない。まさか新型が胃に来たのかな。午後出社。マスクを掛け、成るべく遠目で授業す。運悪く低学年の代講あり。小さい子たちは絶えずくんずほぐれつ。濃厚接触しているな。病気は学校で移る訳である。退社後はおじさんたちの待つ新店と日高屋へ。食欲も全回復。野菜たっぷりタンメンを食す。帰宅後花粉症。マスクを外して帰ったから。

 病院船というより、却って病人を製造する謂わばウイルス増殖船と化したクルーズ船から、漸く下船活動が始まる。高齢者を中心に今日は十人程度。遅きに失したね。それにしても残りの乗客三千人を一体何処に収容するの。みんな感染予備群である。詰まり矢鱈と船を大きくするのにも限度があると思った。つくづく此の日記で何度も書いていることであるが、人を一つの場所に集めてはいけないのです。

 

2/13・木

 午前中はほんのぱらり。以後晴れる。依然として関東はカラカラ。川崎の叔父さんと叔母さんが来たので、持ち帰り鮨で昼食会。昼麦酒を少少。午後出社。退社前になると急に胃の下の辺りが痛くなる。其のまま帰宅。直ちに懐炉を張り付け、胃薬投与。冷えて固まった寿司などを食うとこういうことになる。夜は絶食。十時半就寝。

同時多発的に国内感染が明らかになる。とうとうお亡くなりになる人も出た。予想通りと言うか愈愈だな。感染時期は一月中旬の模様。

 

2/12・水

 まあまあ晴れる。結構暖かい。午後出社。すると三人のうち一人は当選していたことが判明。もったいぶらずに、もっと早く言って欲しかったな。というのも殊に受験に関してはノーニューズはバッドニューズだからね。まあね、遭難者が還って来た訳で緊張も緩む。他の生徒も同じで都立高校第一志望組も何だかだらけていた。みんな最低一つは行き場が見つかったからね。ちなみに此の学年は一二年はノータッチで、中三の夏から片方のクラスを担当したのみ。まるで吾人の成果と言う訳ではないが、終わり佳ければ全てが佳いのです。あと少し頑張って欲しい。退社後は新店で千円だけ。

 クルーズ船に調べに行った検疫官も感染する。何だか三八豪雪の時、ラッセル車を車庫から出すことも出来なかったという故事に似ているな。(武漢ウイルス改め)「新型コロナ2019」ウイルス(と世界保健機関が名付けた)は強烈だね。まあね、大丈夫ですよ。そもそも大した病気じゃない(俺たちも後から罹るぞ)。ウイルス検査で妖精と判定された・・・。いいじゃない。

 

2/11・火

 結局クルーズ船からは段階的に下ろすことに。外圧があったのかな。全くの無駄と言うより、医学的にも有害な一週間であった。終日冬晴れ。何処かに行こうと思ったが、結局「麺通」でラーメン。愈愈830円に値上がり。合否発表の為、何だか落ち着かない。ぼんやりと果報を待っていたが、T高校を受けた四人は一人しか受からず。アジャパー。結局一般入試と言っても相当な割合で既に枠が埋まっていたのだろう。何だか酒も進まず。悪妻を愛した知将も亡くなる。

 

2/10・月

 JRがシステムダウン。全ての窓口でクレカが使用不可に。やっぱりキャッシュがないとな。一方クルーズ船では次次と患者が見つかる。あんなところに閉じ込めたから船内感染して仕舞う。大体空調が一緒だろう。換気が大事。なお留め置きは官邸の強い指示らしい。完全に判断ミスである。海の向こうでは大統領の予備選が始まる。78歳の革新派と38歳の穏健派の闘いのよう。前者を支持したくなるが、何分にも高齢だし、民主社会主義で以てあんまり国民を分断して仕舞うのもどうかと思った。ただ38歳の人も生き方は新しいんだよね。反対党の支持を奪えるかどうか。

 朝は曇る。以後まあまあ晴れ。午前午後と漫然とす。晩は豚肉を焼いて食べた。ところで喫煙や飲酒が急速に廃れたように、肉食と言う習慣も数世代先には相当無くなるという指摘があるが、本当かね。

 

2/9・日

 再び冬型強まる。新型は一週間くらい風邪の症状が続いた後、治る人は治るが、治らない人は其のまま肺炎コースになだれ込むらしい。吾人が身をもってリポートして見てもいいが、家人に移すと忽ち後者になって、其のまま小平霊園直行になったらやっぱり困る。武漢で最初に感染拡大を警告したお医者さんも亡くなる。まだ三十代だという。合掌。

 午後臨時出社。入試直前である。各自過去問をやっているのを見守る程度だが、出来そうで出来ない問題だけを指導し、出来そうもない問題は忘れるようにと指示する。まあ指導と言うより激励だな。退社後は新店と本店へ。再び役者志望の従業員に奢らされる。幾ら若いとはいえ、男に振る舞う予算はないんだけどねぇ。二店で3500円。九時過ぎに帰宅。コンビニのこってり麺。家人の野菜炒め増し増し。十時就寝。

 

2/8・土

 お日様の力で発電して、屋根の下の人が使って、余った電気を売った量が分かるようになった。約八日間で南西面が33キロ、南東面が29キロ。晴天続きだったから割と売れた方かな。買い取り価格は一キロ24円なので大体1500円。うーん。Bに一回は行けるな。曇りの日や夜は完全買電だから、拙宅と合わせると電力自給率は精精二三割程度か。まあねゼロより増しですよ。

 さてさて第四次片づけに出動。今日も三十袋くらい出した。ベランダの散乱物も捨てられるものは捨てたぞ。食器や食品はコンプリート。ブレーカーも落とした。少し気が滅入ったので早目の退散。少し歩いて「大桜」と言う店でラーメン休憩。中壜付き。和食ファミレスのような造りで豚骨醤油。味は至って普通で一杯760円。少し高い。続いてバスを二本乗り継いで中原区に移動。川崎の叔父さんにコメを届ける。何でも順子叔母さんが炊き出しボランティアのようなことをやっているのだと。四国の良いコメである。手短な挨拶の後、其のまま帰宅。三時前。夜は冷凍の国産鰻。免疫力を付けないと。

 

2/7・金

 中国の多くの都市で外出制限令。経済活動が滞った御蔭で石油の値段も下がる。午後出社。退社後はBの新店とIで合計3500円。

 

2/6・木

 今更ながら寒波が来る。晴れてはいるが日中も一ケタ。国会では酷い審議が続いているようだが、コロナに掻き消された感がある。もうそろそろ本当に辞めて貰いたいね。Aには。五輪花道論と言うのもあるらしいが。続いて吹っ飛んだ布団の回収。二階の部屋である。外出中のようなので通路の所に掛けておく。よく見ると結構あのあとが。いや併しこんなに血が出て大丈夫なのかね。男には永遠に分からない女体の不思議である。

 午後出社。中三のほぼ全員が押し掛け来て賑やか。来週は私立高校の入試。此れで半分の片が付く。退社後は新店へ。学生従業員に景気よく飲ませたら2770円も掛かった。

 

2/5・水

 客船はずっと留め置かれることに。幾ら豪華とはいえ動かない船に二週間も。而も部屋から出られない。悪夢だね。夫婦喧嘩は勿論、暴動が起きるな。一方病院が足りない武漢では体育館のようなところにもベッドが敷き詰められる。『史上最悪のインフルエンザ』と言う本の表紙の写真と同じだと思った。

午後出社。途中富士そば。其のまま新店。1560円。夜は冷えた。マスクは全部品切れらしい。そもそも一般的なマスクではウイルスは防げない。花粉症の人が困る。吾人も此処数日何か変。大体やね、新型の感染症とはいっても、冬の風邪をこじらせた程度だよ。大騒ぎする人は、「バイオ・ハザード」の見過ぎです。そう言えば「復活の日」なんて作品もあったね。

 

2/4・火

 横浜沖では豪華クルーズ船の三千人が再検疫だと。潜伏期間もあるから何度調べても切りがないね。万事馬鹿馬鹿しい。何だか曇って結構寒い。今日は家人が様子を見に行った。流動食が食べられるようになったとのこと。よかったよかった。一方四国のお姉さんからはワタリガニが送られて来る。須見伯母を加え、早速三人で囲んだ。吾人はあんまり甲殻類は好まないのだが(第一に食べるのが面倒ということ、第二に大きな物は何だか襲って来そうという恐怖がある)、味噌の部分は相当な味わい。(あんまり食べたことはないが)カラスミに匹敵するうま味成分だと思った。結構大量飲酒。

 

2/3・月

 都市部は兎も角、中国の田舎にはまともな病院一つないらしい。昔の徳之島みたいだな。公衆衛生、医療インフラの遅れが際立つ。北京幕府は猛省して欲しい。立派な航空母艦を造るより、其の一万倍の病院や養老院を建てなくちゃ。人民の生活向上が第一、一人当たりのGDPはまだまだだもの。なお現時点で御亡くなりになった方は三百人超え。仮に積年の大気汚染で呼吸器系が弱くなっていたのだとしたら此れは一種の公害病であると思った。それにしてもね、総じて言えることは、中国式国家モデルはやっぱり駄目だったと言うことかな。

 朝から都税事務所に電話を掛ける。新たに建てた物件は二戸あるので小規模住宅の範囲が拡大されるそう。あべこべ安くなるかもしれない。まあまあの晴れ。昼は弁当。東電パワーグリッドからメールがあり、漸く先月末から買い取りを開始したとのこと。本当に遅い。じゃあひと月半はボランティア発電だったことになるぞ。そんな馬鹿な。相変わらずの殿様商売だと思った。晩は肉豆腐以上鋤焼き未満。却って味がぼやける。うどんを入れたら落ち着いた。詰まり肉うどん鍋。刺身がないので猫には鮭缶。

 練馬のとしまえんも閉園するという。もう何十年も行ってないな。確か小学生の時に行って面白かったものが、高校生の時に行ったらすっかり詰まらなくなっていた。としまえんは変わらないのに此の差は何だろうと考えた記憶がある。つまり自分が変わった。其れが成長と言うものであった。閉園前にもう一度行って見たい。また違った印象を持つ筈。一方西武遊園地は昭和テイストに衣替えする計画。此方の方が楽しみかもしれない。

 

2/2・日

 都税事務所から手紙が来ていた。解析すると、土地の利用状況が変わった場合は固定資産税の評価が変わるので申告して欲しいと。小規模宅地か一般住宅地か非住宅用地。うーん、分からん。此処に来て関東は連日の晴れ。漸く冬型が安定したよう。梅も咲く。昼は「おか本」でラーメン(650円)。午後は確定申告書を仕上げる。ちなみに昨年の給与収入は54で、所得はゼロ。なお亡父の不動産を相続した結果、所得は倍増す。すると納税額は四倍にもなるよう。此れで吾人も上級納税者である。今までは明らかに消費税や酒税の方が多かった。併し所得税の中央値って幾らかね。

まだ明るい内から入浴と飲酒。例によって家にいるのは婆さん一人。色色な時評を読むと、年末のAIひばりは評判が悪いそう。惜しかったな。もう少し起きていれば見られたのだが。

 

2/1・土

晴れ。所謂中学入試の日だが、今年は一人しか受けないし、生憎其の子を担当したこともない。さてさて第三次片づけに出動。再び普通ゴミの日。早速先日詰めた袋を集積所に運び出す。凡そ二十。此れで食器と食品類はほぼ完了。続いて押入れと納戸の解剖に着手。大量のカセットテープが出て来る。カラオケが趣味だったのね。大事な物は全て四国に送ったというから後は廃棄あるのみ。あっという間に十数袋。次弾装填完了である。ちなみに堆積してあるものは所謂ゴミでもないから、ゴミ屋敷という言い方は訂正せねばならないかもしれない。となると詰まり、もの屋敷だな。高齢者はくれぐれも注意されたし。断捨離の大将、ダン・シャリバーにならなくてはならない。此れは百鬼園先生ネタである。

大体二時間。引き上げた三升のコメを背負って二子玉川途中下車。少し記憶を上書きしようと思った。ブックフェアーをやっていたが大して見る所も無し。それにしても此の殷賑ぶり。さっきまでいた限界団地が嘘のよう。でも将来の日本は後者になる割合が高いと思うのだが。何処の飲食店も満席なので結局構内の「しぶそば」で冷やしわかめそば(390円)。帰宅は一時半。ところで大量の衣類もみな燃して仕舞うより手がないね。集団回収はやっているようだけと部外者には分からないし、車もないから勝手知ったる世田谷に持って来ることも出来ない。勿体ないし、申し訳ない。スイマセン。

午睡の後、渋谷マークシティー五階のバスターミナルへ。お姉さんは一旦帰郷するとのこと。吾人が案内する。本来ならば階下のレストラン街で送る会をするのだろうが諸般の事情で中止。2020、パイレーツ=村上水軍号、今治行き定刻発車。本日は瀬戸内バスによる一台運行体制。まあまあの乗車率かな。受験を終えたような高校生の姿もあった。御苦労さん。全てのカーテンは閉まっていたが一応最後まで御見送りす。次の上京までには弟さんも元気になるといいが。

直ぐに帰って地元の回転寿司で酒三合。2620円。此れで取り敢えずの任務終了。婆さん一人体制に復帰する。土日回数券もギリギリ使い切ったよ。