東北北部は梅雨の末期のような大雨。一方関東各地は昨夜も熱帯夜。本日も南風が吹き荒れてさらに暑くなる。埼玉や群馬では39度にもなる。気温とともに電力使用率もぐんぐん上昇す。供給余力は僅か数パーセントとなる。
放射能対策などは自治体の方が素早く動き、その後に国が追認もしくは予算措置をするという形が続いている。健康調査なども自治体が身を削り削り実施していた。こういう点では、国の対策は常に後手後手である。ようやく国は1千億の資金で福島県民の健康を今後30年間検査する方針を明らかにした。
気仙沼の魚市場が再開。鰹の水揚げに備える。港の施設も破壊されたので当面の水揚げは震災前の数十分の一になると言う。私も鰹は好きで今でこそ週に一遍は食べるようになったが、元々は鰹と言う魚の味は知らなかった。鰹は家人にアレルギーがあるせいで、食卓に長い間上ることはなかったのである。大学に入って漸く食卓の呪縛を離れ、方方で飲み歩く生活が始まり、居酒屋か何処かで初めて食べた時は大変旨い魚があると驚いたほどで、鰹を封印し続けてきた家人を軽く恨んだものだ。初夏のあっさりした初鰹もいいが、秋口の戻り鰹などは鮪のトロ以上に旨いと感じる。それにスーパーなどで年中ある冷凍物の土佐造りも十分旨い。柵で買い、分厚く切り、玉葱の薄切りをのっけてポン酢をかけると軽く二合は飲める。鰹の難点はその値段の安さにあり、鰹の値段が今の三倍ならば人人はもっと鰹を有難がるに違いない。安く食べられるのも鰹と漁民と水産加工場のお陰である。今年はなお有難がって食べたいと思う。
午後出社。あまりに暑いので、日差しが少し落ち着いた頃に出社する。これも一種の夏時間勤務である。金曜会は小規模に実施される。