11月21日・月曜

被災した宮城と岩手のJR路線のうち三区間はバス路線に転換するとの方針が示される。線路をそのままバス専用道路に舗装し直し、流された駅舎も一応建て直すとのことである。国鉄が経営困難に陥った際、地元に引き継がれなかった廃止線は悉くバスに転換された。当初バスに転換すれば、本数も増えて却って便利になると云われたものだが、いつの間にか駅舎も駅前商店も、当の転換バスも大半が無くなってしまった。JRは自前復旧を求められており、お金の面から元の通りの復旧は駄目だとしても、廃線に繋がる様な転換は避けなければならないと思う。
常磐線も復旧の見込みが立たない。上野と仙台の間では長い間、山間を走る東北線よりも、海沿いの平坦なところを走る常磐線の方が速く、青森行きの特急列車などは常磐線経由だった。嘗ての大幹線も津波にやられた上に、第一原発の避難区域に当たっているので、当面は分断されたままである。
福島では延期されていた地方選挙が行われた。あちこちに住民が避難しているので投票率は低かったという。全住民が避難中の自治体でも町長選挙が行われ、最大の争点は帰還か移住かであった。前者を訴えた現職が当選したが、後者を訴えた新人も結構な支持を集めたという。
昨日の内に事務仕事は皆片付けてしまったので、午後遅くに出社。中学の試験はほぼ終了と云ったところだが、これからは高校の試験があり相変わらず騒がしくなる。退社後はそのまま直帰した。職場の先月分の電気使用量は昨年比26%減であった、