6月20日・月曜

第一原発アメリカ直輸入で、非常用電源を地下に置いたのは、ハリケーン対策からだという。彼の地で想定される最悪の事態は、大風で木か何かがが飛んできて発電機を壊すことで、壊してはならないからわざわざ地下に置いたのである。これが今回津波で水没し全電源喪失に至ることとなる。技術も装置も風土にあわせて変えておく必要があるわけで、その手間を省いたから今回の大惨事となってしまった。また日本はチェルノブイリとも風土は全く違うから、地上に落っこちた放射性物質も相当違う動きをするだろう。そもそも日本は地震に限らず雨も多いし植物もよく育つ。自然活動はとにかく活発である。今後はその辺の影響をもっと考える必要があると思う。
一日曇りだが南風が入りさすがに蒸し暑くなる。九州南部で豪雨続く。気がつくと6月もあと10日でお仕舞いである。ただ梅雨前線は関東で停滞しており、東北は未だに梅雨入りしていない。せっかく恵みの雨を降り注いでやっても汚染水になっては困るので、天も何だか遠慮しているようでもある。
午後出社。いよいよ暑くワイシャツの下の服も脱ぎ只一枚となる。目一杯呼吸をしても暑苦しい空気が肺に入るだけだから益益暑く感じた。残念ながら職場の電気冷房を少し動かす。退社後立って飲んでいるうちに身なりのよさそうな老婦人に話しかけられる。こんな夜更けに変な年寄りだと思ったが、あれこれ話ししてその時は別にどうということはなかった。後から聞けば近辺では有名なたかり屋だと言う。確かに私も切符代150円をたかられた。その齢で気の毒な事をしていると思ったが、そうしなければならない必要があるのだろう。