6月21日・火曜

一日曇ったり晴れたりまた雨が降ったり不安定な天気。午後は一方的に晴れ昨日以上に蒸し暑くなる。東北も入梅。汚染水処理装置の故障はまだ直らず。各地でマグニチュード4から5前後の余震が数時間おきに起こり都内も微震多し。
皆が脱原発への知恵を色色と絞っているうちに、経済産業大臣は勝手に安全宣言を出してしまい、定期点検終了後も止まっている原子力発電所を早く動かせと言い出す。気温計を睨みつつ、早く動かさないと今夏は電気冷房が使えなくなりますぞということなのだろうが、安全宣言を信じる者は一人もおらず。ここはそんな脅しには乗らず、暗闇に真っ裸になってでも全部止めてしまえばいい。その覚悟はとうにできている。
首相は党執行部の再三の説得も無視して石に齧りついてでも頑張り抜くと言っている。政界通の知人の話だと、首相は市民運動家時代に降ろしても降ろしても決して降りなかった元首相の闘いを間近に見ているはずで、本人もその再現を図っているとのこと。ならばまだまだ頑張るに違いない。また仮に今の首相がやっと辞めても、復興財源や仮設住宅を建てる用地がようやく出番が来たと舞台裏からのっそり出て来る筈もなく、次の首相の支持率もやはりまたすぐに下がるわけで、ここはひとつ堪えるしかないのだと思う。
代講の為夕刊を読み終えてからのっそり出社。また本日、家人が内視鏡検査を受けた為何だか一日落ち着かず。人生の前半には試験があり後半には検査がある。どちらも嫌なものである。なかでも最悪なのはさらにその中間に選挙のある政治家連であろう。しかも自ら進んで選挙に出るのだから、やはり政治家とは常人とはかけ離れた神経の持ち主であると思う。