原子炉と云うものは動かす時より止める時の方が難しいと言う。制御棒を突っ込み核分裂を落とし、水をぐるぐる循環させて冷やす。核分裂と発熱がゼロになる事を冷温停止と言う。昨夜首相が会見し、第一原発の冷温停止を宣言した。尤も溶けて壊れてしまった原子炉に今更冷温停止は無いから、冷温停止に状態と云う接尾語を付けて誤魔化していた。当然各方面から物言いがついたが、新たな核分裂は起こらない事らしいので、一先ずは沈静化したと云う事なのだろう。どろどろに溶けた物が取りあえず冷えた事を指す何か良い用語は無いかと思案したが何も浮かばず。
一日晴れ。午前中は川崎の伯母の家まで自転車を動かし、四国の親戚から送って来た品物を取りに行く。夕方から立川の知人の店に行き、終電間際まで飲んで帰った。年末の飲食店は書き入れ時な筈だが、三時間半居てお客は私と月波君の二人では何だか気の毒である。此方は散散飲む以外に貢献方法は無し。