8月29日・月曜

与党代表選挙の結果、財政再建論者の方が次の総理大臣と云う事になった。経済成長による税収の自然増など全く期待できないので、現実的な人選であるとは思った。それにしても財政再建こそ容易ではない。再建にはまず第一幕で、行政の効率化と公務員人件費の削減が必要で、それらを成し遂げた上の第二幕として広く国民に増税を訴える事になる。だが政権交代後の二年間を丸丸費やしても第一幕は満足に出来なかったし、与党内で右往左往しているうちに震災と原子力事故が起きてしまった。あれだけの大災害が起きた以上、政府支出を増大させるのは致し方のない事で、財政再建はさらに遠退くこととなった。震災は、云わばゼロ幕といった所であろう。尤もならばこのゼロ幕を梃子にして一気に第一幕を成し遂げるという選択肢もあっただろうが、此の与野党対立及び与党内の混乱状況では、政治其の物が動く気配にない。となると愈愈財政破綻が迫りつつある…というのが実際である。
いやいや、政治にあまり多くを期待しても仕様がない。先ずは震災からの復旧と復興、そして当該地域の最大限の除染である。即ちゼロ幕が出来れば十分である。それに第一幕と第二幕は、いざ最悪の事態になれば何処かの国際機関がやって来て強引に進めるはずであろう。しがらみがない分却ってその方がいいかもしれないと思う次第でもある。
東京電力は電気料金の1割程度の値上げを提案。火力発電増強による燃料調達費の転嫁と云う事なので、ある程度は受け入れざるを得ない。電気料金に知らぬ間に含まれていると云う原子力発電への多額の補助金の打ち切りとその分の値下げ、また逆に事故処理費用分を上乗せするには相当難しい計算をせねばならず、まだまだ精査の為の時間が必要である。午後から出社。最高気温は30度程度。体調不良の為飲まずに帰宅。