1月30日・月曜

夜更けの街角を一人で歩いていると、身形の良い男が近づいて来て、お金が足りないから少し貸してくれと言う。幾等か持ち合わせがある筈なので財布を取り出し、中を観ようとすると、その男は人の財布に強引に手をねじ入れ、御札を一枚残らず持って行って仕舞った。何をするかと相手の顔をよく見ると、その男は現役の財務大臣であった。お金が無い余り滔滔夢の中にまで割り込んで来て無心をするようになった。人の夢に出て来る暇があったら、大臣閣下にはもっと仕事をして欲しいと思った。
一日晴れ。午後出社。胃痛に加え週末にお金を使い過ぎたので、今晩は一円も使わずに帰宅した。