11月17日・木曜

朝は11度、昼は17度まで上がり、風が止んだ分昨日より暖かく感じる。午後出社。愈愈試験が近いので、あらゆる中学生が救いを求めて押し寄せ、土用の丑の日鰻屋、大晦日蕎麦屋、盆前のみどりの窓口のような忙しさとなる。普段から勉強しないからこういう事になるが、お客様を突き放す訳にもいかず、あれこれや課題を与え答えを合わせて回った。退社後は、ぐったりと立って飲んで早めに帰る。
福島市の米からセシウム検出。検出されたのは、福島市東部の小さな集落が点在する山間の田んぼの米だと云う。周辺の農家は不検出だそうだから余程濃いセシウムが降ったのだと思う。出荷停止区域は最小限とされた。毎度のことで、汚染の度合いは毎日食べても影響は無いレベルだと云う発表が付け加えられた。
米の全量検査を求める声も出ているが物理的に不可能だろう。あらゆる農作業が自動化された時代でも、米作りは水の管理が必要な分まだまだ手間が掛かるという。米と云う字はね…という例の説教臭い口上を持ち出す積りは無いが、一つ手間を増やしてしまった。八十九番目は残留放射能の検査である。