奇跡の一本松こと陸前高田の海岸で唯一残った松の木は手当ての甲斐なく、滔滔枯れてしまったとの見解が明らかにされる。今の処立ってはいるが、養分が行き渡っている見込みは無いとのこと。幸い子孫をあちこちで育てていると云うから、復興を見守る役目は後代に譲ることになる。
今日から年賀状の受け付けも始まったが、被災地での年賀状の売り上げは例年の1―3割減だという。身内に不幸がなかった人も住所録が流されて仕舞い、葉書を出しようがないと述べていた。全国的に年賀状の文面も御目出度う等の文言を避ける傾向にあると云う。
一日晴れ。非常に暖かくなる。日中は15度以上。瓦斯御使用量のお知らせが来る。前年同月比8割増。金額にして5000円も多く居間のストーブで轟轟と燃やしてしまった事になる。こんなに沢山買えば、普通の商売人なら沢山のお買い上げ有難うございますと挨拶もされようが、無愛想な事に公企業と云うものはそういう事はしない。其れにしても、何処かの誰かに核燃料を燃やさせて作った電気でエアーコンディショナーを動かすよりよっぽど良い。瓦斯を燃やすと部屋の空気が悪い感じがするが、気持ちの上では却って素っきり晴れ晴れである。午後出社。退社後は一杯だけ立って飲んで帰る。