権力を育てましょうか??

 私自身、歴代の政権を担ってきた某政党には、過去数十年にわたって嫌気がさしていたし、政権交代が必要か否かと問われれば、迷わずYESと答えただろう。その稀有な交代はようやく昨年なされたわけだが、ここ数カ月の低迷ぶりを見るに…。
それでもなお政権交代の可能性を信じる、という選択はありうる。曰く、批判ばかりしてはいけないとか、政治家を育てなくてはならない・・等々。しかし、野党時代ならまだしも、彼らはすでにこの国の国権の最高機関を掌握しているのである。
「権力を育てる」とか「権力を見守る」というほど、倒錯した行いもないだろう。
 ではどうすべきか・・・? むろん 旧与党に戻すわけにもいかず、新政党に鞍替えというのも安直過ぎる…。過日の参議院選の結果は、そんなどっちつかずの民意を反映しているようで、なお面白い。