4月23日・土曜

一日中強い雨。東北も雨だから津波にやられた農地などは塩を洗い流してくれるからよい雨だろうが、同時に土砂も崩れて来るから心配は尽きない。
そういえば家人は単一電池が購入できたと言って満足気だったが、2本で600円とは随分高い買い物である。通常単一電池がいくらするのかよくわからないが今さら便乗値上げはないとは思うので少なくても定価販売ではあるらしい。電池の販売は平常に戻りつつあるが震災直後は全く入手困難であった。あの騒動を通じて、灯りと言うものは本来高くて貴重なものであると考えることになれば、騒動にもそれなりの啓発効果はあったと言えるのであろうが…。もっとも平素は庭の猫を照らすぐらいしか懐中電灯の役割はなく、一般の家庭にとっては出番は皆無であろう。
電源の確保で満足した後、家人は熱源つまり練炭と七輪を買って来いと言い始めた。こちらは場合によっては凶器にもなるだけに売る方は心配するかもしれない。ひと頃全くなかった鉄道自殺も増え始めている。一般的に有事の際は自殺や刑法犯罪は抑制されるものなので、3月の自殺は恐らく相当少なかったはずである。