2020年4月

4/30・木

 地元の路線バスも土曜ダイヤに変更。此の所は空気輸送であった。緊急事態は延長確定。事態は泥沼化の様相。平日だが、出歩く勤め人も僅か。かといって日曜日とも違う雰囲気。人口が少なくなった感じ。別に東京から出て行ったことはないのだろうけど。みんな本当に家に居るんだね。なお学校は分散登校を計画しているよう。小一、小六、中三優先で。其れでもやはり六月からだな。それにしても一年前は改元で大騒ぎしていたのにね。此の変わりよう。

 朝から晴れて暑いくらい。草取り少少。すると二号室から白蟻が出たとの連絡。あらま。点検は来月に執り行うことにした。他は取り立てて無為。困ったな、何にもすることがないし、そもそも何にもする気がしない。こんな時は漫然とラジオなどを聞いているが、多くがテレ出演。而も非常に音質が悪い。途切れ途切れすらある。ネット通話か携帯電話経由なんだな。固定電話の有線回線を使って欲しいと強く思った(子機も駄目、必ず親機本体から)。晩は縁日に。チキン南蛮、豚キムチ、鯛の素揚げの葱ポン酢和えを購入(全部で1100円)。どれも居酒屋料理だが、やっぱりスーパーの惣菜より旨い。

 夜になって、十万円を返金しますという補正予算が成立。此処までも長かったけど、此処からも長い。まず市区町村がプリントを作って郵送する。送られて来た申請書を黒又は青のボールペンで書き(擦って消えるのは駄目よ)、本人確認が出来る書類と振り込み口座が確認出来るもの(通帳の表紙)のコピーを添付して返送する。それらの確認が全て取れ次第、順次振り込み開始。いや併し、膨大な紙仕事である。半年掛かるね。マイナンバーカードがあればもっと迅速にオンラインで出来るらしいが、そもそも此の国の政府にはこうした個人情報を曝しておけるほどの信頼感がない。だから吾人も持っていない。どっちもどっちだね。まあ仕様がないよ。北欧みたいな福祉国家=管理国家になるより、好きなパチンコを沢山やって路上で死んだ方がいいと思う国民である。日本はまだまだ若い国ですなあ。こうして何が何だか分からないまま四月が終わった。ああ、出来れば一月からやり直したい。もう少しやりようがあった筈。

 

4/29・水

 九月入学と言うのもあながち冗談とは言えなくなって来ている。幾つかの首長が同様の発言を。となると、稼ぎ頭の夏期講習はどうなるの。夏の甲子園も(三年生は出られない)。衝撃は大きい。軽軽に言って欲しくないな。せめて大学だけにして欲しい。嘗て日本で一番難しい大学の総長もそんなことを言ってなかったっけ。一方三十七度五分以上が四日続いたら相談してくださいと言う基準も漸く見直すという。明らかに検査を受けさせない為の基準であった。此の無茶な基準の御蔭で実に多くの人命が失われた。大勢押し寄せて医療崩壊を防ぐ手立てとはいえ、担当者は責任を感じて欲しい。併し改めたところで、やっぱり検査は一向に進まず。本当に本当にどうしてなのだろう。本当に本当に検査能力がない。もう三ヶ月も経っているのだよ。また、ステイホーム、ステイトーキョーということで、旗日だけど国会は営業中。ところで「新型コロナで日産赤字」なんていう見出しを半年前の人に見せたら、そうか久久の新車投入は失敗したのだなと思うだろう。でも、コロナってトヨタじゃなかったっけ?・・・、えっ!新型ウイルス!!!てな感じになるな。

 終日晴れ。段段と暖かい。午前中臨時出社。片付けとゴミ出し。滅多に使わない高校のテキスト類は奥の教室に移動。どう考えても使わないものは引き取る。昼過ぎには終了。カレンダーは全て捲っておいたが、来月の学校再開も難しいな(六月なら何とか・・・)。大貧学院と吾人の運命は如何に。さてさて休みの午後である。晴雷亭に行けば誰かいるのだろうが、やっぱり帰宅。地元で韓国海苔巻きとキムチ炒飯を購入。家人と食べ分けた。前者は旨いが後者は不味い(何故かベチャベチャ)。炒飯は中華屋に行かなくてはね。すると今頃になってAのマスクが届く。三つの密(密集・密閉・密接)を避けましようとか書いてあった。でも最近はソーシャル何とかを取れだよな。詰まりたとえ屋外でも他人に近づくなと。あー、全てがワンテンポ以上、遅れている。晩は肉豆腐他。おじさんたちとは、今度は酒の肴尻取りをする。

夜は公共放送の「未解決事件ファイル」。今回は何とケネディ事件。大変な意欲作には違いない。暗殺者の日本での行動から描いていたけど、どうなのだろう。詳細は次週に持ち越し。いや併しよく分からないな。其れでも只一つ言えることがある。当時の最新国にも真面な警備マニュアルがなかったこと。あんな怪しいビル、今ならば機動隊員が一部屋ずつスタンバイしているだろう。

 

4/28・火

 武漢では入院患者がゼロになったそう。本当に封じ込められたのかね。全土の学校も順次再開と言うが、メーデー前後の休みで人が動いた後、どうなるか。世界が見ています。イタリアではお医者さんが150人も犠牲に。本邦でも医療関係者への嫌がらせがあるという。酷い話しである。またドル箱の高速バスが止まり、地方のバス会社も大変なことに。早く何とかしなくては。

 まあまあ曇る。時時晴れ。庫内の食べ物は大体食べたので、昼は弁当にした。祐天寺の「富久美」。此方は弁当専門。各各飲食店も盛んに作っているけど、やっぱり弁当は弁当屋だね。よく纏まっている。主菜と副菜のバランス、彩りなんかもいい。弁当と言うものは何でもかんでも詰めればいいというものではない。御飯は粗熱を取ってからでないとベチャつくし、おかずは汁気をとらなくてはならない。飲食店さんも大急ぎで勉強して欲しい。午後は小雷。偶偶見ているとグレが腰を抜かしたようになっていた(腹巻猫のように)。実は雷が苦手だったんだね。初めて気が付いたよ。早速抱きかかえて宥めた。幸い小雨のみ。続いて小屋で休んでいたミケを急襲して獣医へ搬送。春の予防注射も全員終了。晩は冷凍のハンバーグに鯖の干物。其れだけでは何なので表に探しに出た。居酒屋の三点盛り(鮪鯛蛸)を入手。刺身のテイクアウトは珍しい(千円)。魚屋の物とは一味違う。結構旨い。どんどん作って欲しい。

 

4/27・月

 インターハイも花火大会も夏の祭りも次次と中止。プロ野球は開幕の見通しすら立たず。テレビもどんどん貧相に。ドラマは再放送、散歩番組は総集編。生番組でもメインの司会がモニター出演とかになっている。もうラジオで十分だよな。また観光客を来させない為とかで、チューリップや藤の花も摘み取られたとのこと。幾らなんでも少しやり過ぎだよな。まあまあ曇る。少し草取り。キャベツを買いにスーパーへ。昼は焼きそばにした。

 都内の感染者は減少傾向。元元の数字の信用度が低いから何とも言えないが、流石に自粛の効果が出てきていると思いたい。二月からだもの。そろそろ限界である。愈愈暴動が起きる。寒気が入り午後は雨。夜は残り物と貰い物の鰻。何だかくしゃみ止まらず。換毛期だな。久久に抗ヒスタミン

 

4/26・日

 イギリスの犠牲者も二万人超。アメリカは既に五万人。本邦は感染者一万三千人とのことだが、実際は其の十倍、百倍近いかな。今の所の死者数は三百人台。抗体検査はいまだ始まらず。待機中に容態が急変する例が相次ぐ。どうでもいい人が入院していて、肝心な人が病院に入れない。世の中は何時も不条理である。日航には三千億を融資。一部有名商店街も休業に追い込まれる。人が集まり過ぎていると言うことで。一応都は休業協力金を出すみたいだけど、そんなこんなで都の貯金数千億円はスッカラカンになる。それにしてもこういうコロナ渦が色んな人人の軌道を変えていくな。大して変わらない人も多いが、就職とか起業とか介護とか人生の重要なポイントに差し掛かられると影響が大きい。此ればかりは予測も対策も困難だし。

 一日晴れ。南風強し。暖気が入り結構な気温に。昼は昨日の野菜炒めをサッポロ一番みそラーメンで。誰にも合わないのでニンニクを増量。買い物は一便。安ワインを二本他。大体飲んだり食べたりするしか楽しみの無い日日。三日に一度と言うのは無理だよな。但し御菓子の類はあっても主目的の野菜は売り切れ。ミニスーパーの棚も空きが目立った。行き成り、物不足ですよ。また大阪の知事に名指しで批判されたパチンコ店には客が殺到。却って悪い。依存症だね。

午後は暇に飽かせてドラマ「行列の女神」。駄目店を立て直すフードコンサルタントのお話しらしい。忖度無し。駄目なラーメンは駄目と歯に衣着せぬ物言いがいいね。突進する若者を面白がる女社長もいい。年長者はこうでなくては、出る芽も育たないよな。それにしても、ああ外のラーメンが食べたいなあ。旨くなくてもいい。麦酒と餃子があれば。ピータン紹興酒も。安焼酎にメンマかザーサイとかもいい。

晩は冷凍の鰹のたたき他。メインは一昨日の牛のシチュー。市販のルーで煮込んだだけだが、まあまあ食べられた。要は手間と暇だね。料理人が必要(家人には苦労をさせた)。そもそも十九世紀まで牛は煮て食べるものであったと聞いたことがある。以後飼育法が変わり(穀物飼育)、脂肪分が増えた御蔭で焼いても食べられるようになったと。でも牛さんにはそもそも(其の辺の)草を食んで貰って、赤身のまま煮て食べれば、CO2もそんなに沢山出ないであろう。グレタの料理法とかいう本を作れば売れるな。現代の圧力鍋があればもっと容易に作れる筈。

 

4/25・土

 判子を押す為に出社するのは馬鹿らしいから、脱判子会社になろうとする動きが。判子屋さんには申し訳ないけど、こういう無駄なオフィス仕事を何とかするのはいい流れだと思う。アフターコロナは少しはいい会社になることを願っています。また講義も無いのに授業料を払えない。前期学費の延納を検討。大学も少し安くしたいね。Bで働いていた学生諸子は大丈夫か。少しずつでいいから、駄目な所を直していきたい。なお都は此れから二週間が正念場だと。名付けてステイホームウィーク(ス)。ずっとそんなこと言っているよな。なおコロナ病棟以外は閑古鳥。医療機関の収益が急速に悪化しているという。此方も大変だね。

 未明には楽しい夢を見た。あちこちで飲み歩いて、締めのラーメンを食べて、路線バスの後ろでみんなで唄っていた。朝から快晴。でもなんだかやっぱり胸苦しい。血中酸素計が欲しかったが、(ネットで探すも)当然あっという間に売り切れに。ちょっと遅かった。残り物の気管支拡張剤を使ったら治った(ような気がした)。自分の呼吸器ですら此の所は疑心暗鬼である。朝は冷凍うどん。納盃も早いから朝から腹が減る。昼は冷凍パスタ。晩は豚を焼いた。買い物は早朝に数百円程度。実に漫然とした一日。

 

4/24・金

 マリンレジャーに続いて山登りも駄目らしい。中止が呼び掛けられる。まあ確かに山小屋での宿泊は危険だと思うけど、日帰りハイキング程度はいいんじゃないのかな。人気のない山ならね。緊急事態から二週間。終了予定まであと二週間。解除は少し無理だな。あれも駄目、此れも駄目。何だか管理教育の駄目な中学校みたいだね。依然として苦しい生活が続きます。まさか二か月後、日本中が何とかプリンセス号のようになるとはね。こうなったら、本でも読むか。失われた何とかを求めてとか、徳川家康とか、大菩薩峠とか。どれも挫折必至である。ニューヨークでの抗体検査によると罹患率は15パーセント程度。集団免疫にはまだまだだね。

都知事が出て来て、店が混むので買い物は三日に一回にしてくれと。そんな馬鹿な。丸で統制経済。そもそも物が足りない時にそうすることはあるのだけど、事態は逆である。買い物に行かなければ益益物が余る。経済と言うものの相当部分は不要不急で成り立っているのですよ。全国民がしょぼいものを自炊したら恐慌になる。

まあまあ晴れ。少し寒い。昼は表のからあげ弁当(700円)。すると車を停めているお肉屋さんが是非とも品物を買ってくれと言う。飲食店や給食センター相手だから色色と大変そう。牛豚合わせて五千円分購入す。卸売価格だから結構な量。二人家族では当然喰い切れない。と言う訳で川崎の伯母の所に搬送す。電車は危ないので自転車で参る。環七と環八と丸子橋を越えて行っても片道一時間弱。自転車は便利な乗り物である。さっと送り届けた。さてさて任務終了。職場に寄って少し片付け。ちなみに無責任社長は用もないのに毎日出社している。こういう人が残りの二割だな。帰宅は四時前。色色と走り回って良かった(多分二十数キロ)。胸の痞え、胸騒ぎのようなものも取れた。矢張り人間も鮪と同じだな。動いていなくては。だからステイホームと言うのが一番堪えるし、一番難しい。ロックダウンと言うのは監獄用語なんだってね。何とまあ囚人扱いである。晩はステーキにした。併し焼いて食べると厳しいものが・・・。こういう赤身肉(豪州産)の調理方法って、日本人は分からないんだよね。

 

4/23・木

専門家会議によると、人と人の接触機会がまだまだ多く、もっともっと減らさなくてはならないと。此れからは公園やスーパーにも行くなと言う。そんな無茶苦茶な(擦れ違っただけで移るのかね)。また大型連休はなかったことにしてくれとも。いっそ、カレンダーを今から黒くしたらどうだろうかと思った。連休は秋に付け替えますとかね。

でも秋か、半年先も分からないな。またある飲食店が賃料の低減を訴えたところ、物件のオーナーはオーナーで、此方も借金をしているから其れは出来ないと断られたそう。資本主義の欠点が出たな。資本の拡大は出来ても、収縮には極めて弱いのである。それにしても、不思議だな。Aの大好きな国難が本当に来たのに全く動きが悪い。本当に本当の国難が来るとは思ってもなかったのだろう。本当に駄目な政権。そもそもやる気が感じられない。元元五輪の後、愈愈秋には辞める予定だったのだろう。此れ以上問題を起こさぬようのんびりゴルフでもしながら卒業イベントを楽しむ積りが、此の未曾有の残業になって仕舞った。ある意味で本人も不幸と言えば不幸だが、国民はもっと不幸である。

 朝から晴れた。結構、朝から静まり返っている。最近は工事などの現場仕事も止まり始めている。働く車も少なくなった。午前中はスーパーに一便。猫餌の買い足し。続いてクリーニング店。昼飯も買いに行ったが肉系ばかり。早くもネタ切れの模様。結局冷凍パスタに冷凍ごはん。午後は曇って一雨あった。そうこうしていると有名女優もお亡くなりに。また富山の小学校では集団感染。僅か一日か二日の登校日で移ったそう。こりゃあ、九月まで無理だね。

いやあ、やっぱり厳しいな。そんなテレビを見ていた家人は、早くバービカンを飲ませてと怒鳴っている。バービカン? 宝焼酎が作った初代ノンアルコールビールのこと? どうもアビガン、アービガン、バービカンの三段活用らしい。まあ確かに、検査も遅いし、投薬も遅い。のんびりノンアル飲料でも飲んで待つしかないな。そうして待っている内に、実にかなりの人命が失われている(と思う)。晩は飲み過ぎて悪酔いす。やっぱりバービカンが良かった。

 

4/22・水

 大型連休中の全ての臨時列車が運転取りやめに。一部の会社では更に定期列車も止めるという。例の計画運休に近づいた。多くの鉄道員さんには入社以来のビッグな休暇だね。御苦労様です。でも何処にも行けないか。家でゆっくりして下さい。またロサンゼルスでの抗体検査によると、実際の感染者は数十倍であると推定されるという。其の大半が無症状か鼻風邪程度(こういう人が気が付かない内に方方に移して回るよう)。併しそういった人を全部足し算しても、感染率は総人口の精精数パーセントに過ぎないらしい。集団免疫というレベルには程遠い。詰まり、まだまだ蔓延すると言うことになります。ああ。封じ込めはやっぱり無理だね。かと言ってピークアウトしたとも言い難い。此の先もずっとこんな感じ。うんざりだね。一方、北の指導者に重体説が。コロナではなく心疾患だそう。ホンマかいな。

 まあまあ晴れ。本日も朝から臨時出社。連日の片付けとリクエストのあった課題作り。再び紙類十数キロを持ち帰る。だいぶ片付いた。大量輸送作戦も終了の見込み。昼はカレー丼(500円)とカップ麺。そろそろ冷やしたぬき蕎麦とか冷やし中華が食べたくなる。麺類のテイクアウトは難しいか。頑張って作って欲しい。此のまま夏になると思うから。併しコロナが明ける頃には、人の方を向いて喋らないとかいうマナーが定着しそう。なおまたまたパチンコ店が槍玉に。休業協力しない所は名前を公表すると。密集はしていても、みんな黙黙と台に向かっているから、そんなにハイリスクな所とは思えないけどね(手と台さえ消毒すれば)。例によって負けた人が多いのだろう(そもそもそういうところだけど)。午後は寒気が入って何だか曇る。家人が買って来たスーパーの刺身で一献。庭の三つ葉のお浸し付き。ちなみに居酒屋尻取り、まだ続いている。

 

4/21・火

 まあまあ晴れたり曇ったり。少し暖かい。アメリカは四万人、フランスは二万人。死因不確定者が多数いらっしゃるので実際には其れ以上だという。なおスウェーデンと言う国は、世界で最も緩い規制を敷いているのだが(集団免疫戦略を採ったらしい)、亡くなった方は1500人超。人口が日本の一割以下と言うことを考えると、どうなのだろう。一方国際市場では石油が大量に余り、先物取引では史上初のマイナスに。原油を貰って御金が増えるという珍事に。

 朝から職場に参り、資源ゴミの搬出。数キロの道のりを十数キロの紙類を乗っけて帰る。例によって状態の良いテキスト類は図書館に持って行くのだが、生憎五月末まで休館中。取り敢えず保管して、使えない物は区の回収に出すしかないな。踵を返してもう一往復。此れで軽く二時間。昼飯は外部調達。家人には本格中華弁当(リピート)、吾人はビビンバ丼(500円)。矢張り仕事の後は食事が旨い。午後は漫然とす。夕方も縁日会場へ。串焼きとチキン南蛮(1450円)で中量飲酒。外の当てで家飲み生活を少少満喫した。

 

4/20・月

 幸い未明には治った。(当てのない)力が漲って来る。鰻さんの御蔭だな。こうやって疑心暗鬼になって見ると、体調と言うものも結構微妙に変化していることが分かる。朝から雨。丸で二月の気温。乱高下するとまた発熱者が増える。

 十万円を還付するという補正予算の補正案が閣議決定。財源は?まあ例のММTだな。何しろ非常時だもの。其れに足りないものはマスクと消毒関係のみ。本当の戦争と違って生産基盤が破壊された訳ではないからね。其の他の商品もサービスも実にあり余っている。詰まりデフレ(下手したら恐慌=ハイパーデフレーション)に逆戻りである。だから刷って刷って刷りまくっても暫らくは大丈夫。暫らくの後は分かりません(無責任)。結局夕方まで降った。昨日の鰆を塩焼きして冷凍食品と合わせる。一円も使わず。千葉辺りにサーフィンに行った人が叱られているよう。もう来ないでくれと。でも釣りや波乗り程度は大丈夫だと思うけどね。知らない人と乗り合わせなければ。

 

4/19・日

 国内感染者は一万人超え。九日間で倍増とのこと。朝から快晴。昨日の嵐で空気も澄んでいるから物凄い日差し。ちなみに「でんき予報」によると東電管内の半分近くが太陽光出身となる(最大1100万キロくらい)。一方政府の対応、牛歩の如し。検査を受けても結果が出るのに三日も掛かるという(検体が大渋滞中)。今のところ気候要因しか期待できるものはなし。

昼前にスーパーへ。島豆腐が欲しい。必要火急の要件である。するとOストアーは入場制限。大関も混んでいた。用もなく店に来ないでくれと言う店もあるという。でもね単純に営業時間が短縮される一方、家に居る時間が長いから需要も増える。混むのは仕方がない。要はべらべら喋らなければいいのです。私語厳禁。序でに現金も禁止。続いて近所の商店街を見て回る。飲食店の内外で大勢飲んでいる。縁日を通り越してお祭りである(ああ羨ましい)。密閉空間ではないけど、大丈夫かいな。そんな光景を目にすると何だか急に気分が悪くなった(様な気がした)。以後安静にす。晩は家人のゴーヤチャンプルーと昨日の鰻(600円)をどんぶりに。やっぱり何だか風邪っ気である。部屋に閉じこもる。亡父の誕生日でもある。吾人の鰻丼を一瞬蔭膳した。

 

4/18・土

 武漢の死者数も上方修正される。欧米の介護施設では大量にお亡くなりになる方が。全米の死者は三万人超え。次は中南米が心配である。こう言っては何だけど、亡父もあの頃でよかったよ。今なら見舞いにも行けない。また今回のウイルスは秋から既に流行っていたという珍説もある。となると吾人の九月の風邪も其れだったのかね。確かに症状は似ている。発熱⇒呼吸困難。でも幾ら早くても九月はないよな。ベルギーも五千人突破。人口比で世界最悪となる。医療用ガウンの代わりに雨合羽、消毒液は酒造会社が作ることに。足らぬ足らぬは工夫が足らぬ。戦時中だね。

未明から大雨。昼過ぎは嵐のよう。スーパーにも行けない。こういう時はラインである。おじさんたちと居酒屋・立ち飲み屋・街中華の尻取りをした。平和になったら行きたい店ばかりである。でもかなりの店は経営が立ち行かなくなるだろう。大型店やネット販売に押されがちな一般小売り業に比べ、実際に会って話をするという飲食業は、中小個人店が入り混じって活気があったんだけどね。業態も変化するな。リーマンショック後に立ち飲み屋が続続と出来たように。コロナの後はどうなるのだろう。少なくとも高い店は駄目だな。屋台に戻るかもしれない。屋外飲みとかね。オンライン飲み会?まさかね。四時には綺麗に晴れた。環七の魚屋に遠征したのみ。

 

4/17・金

 緊急事態宣言を受け、札沼線の廃止も前倒しに。あらま。また新幹線の利用客は九割減。案外苦しいのは東海という説も。必要は発明の母である。リモートワークもテレビ会議も一気に普及するかもしれない。何時か世界が元に戻ったとしても、あんなに大勢出張しなくなるだろうから。

なお十万円給付の口実を作る為に、緊急事態宣言が拡大された傾向があるとのこと。一律給付を訴える連立与党に押し切られたように見られたくないのだという。成程ね、Aのことだからそういうことはあるだろう。其れでもね、都市から地方への人の流れを断つことは有効ですよ(こっちが大義名分)。いや併し、此れで今年の大型連休は全国的に瞬間蒸発した。何処にも行けない。伊那にも行けない。行ったとしても徒歩か精精自転車で。まるで江戸時代である。またウイルスは武漢の研究所から流れ出したものだと米側は繰り返し主張。本当かね。エライことです。訴訟を起こされるな。一京円くらいの。

 晴れてはいるがどちらかと言うと曇り勝ち。さてさて本日から凡そ三週間、毎日が日曜日となる。取り敢えず草刈り。長いシーズンの始まりである。農家などでは草刈り始め、とかいう行事はあるのかな。昼は商店街方面に。ドラッグ店にはトイレ紙等が充填されていた。漸くの事である。一方で使い捨てマスクを一枚百円見当で即売しているグループも。幾らなんでもボリ過ぎだよなぁ。家人には中華弁当(850円)、吾人は麻婆豆腐弁当(700円)。

晩は家人のとんかつ。するとまたまたAが出て来る。まず色色と不要不急でない業種の人人の活躍を褒めたたえていた。其れ自体に依存はないが、不思議だな。あらゆる職業は世の中に必要なのだろうけど(麻薬の売人とか武器商人等を除く)、こういう矢鱈と褒める演説方式はこそばゆい。恐らくアメリカから入ったのだろう。続いて十万円を配るので外に出ないでくれと。詰まり矢鱈と国境を越えるなと。此れも不思議だな。今まではもっと遊んで、もっと使って、もっと遠くへ、もっと速くと言っていたのにね。目指すは江戸事態だね。つくづく何もかも引っ繰り返って仕舞った。まあね、此ればかりはAのせいではない。近代化=グローバル化し過ぎたのであろう。

 

4/16・木

 世界の感染者は200万人。世界の死者は12万人。幸い東南アジア、南アジア、中央アフリカ辺りは落ち着いているよう。人口構成の違いかな。矢張り気温要因だな。クーラー厳禁。熱い暑いと扇いでいればいい。詰まり換気である。また与党側の強い意向により、一律十万円給付の方向に動くそう。Aと其の周辺はあくまでも反対しているらしい。ニューヨークの死者は一気に三千人増加して一万人に。未確認の肺炎死を加えた為。そんな中でもトラ氏は経済活動を再開させたいらしい。大丈夫なのかね。

 曇り勝ち。御昼過ぎに出社。すると無責任社長が今から休講にすると言い出す。結局こうなったか。以後連絡業務に没頭す。するとパソコンが突然の不調。可笑しいな、最新型なのに。やむを得ずサービスマンを呼んだ(暇らしく直ぐに来てくれた)。まあね、生徒と講師の安全を考えるとともに、三週間休めば例の協力金が受け取れるという算段もあるのだろう(100平米以下でも貰えるらしい)。いや併し、こういう制度(人参をぶら下げる方式)を考えた都の幹部は中央官庁の連中より余程優秀だと思った。バタバタしながら最後の授業をして六時過ぎに退社。皆さん、どうぞお元気で。止まった授業(実質二週分)は何時の日か振替しますので。

寒気が入り、冷たい雨。まるで年末のようだと思った。でも(緊急事態明けの)五月の七日に再会出来るのであろうか。すると結局南極、緊急事態宣言は全国に拡大す。三十万円の方は止めて、全国十万円の給付も決めたよう。事実上、秋に上げた消費税の緊急還付だな。こうして一気に総力戦に移行した感じ。此のギアチェンジは誰がしたのだろう。それにしてもね、総じて言えば、何だか夢の中にいるよう。勿論悪夢ですよ。

 

4/15・水

 院内感染多し。こうやって病院がどんどん閉じて行く。怪我は勿論、うっかり病気にもなれない。一方出勤者はまだまだ減らないらしい。まあ出社人数や会議回数が半分になり、其の人が居酒屋にも寄らずに真っ直ぐ帰れば、社会的接触は八割減ぐらいにはなるだろう(此れが感染防止の理想のラインらしい)。大体吾人もそれくらい減っている。国内感染者は八千人。なおAとガースーも仲違いしたらしい。だから益益頓珍漢なのだと思った。件のマスクにしても例の動画にしても。

 安定して晴れた。御飯に味噌汁に納豆と玉子焼き他、例によって朝飯のような昼飯(といっても一日で初めての食事だからブレークファースト)を食べて、割と直ぐに出社。今週から前倒し授業である。但し疎開したり退避したりで、生徒も大して来ない。中一など一人だけ。六時過ぎに退社。晩の肴を求めて遠回りしたが、何にも出て来ない。結局残り物と保存食。一円も使わず。実に七時に帰っても面白いことが何もない。少し外を見回る。家作の明かりから推察すると在宅率は八割にも及ぶ。若い人も出歩いていない。

 

4/14・火

 漸く朝から晴れた。北風強し。イタリアも二万人。なおアビガンは催奇性があるうえ(子づくり年齢の男性も駄目)、尿酸値も上がるらしい。二重の意味で吾人には使えないが、家人には使えるだろう。愈愈ピーク前といった感じ。結局、こうなって仕舞った。政治が無能過ぎた。

さてさて昼は表に出た。方方の料理屋や居酒屋が机を出して売り始めている。まるで縁日だね(声を張り上げられると困る)。家人には日替わり弁当(1000円)、吾人は宮崎牛の焼肉丼(900円)、晩の当てとしてぶり大根(500円)。弁当としてはかなり高いけど、まあ此れも営業支援だな。よく売れていた。世田谷のような周辺部には人がいるからどうにかなるけど、都心の方はそもそもの人が出ていない。もっと大変だろうな。家賃も高いし。更に夕方信濃屋で刺身(何とか鰈)と牛肉を買い足し、後者はチンジャオロースにした。毎晩毎晩最後の晩餐である。ニュースはやめて、BS11の太田さんに登場願った。北千住で飲み歩いていた。二月ぐらいの収録かな。あの頃は楽しかったな。

 

4/13・月

 矢張りBCGは効果があるよう。接種率が低い南欧や西欧が酷くて、高い東欧は大したことがない。ドイツは東西ではっきり分かれるという。社会主義の国はそういうことだけはマメだったからね(勿論国民を隈なく計画的に働かせる為)。数少ないレガシーだと思った。幸い日本も高い(吾人も接種済み)。そうでなければこんな程度で済む筈がないよな。此れはちょっとした奇跡である。イギリスの首相はどうにかこうにか回復したようだが、全英の死者は一万人を超えた。NHS(=国民健康保険病院?)に助けられたと感謝していたらしいから、緊縮財政はもうやめるのだろう。偶に見るニュース番組の看板アナウンサーも罹患。熱が出て下がって出演していたらしい。隗より休まなくちゃ。それにしても此れだけ経済活動が滞れば二酸化炭素も出ない。温暖化にストップが掛かるかもしれない。コロナの奇跡。

 強力な低気圧が来たので、昨夜から大雨。おまけに異様に寒い。昼からは特に激しく降った。何にもすることがない。こういう巣ごもりの日日にニュートン万有引力の存在に気が付いたとされるらしいが、生憎そんな能力もない。猫も寂しいらしくて何度も入って来る。相変わらずシロは泥足。昼も夜も冷凍食品中心。一円も使わず。と言うより使えず。明日は色色と探ってみたい。

 

4/12・日

 全国では一日で数百人の新たな感染者。実際には其の数倍いるだろう。そろそろ身の回りにも発生している筈。もう集団感染⇒集団免疫と言う段階だね。ホテルに収容することすら難しい。基本は自宅療養だな。要は重症化しなければいいのです。こうして毎日家でゴロゴロしていれば免疫力も高まるであろう(学校や会社での集団生活のストレスが一番悪い)。診察もベルトコンベア式にすると良い。駐車場にテントを建てて、即検査、即アビガン。一週間分のレトルト御粥とポカリスエットを持たせて帰宅させる。支払いはなるべくカードで。其れでいいじゃない。半年後にはもう話題にもならなくなっている筈。案外吾人ももう罹って治っているかもしれない。抗体検査を受けて見たい。アメリカの死者も二万人を超えた。

 朝から曇り勝ち。昼飯を買いに近所のスーパーに。結構混んでいる。みんな行くところがないからね。ちなみにレジには透明なカーテンが下げられていた。「仙台こばやしの牛タン弁当」(1100円)を購入。駅弁も売れなくて困っているだろう。一方御小遣いが余って余って仕様がないという人も多い筈。早く飲食業に御金を流したい。昼風呂の後、明るい内から飲み始めた。家の御酒は物凄い勢いで減って行く。生協でどんどん注文しているが、配達の人も驚いていたという。此れを一週間で飲むのかと。大体安ワインが一日一本。他焼酎、缶ビール、日本酒。最近ビールはオリオンにしている。

 

4/11・土

 本日零時から正式に休業要請。まあね、従う義務はないんだけどね。一応都は協力金を支払うとしているが、基本は50万円、最大100万円。矢張り家賃をロハにすべきである。そしてロハにした貸主の固定資産税を減免すればいい。あれは都税だもの。

 晴れてはいるが肌寒い。何にも楽しいことがないので、昼は「赤城和牛のハンバーグ弁当」(1000円)。近所の店が作っている。元元はステーキハウスみたいなところ。慣れない手つきでプラ容器に詰めていた。何としても売り上げなくてはね。暫らくこういう店を開拓して見ようと思う。薄着で外出していたら何だか寒む気がする。午後は安静にした。また想像コロナだと思った。晩はたけのこ御飯他。大量飲酒したらまあまあ治った。

 一方、相変わらず家人(=実母)は一日中テレビ等を見て、文句を垂れている。曰く、PRC検査をもっとしろだとか(PCRの間違い)、非常事態宣言が手ぬるいだとか(緊急事態宣言の誤り)、コロナ菌にみんなやられるだとか(菌とウイルスは相当違う)、Aはどうにも仕様がないとか(此れは正鵠を得ている)、うーん、かなり認知能力に衰えが発生していると思った。其処で亡父のことを思い浮かべた。亡父と実母は十一違う。詰まり十年前の亡父が今の実母である。早速十年前を思い出す。亡父はもう少しちゃんとしていたような気がするが、当時の吾人は今より十は若かった。今より十歳若い吾人が、当時の亡父を判定し、現在の実母との認知能力を競わせる・・・。うーん、相当な時差の補正が必要であると思った。結局何が何だか分からなくなってきたので、直ぐに止めた。実に難しい思考実験であった。

 

4/10・金

 都は、飲食店は八時には閉めるようにとの指針を出す。酒を飲ませない判断は正しいと思うが、どうも対策が小出し過ぎる。本当に駄目なんだな。大体二ヶ月あったんだよ。第一波から。やっぱり五輪だな。此れが対応を数段遅らせた。国内の感染者は五千人を突破。死者も三ケタに突入。

 終日冬型の晴れ。資源ゴミの日。家飲みが増えた関係で酒瓶が激増す。他家も空き缶多数。三月の売電量、南西面158キロ、南東面が169キロ。陽射しの割りには思ったほど伸びていない。みなさん在宅勤務で消費量が増えたよう。買い物は一便。特に小松菜が安い。給食食材がずっと余っている模様。

午後出社。無責任社長と極めて短時間の立ち話の結果、来週から授業を三時間前倒しすることとした。当該学院は所謂閉鎖要請の対象ではないが(100平米以下の教育施設等は除外)、夜に開けていても格好がつかないという判断である。以後、「授業時間の緊急的変更のお知らせ」プリントを作るなど、方方の連絡に追われる。九時過ぎの退社。例によって真夜中のような街を走り、家に着く。以後冷凍の鰆西京焼き他。まだ十時にもなっていない。ああ詰まらない。金曜の夜なのにね。おじさんたちでいい。日高屋でいいから行きたかった。

 

4/9・木

 武漢の封鎖は漸く解除される。いや併し、本当にほんとうに終息したのだろうか。一方、本邦は百貨店も旅行代理店も自動車工場も悉く閉鎖。立ち飲みBも今日から全店閉店。もう迷うことも無くなった。帰宅一路である。なお依然として休業要請の対象を巡って都と国の対立が続く。例えば床屋は入るのか入らないのかとか、ホームセンターはどうするか云云(学習塾はどうなるの)。国は万事消極姿勢。いっそ緊急自粛の成果が出るかどうか二週間ぐらい待ってみようかと言っているらしい。駄目だな、こりゃあぁ。所謂戦力の逐次投入逐次消耗である。此処は思い切って鉄道を止めるしかない。まず都営地下鉄を止めて仕舞えばいい。

 朝からシロの所在が不明。此れ以上に不安を増やさないで欲しいと願った。何食わぬ顔をして午後復帰。以後出社。ちなみに都内の感染者数は大抵夕方報道される。連日一喜一憂するのだが、本日は180人余。過去最高。アジャパー。愈愈来たな。中三の生徒などは実に真面目に聞いていたが、先生の方はコロナの事で頭がとうとういっぱいに。因数分解の解説の後に、愈愈指数関数的増加局面に入ったのですなどと余計な説明をして仕舞った(実は指数も対数も大して詳しくない)。いや、まだまだ急落する希望はある。退社後も当然其のまま帰宅。日に日に飲食店が閉まっている。寒気も入り、一雨あった。こんな晩は一段と悲観的になるね。二日続けて一円も使わず。ちなみに最近のラジオもテレビもテレワーク出演だとかで会話がワンテンポ遅れている。昔の海外中継のようである。

 

4/8・水

 一部の大学はオンライン講義を始めるのだという。それでは放送大学だよな。態態上京してきた甲斐がない。やはり九月開校にすればいいと思った。案外急速に収まる可能性もあるらしい。本当に気まぐれだね。ウイルスと言うやつは。さてさて本日から一都五府県はひと月ほどは緊急事態だが、肝心の知事による休業要請は行われないことに。補償の面で尻込みしている模様。営業の自由があるからね。フランスの死者も一万人を超えた。介護施設や自宅でお亡くなりになった人を入れるともっと増えるという説も。

昨日より晴れる。朝からグレの予防注射(6600円)。朝の街は大して変わりがない。ただ公園を矢鱈走っている人が目立った。午後トイレ紙と共に出社。未だに手に入らないので拙宅の備蓄を提供す。さてさて通常授業だが、窓を開けっぱなしにしても、大して生徒も来ず。五月からにしますという生徒がちらりほらり。ワイハイとプリンターを貸してくれと言う在宅勤務の保護者が一人。流石の無責任社長もマスク掛けになった。九時過ぎの定時退社。其のまま帰宅。一円も使わず。街を流して見ると既にかなりの飲食店は閉じている。開いている店ものれんを下ろして内密営業。既に真夜中のよう。昨日の残り物で中量飲酒。すると家人は物凄く下らないバラエティー番組を見ていた。曰く、ニュースはもううんざりだと。其処にはコロナ前の平和な世界が映し出されていた(実に出演者が密着している)。都内の新規感染者は140人余。其の内の経路不明は100人。いや併し、みんな一体何処で移されたのだ。電車?会社?ラーメン屋?スーパー? 夜の世界を閉じても闘いは続く。

 

4/7・火

 米国の死者も一万人超え。京王大学病院でも大量感染。何でも研修医さんたちが実習打ち上げの特大飲み会をしたのだという。あらま。イギリスの首相も悪いらしい。此の病気の特徴として突然の容態悪化が伝えられている。また政府与党は、収入が著しく減った世帯への給付策を考えているよう。一気に三十万円とか。でも此れは難しいな。大体どうやって減ったことを証明するのかね。膨大な書類と審査が必要(逆確定申告)。それにしても不思議だな。つい先日までそんなことを国がするなんて考えもしなかった。現代福祉国家は業務量が増えて大変である。基本は自助(貯蓄の取り崩し)と共助(親族間での助け合い)。でもネオリベでギリギリの人が増えたんだね。詰まり永年の政策の誤りを認めたのだろう(んなことはない)。

軽症者の宿泊施設への移動が開始。今回は東横インとのこと。此処は酷い値上げはしなかった筈。比較的良心的な所である。さてさて緊急事態宣言の為に、朝から諮問委員会と国会審議。夕方発令の運びとなる。やっぱり一週間は遅い。経済が冷え込むとかでAは結構渋ったそうである。此の宣言の担当が経済再生大臣と言うのも何か可笑しいと思った。色色と鑑みると、此の問題の発生当初から、兎に角もっともっと検査をしろと述べていた白鷗大学の先生の見解が合っていたことになるのだろう。其れに近い韓国は何とか抑え込んでいる。

まあまあ晴れた。昼はスーパーのとんかつ弁当。最近はチラシも入らない。沢山売れているから殿様商売だね。夜はAの会見。間延びした会見場で割と長く質問に答えていた。多少反省したのだな。まあ此れで何とか感染拡大は押さえられるだろう。問題は出口戦略である。適当な所で緩めるとやっぱり元の木阿弥。だからと言って、ウイルスと最後の一兵まで徹底抗戦するとなると何か月も掛かる。其の内に銃後(社会経済)が壊滅す。どうしたらいいんでしょう。適当な所で和平交渉? つまり今回の措置は標準的な治療薬や治療法が見つかるまでの時間稼ぎと考える。最終的には大量感染して集団免疫を付けると言う形に軟着陸させる。ウイルスさんと話してみる? ちょっと待ってと。話しが通じる相手ならばいいけど。

 

4/6・月

 肝心の発生国は先日コロナ追悼式をやっていた。国内の撲滅に成功し、清浄国になったという宣言なのだろう。でもね世界の大半は汚染国ですよ。此のままずっと鎖国と言う訳にも行かないだろう。一方国際市場ではマスクの奪い合い。売り惜しみに買い漁り。戦後脈脈と築いてきた自由貿易体制も此の程度だな。食糧は大丈夫かね。それにしても、緊急事態でも会社に行く人は行くし、出歩く人は出て行く。となると例の計画運休しかないな。首都圏のような鉄道社会において何処よりも巨大な権限を持っているのは旧鉄道省、つまり現在のJR東日本である。

 大体晴れ。須見伯母がやって来る。幾ら親戚とはいえ、こういう交際は良くないのではなかろうか。感染拡大防止の為には、会う人、合う人を八割減らす必要があるそうで。だからあんまり喋らないようにした。午後臨時出社。名簿の張り替えとテキスト配布等。生徒はちらほら来るけど、緊急事態になったらどうなるんだ。三両編成程度で急いで退社。焼き鳥を買って家で食べた。

 

4/5・日

 愈愈自宅療養の活用も検討され始める。でも余程の邸宅でない限り、家族に移して仕舞うよな。矢張りあのホテルに泊めて貰うのがいいと思う。スペインの死者は一万二千人、アメリカも八千人に迫る。イギリスは四千人。一方ドイツは千人と少し。案外国の差は大きい。依るべきものは結局国民国家かな。BCG接種率の違いという新説も。本当かね。東南アジアとか熱い国はどうなのだろう。アメリカも健康保険制度を何とかしなくてはならない。

既存薬の中では「アビガン」というインフルエンザの薬が効くらしいが、其れも最初の内だろう。四日も五日も診察を待っている内にどんどんウイルスは増殖して仕舞う(火事は最初の三分間、感染症は最初の三日間である)。早期検査、早期投与できる態勢を作らなくてはならない。まどろっこしいな。此の非常時なのに。大体二か月間も何をやっていたのだろう。ちなみにテレビなどを点けるとコロナ対策で出演者同士が距離を空けている。収録物は総集編に。適当な番組でもみんな家に居るから視聴率は高いだろう。最近はネットかな。

 曇天。気温低め。昼はスーパーの弁当。再び自区内を歩く。一部のパチンコ店、カラオケボックス、飲食店は自主休業。夕方前大本営発表あり。都内の感染者は連日の百人超え。大体累計千人。此れで緊急事態宣言だな。多くの飲食店、娯楽施設は営業停止になるだろう。法的には大した宣言でもないので、もっと早く出すべきであった。益益酒を買い出しに行かなくてはならないと思った。まあね、皆さん一月末からずっとまあまあ自粛しているから、幾らなんでも行き成り医療崩壊なんてことはないだろうけど、起こしてからは万事手遅れである。結局中国からの第一波はどうにか凌いだけど、欧米からの第二波は持ちこたえられなかったと言うことかな。

晩は肉豆腐他。信濃屋の切り落とし(1200円)。松坂牛とか言っていたけど本物かね。宴会停止で高級食材も余っているらしい。日が暮れると丸で車も通らず。元日並みの静けさ。そんな中「サイゼリア」は酒類の販売を制限すると発表。居酒屋化を懸念しているとのこと。酒飲み=大声という実態をよく分かっている。万事スイマセン。酒飲み戒厳令だね。吾人も先週の水曜から飲んでいません。

 

4/4・土 

 軽症者はあのホテルチェーンが引き受けることに。まあねよかったですよ。此れ以上は何も言いません。一方Aの周辺は、マスクを二枚配ったら国民が安心するとでも考えたらしい。大丈夫かいな。鯛の頭は既に相当弱っている。いや元元鰯の頭だった(鰯にはスイマセン)。旅館等の倒産廃業相次ぐ。インバウンド特需で辛うじて延命されてきたところが、悉く駄目になるな。また台東区の大病院での大量院内感染は、ふた月前のたった一人があっという間に百人以上に広がったという。何度も言うが此れは手強い。仮に爆発的感染を防げたとしても、此の先もずっと警戒が必要。恐らく年単位で。長期戦だよ。

 朝から晴天。初夏のよう。何にも楽しいことがないので昼は地元の回転寿司へ。大きな店の方。幸い空いていて、左前方のカップルが静かに話し込んでいる程度。でも後から右に座ったDJ風の男は席に着くなり、ビールと揚げ物とアボカド巻き(さび抜き)を所望。味覚異常だと思った。するとそのカップルも女の方は顔色が頗るよくない。よくよく見ると蒼白である。矢張り具合が悪いのかもしれない。と言う訳で、酒にも寿司にも人間観察にもまるで集中できず。二合だけ飲んで急いで退散す。それにしても都心の人の出は相当減ったようだが、世田谷の繁華街には大勢出ている。まあ換気の悪い夜の店に行かなければ大丈夫か。帰り掛けに燕を見た。お帰りなさい、感染列島に。世界中何処もそんな感じかな。晩は残り物。

 

4/3・金

 風も止んで穏やかな晴れ。花見には絶好なのだろうけど。漸く軽症者を別施設に案内する計画が纏まりそう。感染拡大から既に二ヶ月。遅いと言えば遅い。午後出社。講習最終日。区内の小中学校も五月まで休校決定。幾らなんでも生徒も喜ばず。特に中一中二は兎も角、中三なんかどうするのだろう。二ヶ月のロスは最早回復運転不能である。入試を遅らせるのかな。いっそ、此のまま九月に・・・。コロナコロナで生徒も上の空。

八時退社。一方先生の方は、酒は飲みたし、命は惜し。ちなみにBも明日から短縮営業の模様。実質的に今日が最後の晩なのだが、命を優先して其のまま帰った。さてさて早く帰って来いと言われて素直に帰ったのだが、何にも用意がないという。慌てて冷凍餃子を焼かせたが、雑に焼いたせいでみんな皮が破けている。朝からずっと家に居て一体何をしていたのだろう。立った腹に安ワインを牛飲させ辛うじて収めた。外に出ないと家庭内が不和になる。国内感染者は三千人を突破。最近は都市部から帰省したり出張したりした人が、地方でまき散らしている模様。移動制限を早く掛けるべきである。それにしてもパンデミックというより、もうハルマゲドンだな。

 

4/2・木

 昨日も散散会議を開いたらしいが、肝心の緊急事態宣言は出ず。何の為に態態法改正をしたのだろう。店も閉じて仕舞えば、行くべきか行かざるべきかの心境に陥ることもない。唯一決定したのは、全世帯に木綿のマスクを二枚配ること。そんな馬鹿な。アメリカ、フランスの死者は四千人。イタリアは一万三千人。経済的にはモラトリアム令を出すのがいいだろう。

 久久の休みの日。朝から快晴。風強し。久久の晴れである。紫外線と風で吹き飛ばして欲しい。アメリカも西部より東部の方が酷い。矢張り気候要因と言うのは大きいと思う。昼は表に出た。何処かの店がトイレ紙を放出したよう。みんな同じ花柄の物を抱えて散っていた。最近は昼に売るようになったよう。一回りして、結局「さとう」でラーメン(750円)。小ライスも食った。

午後も漫然としていると何だか急に息が苦しくなって来る(様な気がした)。午睡の後、缶ビールを一つ空けると、少し落ち着いた。想像コロナに罹ったと思った。酒が入らないと正気を保てなくなって来ている。都内の新規感染者はおよそ百人。あっという間に累計700人。こうなったら都知事自ら夜の街に乗り込んで行って、営業自粛と帰宅を促せばいい。勿論後ろには警視総監を付けて。権力の濫用? いえいえ単なるパフォーマンスですよ。

こんな晩は残り物でとことん家飲み。八時になると全く静か。猫も車も通らない。まるで正月だね。いや併しね、何とかショック以来こうしてどうにかこうにか立ち直って来た世界経済である。途中から何だかバブル気味であるとは結構気づいていたが、まさかこういう形=流行り病で弾けるとはまるで思いもよらなかった。吾人も全く浅薄であったと深く反省す。あの投資信託、もう大損である。

 

4/1・水

 今日から新年度。でもコロナ一色。それにしてもまだ薬が見つからない。此の二ヶ月、一体何をやっていたのだろう。鼠、牛、(虎)、卯と治験を繰り返す新薬は無理としても、既存薬の中に何かいいのがあるでしょう。早く治療法を確立してくれないと本当に「復活の日」みたいになって来ている。何しろ海外では獣医さんや(暇になった)CAさんまで駆り出されているそう。

都知事の要請により、銀座も六本木も歌舞伎町も閉鎖状態になる。ところでホステスさんやホスト君は雇用保険とか入っていないよな。みんな収入ゼロだね。当面は資産(時計やバッグ)を売って凌いで欲しい。家賃は少し遅れてもいい。朝から冷たい雨。国会もマスク掛け。サッカー選手も有名脚本家も若手俳優も次次と感染。一月以来どうにかこうにか持ちこたえてきたが、愈愈ゲームオーバーかな。そんな中でも入社式なんてのをまだやっていた(流石に規模は縮小しているが)。三月卒業もシューカツも新卒一括採用も全部やめて仕舞えばいい。後後の日本にとって案外いい結果が残る筈。

バスも電車も怖いので傘差し出社。授業の合間合間に時間割の検討と新テキストの発注。併し新学期の開始は何時になることやら。世の中もう滅茶苦茶である。八時に退社す。依然として本降り。バスも来ないので奮発してタクシーで帰ろうかと思ったが、Bの前に行くと彩さんが。其のまま入店。命は惜し、彩も押し。幸い店は空いていた。二時間ほど飲んだら止んで来る。無事自転車で帰れた。待てば彩路の日和有り。但し少し遅く帰ると家人は鬼の形相。何も移るとは限らないのに。