2月1日・水曜

女川町の多層建ての仮設住宅は気密性と遮音性が良く評判が良い。入居者は長く避難所で我慢した甲斐があり、最後の最後に建った仮設住宅に福があったと喜んでいるとのことである。僅か数ヶ月の期間であっても、直ぐに良い物を用意する日本社会は矢張り大したものだと感心す。一日晴れ。但し西南の大風吹く。気温は久久に二ケタに達す。
午後出社。流行性感冒に因る学級閉鎖等多し。元来風邪が流行る時期だが、少し前までは風邪と流感の区別はつかなかった。最近は検査技術が進んだので、流感かどうかを態態検査し、流感ならば出席停止とさせるそうである。風邪も流感も拗らせなければ2、3日も寝ていれば自然と治る筈である。其れなのに寝ている子どもを態態叩き起こし、鼻か何かに検査薬をねじ込み、高額の抗ビールス薬を処方しているのだから、国の医療費が足りなくなるのは当然の道理である。少し立って飲んで帰る。滔滔年金基金から借りて来たお金も底をつく。