4月5日・火曜

 津波にさらわれた人の中には、地震直後に家族なり知人なりと携帯電話で通話やメールをした人が多くいたという。「地震は大丈夫/今から避難する」などと連絡している内に、津波にやられてしまったらしい。ケータイで連絡取ることなくまず逃げるべきだっただろうが、今回の津波はやはり想像を絶する。
 第一原発では、高濃度の汚染水を溜めておくところがなく、低レベルの汚染水を海に流して容積を確保するより仕方がないということになった。非常時とはいえ一応法的な根拠もある処置だと言う。よくもそんな事態まで想定して法律に書き込んであったものだと感心するが、一方では汚染水を留めるためにコンクリートやら吸収剤やらおがくずや刻んだ新聞紙まで投入をしているという。また水の流れを確認するために、市販の入浴剤を放り込み水に色を付けることまでやっているらしい。こちらの方はどれもまるで小学生でも思いつくような方法であり、いかに対応に苦慮しているかを物語っている。
 窓ガラスを直した際についた住宅エコポイントの中から10000ポイント=1万円分を義援金にまわす。元々は税金である。