4月28日・木曜

昨夜から未明まで暴風雨のような天気。朝以降は晴れて一転して夏日となる。ここにきて余震は急に少なくなるが、それはそれでかえって不安である。
1号機は水棺されるという。元々は石棺と言い、チェルノブイリの原子炉をコンクリートで封印したことの比喩だが、海辺の原発は水で封印されるので水棺とのことである。なんとなく詩的な表現で、事態の深刻さを幾分緩和させる効果があるのか、この語が多用されている。
最初の補正予算が間もなく成立する。規模は数兆円。国債の発行はせずに予算の組み替えで対応したもので、国民年金への国庫からの拠出や子ども手当ての増額をキャンセルし、高速無料化などはやめるそうである。与党の目玉政策の縮小は与党内からも反対があるそうだが、被災地の国民の生活を守るためには仕方のない話である。この数兆円で出来ることは、がれきの撤去や仮設住宅の建設、道路や橋の仮復旧だと言う。
明日が休みなので、金曜会は木曜会として臨時に開かれる。変則開催の為か参加者は少なく早々のお開きとなる。