10月21日・金曜

曇りのち夕方から雨となる。被災三県の警察官は福島を重点に増員されることとなった。特に第一原発からの避難地域の警備警戒を強化するのが狙いだという。ではその代わり、首都の警察官のかなりの部分を削減すべきであろう。デモの度にあれだけの人員が大した用も無いのに出て来るのだから、その大半は余剰人員と言うべきものである。
午後出社。今週はよく働いた。何だか年年疲れが増す様でもある。理由の一つは給金の少なさにあるが、それは今に始まった事ではない。ここ数年顕著なのは、素っ頓狂な生徒の増加である。むろん学習塾と言う所には、頭が不自由で困っている生徒が訪れる事になるから、学習指導と言う点では仕事の内容は毎年同様である。しかし生活面で余りに突拍子もない子どもが多くなったと感じる。5分もじっとしていられない子どもや1分も考えられない子が増えた。お客様なので大っぴらに叱る訳にも行かないし、また大声で叱った所で大した成果が上がる訳でもない。本質的には家庭での指導と言うか躾の問題と言う事になるが、今更親や家庭を指導する訳にも行かないから、困ったものである。
退社後少し立って飲む。立ち飲み屋の秋刀魚の塩焼きは200円に値下がりし有難い。毎日一匹の割で食す。その後止み間を狙って自転車急行復路運転。矢鱈と警察官と擦れ違う晩だったが、停車を求められることは無かった。ちなみに体内には若干のアルコールが残るが、復路自転車の主燃料はアルコールであるから、それらは直ちに燃焼させ自転車の推進力に替えている。運転士殿は至って冷静で運転技量や交通法規遵守に狂いは無い。其れに夜間は急行自転車も鈍行運転の安全運転である。