6月28日・火曜

昨日立って飲んでいた頃に首相会見。小幅な内閣改造といくつかの退陣条件をあげる。特に目新しいことはない。それにしても退陣を前提として政策を進めると云うのも何とも目茶苦茶な政治状況である。また汚染水処理装置は再稼働したものの、浄化した水を原子炉へ移送する配管が一時間半で壊れ循環注水は停止する。配管は敷地を横断し数キロに及ぶのだという。
新型の火力発電所はメタンを燃料とし、電気と熱を供給でき80万キロワット級でも数百億円で建つと云う。建設費は原発の1割である。それに万が一事故を起こしても国ごと滅ぶ心配もない。排気ガスも清浄なので都市部に隣接して建てられる。送電ロスも少なく、ガスを燃やし始めて一時間で発電できるという。まるでいいことづくめである。文明開化の頃、夜道を照らしたのは電燈ではなく瓦斯燈であった。もう一回ガスに頼る事にしよう。電力各社株主総会脱原発の提案相次ぐ。片端から否決されるが、原発は一企業の手に収まるものではない。政府の方針転換が必要である。
朝は曇り。以後徐々に晴れる。すると薄雲を蒸発させさらに暑くなる。32℃前後まで上がる。九州南部は梅雨明け。こういう日は朝の冷気が残っているから全ての窓を閉め切る方が涼しい。現代住宅はこんな芸当が出来るから兼好も喜ぶだろう。ただし夕方までには暖まり切る。火曜不出社。こう暑いと東北急行は運休し麦酒の出番である。大量に注水し中から冷やす。尤も飲むのは専ら節税麦酒であるが結構旨い。麦酒の酒税の高さは明治の頃の舶来の高級品のままだから、何とかならないものか。