本日から電力使用制限令が発令される。大口需要家は平日15%の削減義務を負い、罰則規定もある。石油危機以来37年ぶりとのこと。それに合わせ木金休みの土日操業や、週休3日制の導入や残業の禁止など、電力節約の為の様々な施策がスタートする。それにしても方方の勤め人は毎朝実に忙しそうに駅に向かうが、苦労して出社したところでどれだけ本当の仕事があるのか不思議である。デフレーションは供給過剰でも起こるから、いっそ9月まで殆ど休みにしてしまえばよいと思う。電力不足も需要不足も一気に解消である。
区民税を払い忘れていた。収入が少ないので納税額は僅かだが、払わないわけにはいかない。郵便局に支払いに行く。徴税書にある徴税責任者の区長の名は4月に変更となり、昔で云うところの革新自治体となった訳だが、取り立てて区政に変化があるわけではなし。地方行政で保革の差を見つけるのは難しい時代となった。税金というものは北欧などの高度福祉国家では、納めると云うより、預けると云う感覚だと聞かされ驚いたことがある。日本では、税金は納める事ですらなく、ふんだくられるものと云う感覚が強い。日本人にはかつて散散納税させられた挙句出鱈目な戦争で痛めつけられたというトラウマがあり、政府の云う事を信用してはならないというある種の洞察力が常に働くものだから、こういうことになる。取られると預けるの懸隔を解消するのはまだまだ難しいと思う。
今日は涼しくなるとの予報だったが、結局相当に晴れ33、4度まで到達する。涼しいと云って外れるのは、暑くなると云って外れるのより精神的損害は大きい。ただし午後から所所雷雨。夜は比較的涼しくなる。午後出社。賞与の出る時期にて、あちこちから夜会に誘われる。無論品川の零細企業にそんなものはなく、午前中に区民としての義務も果たしたので、誘いの交通整理に難渋した。2−3軒のお店を表敬訪問程度に顔を出し、腰を据えて飲むこともなかったので、殆ど素面で帰宅する。