二月が何時まで経っても終わらない物だから雪まで降って来た。早起きし小坂の雪掻きをす。お午過ぎには止む。幸い気温は低くないものだから片端から融け始める。午後出社。長靴を履いて自転車急行を走らせると、人が大勢出て来て雪掻きをしている。それ自体は御苦労な事だか、中には物の順序を間違えている人が幾人も居て困った。雪掻きとは往来の雪を除けて人車の通行を円滑にする作業の事を云う筈だが、態態雪を道路上に放り投げている。車に踏ませて早く解かそうと云う魂胆らしいが、丸で折角集めた塵を引き散らかしている様である。自分では良い事をしている認識なのだろうだろうが、頭の働きが良くないとはこういう行為を差す言葉であろう。退社後は少し飲んで帰った。往来の雪はすっかり消えていて助かった。