12月19日・月曜

関西方面では本日より節電要請を1割に強化。大半の原子炉が停止しているからとの理由だが、此れは一種の我慢比べである。節電はもう辛いから、原子炉を早く動かしてくれと云う声が出るのを、電力会社は期待している様でもある。
お午になった途端に、隣北の国の指導者が急死したとの報が伝わり以後大騒ぎとなる。只死んだとの知らせ以外に取り立てて騒ぐ種も無い。其れでも各放送局は識者を総動員して、死後はああなるこうなると予想して回っていたが、大体死後の世界と云うものは皆目見当がつかないものであり、それは大物指導者でも一庶民でも変わることは無い。
この件で一番割を食ったのは大阪の新市長であろう。選挙後初登庁の日だったが、この話題は何処かにすっ飛んでしまった。その市長は府知事を辞めてまで、態態市長になった変わり種で、始終威勢のいい発言が目立つが、詰まる所、公務員を叩く以外に然したる目的は無い様である。何処の国も自治体もお役人を好き勝手にさせておくと、市民の怒りを買い、仕舞にはこういう青年将校張りの人物が首長になる。お役人も急に給料が減らされては困るだろう。そうならない為には、平素からお役人は引き締めて措かなくてはならないと思った。
午後出社。職場のこの一ヶ月の電気使用量は三割減、金額にして1万3000円であった。退社後は其のまま帰宅す。此の処寒さに体が慣れてきた感じだったが、夜は流石に冷えた。恐らく翌朝は2度程度に下がるであろう。